「負けたくない！」が成功ポイント！

私は生徒さん二人を同時に指導しています。 男の子は国語が苦手で算数が得意、女の子は国語が得意で算数が苦手です。

初期の頃は二人に適切な課題を与え、それを添削して指導することに手一杯でした。
片方の課題を採点している間に、もう片方が課題を終わらせて手があいてしまわないよう、ペース配分にとても苦労していました。
このままでいいのだろうかと思った私は、二人を同時に教えることのメリットを良く考えてみました。

その答えは色々ありますが、何より二人がお互いの勉強している姿を見られる事を利用してみようと考え、「お互いに今、何をしているか」を意識させるようにしてみました。

すると、ふたりの得意科目と苦手科目が真逆なことがあって、苦手科目のときでも、「負けたくない」という気持ちが働き、それぞれの勉強の進捗状況を伝えるだけで、すごく力をいれて学習に取り組むようになりました。
この学習方法は二人ならではのものかもしれませんが、私が一番効果が上がったな、と感じたものです。

また、私が指導をする上で特に気をつけているのは、生徒さんが今どういう状況にいるのか、何を考えているのか、何につまづいているのかに敏感でいることです。
集中力の波、授業前後の用事による疲労、その問題の理解にかけた時間など、様々な要素が生徒さんの態度に影響することが少しずつ経験でき、それに合わせて適度な時間に休憩をとったり、理解しているところまで戻ったりするようにしています。