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【高校受験・小論文】3ステップでスラスラ書けるコツを徹底伝授!

この記事の著者

山本 純

「小論文の構成って?難しすぎて書けない…」
「どうしたらこんなに長文を書けるの?」
「参考書にも構成の作り方の実践例がない…」

こんなことでお悩みではありませんか?

高校受験で多くのお子さんを困らせるのは作文です。

そして作文よりも、もう一段階難しくなるのが小論文。

「高校受験なのにもう小論文!?」と、驚かれる親御さんもいらっしゃいますよね。

小論文の書き方は、お子さんにとっては非常に難しいものがあります。

ですが!小論文の書き方をステップ別にわけてみると、順番通りに行っていけばいいだけなので簡単に書くことができるんです。

そこで今日は、高校受験における小論文の書き方を3ステップにわけて紹介していきます。

この記事を読み小論文の書き方を練習していけば、小論文の書き方が身に付きますので、ぜひ最後まで読んでみてください。



【高校受験・小論文】 書き方のコツ3ステップ

高校受験における小論文の書き方のコツ3ステップは、次の通りです。

1. 作文と小論文の違いを押さえる
2. 小論文の構成を押さえる
3. 志望校の小論文テーマを押さえる

それぞれ解説していきます。



書き方のコツ3ステップ①作文と小論文の違いを押さえる

高校受験における作文と小論文の違いを押さえるコツの一つ目は、作文と小論文の違いを押さえる点です。

というのも、小論文で書く内容と、作文で書く内容はまったく異なってくるからです。

後ほど詳しく解説するので、簡単に結論をお伝えしておくと以下の違いがあります。

● 作文:自分の思いを「自由に」書く
● 小論文:自分の考えを「論理的に」書く

作文よりも小論文のほうが難易度は上になるため、慎重に取り組みましょう。



書き方のコツ3ステップ②小論文の構成を押さえる

続いては、小論文の構成を押さえる点です。

作文の構成と似てはいますが、あなた自身の考えを論理的に伝えるためには、小論文特有の構成を押さえ、それなりの文字数を書かなくてはなりません。

具体的な構成は次の通り。

● 問題提起:結論を伝える
● 意見提示:自分の意見を伝える
● 論拠提示:客観的事実を伝える
● 結論:結論と意見をまとめる

とくに論拠提示という項目が作文と異なり、なぜあなたの意見が正しいと考えられるのか数字や客観的事実(誰かから見て必ず正しいと思える事実)を提示しなければなりません。

この点を押さえて小論文を作成すると、ぐんと点数が伸びるはずです。



書き方のコツ3ステップ③志望校の小論文テーマを押さえる

最後のステップは、志望校の小論文テーマを押さえることです。

というのも、志望校によって毎回出てくるテーマは意外と似ています。

そのため志望校にあわせた小論文テーマを練習して、周辺知識を押さえておくといいでしょう。

もちろん傾向変化もあるため、多数の高校の小論文テーマを取り扱うべきですが、時間がなければ、志望校が良く出題するテーマを中心に学んでいきましょう。



【高校受験・小論文】 書き方3ステップその①作文との違いを押さえる

では実際に高校受験の小論文の書き方について、ステップ別に詳細な解説をしていきます。

まずはステップの一つ目である、作文との違いを押さえるところからです。

具体的な内容は次の通り。

● 作文は主観的な意見を書く試験
● 小論文は客観的な意見を書く試験
● 作文よりも小論文のほうが文字数は多い傾向にある

それぞれ解説していきます。



作文との違い①作文は主観的な意見を書く試験

小論文と作文の違いの一つ目は、作文が主観的な意見を書く試験であることです。

主観的とは自分自身の意見であり、明らかな嘘ではない限り採点官は事実の確認をしません。

たとえば、ボランティア活動について「あなたの考え」をもとに書きなさいといった、「あなたの考え」という文言があれば、作文に近くなると考えていいでしょう。

さらに文字数も200文字程度であれば、ほぼ課題作文です。



作文との違い②小論文は客観的な意見を書く試験

逆に小論文は、客観的な意見を書く試験となります。

客観的な意見とは、誰から見ても納得できる証拠のある意見を指していて、証拠となるデータが必要です。

証拠としてあげられるものは、新聞の情報や各公式サイトに掲載されている一次情報となるデータです。

一次情報という言葉を聞くと凄く難しく感じるかもしれませんが、誰かから見聞きした情報ではなく、きちんとした機関から発表されている内容と覚えておきましょう。

もちろん教科書や資料集、参考書のデータでも構いません。

ですから、先ほどお伝えした「志望校のテーマは演習を重ねよう」という言葉は、目的の一次情報を手に入れるためにも必要な作業だと考えておいてください。



作文との違い③作文よりも小論文のほうが文字数は多い傾向にある

最後は作文と小論文の文字数比較です。

● 作文:200文字から400文字程度
● 小論文:400文字から1,000文字以上

このようになっている場合が非常に多いです。

400文字程度だと作文に近くなるパターンが多く、書くのも比較的、簡単です。

一方で小論文だと、800字から1,000文字程度がボリュームゾーンになってくるので、中学生は記述するだけでも精一杯です。

そのため、小論文がハードな志望校を目指すと決めたら、きちんと意味のある文章をたくさん書けるようにする訓練も必要になる点には注意しましょう。



【高校受験・小論文】 書き方3ステップその②小論文の構成を押さえる

先ほど小論文は800文字から1,000文字付近の記述になるため、文字をたくさん書けるようにならなければならない点をお伝えしましたが、きちんとした意味のある文章をたくさん書くためには、構成がとても大事です。

小論文の構成は、冒頭でもお伝えしましたが以下の通り。

● 問題提起:結論を伝える
● 意見提示:自分の意見を伝える
● 論拠提示:必ず客観的事実を伝える
● 結論:もう一度自分の意見をまとめる

それぞれ詳しく解説していきます。



小論文の構成①問題提起で結論を伝える

小論文の書きはじめは必ず問題提起からスタートします。

問題提起とは、テーマに対して問題になっている点を指摘することです。

たとえば、作文であっても「ボランティア活動に必要なことは何か」というテーマがあったとすると、問題提起の例文は以下のようにたくさん出てくるでしょう。

● ボランティア活動に必要なことは気持ちです
● ボランティアには奉仕の精神が必要です
● ボランティアには時間が必要です

このように記述していきますが、問題提起は具体的であればあるほど、次の意見提示が楽になります。

というのも、「ボランティア活動に必要なことは気持ちです」とするか「ボランティアには奉仕の精神が必要です」とするかでは、以下のような違いがでてくるからです。

ボランティア活動に必要なことは気持ちです→どんな気持ちかを説明する必要がある

ボランティアには奉仕の精神が必要です→奉仕の精神をベースに展開すればいい

とくに小論文は問題提起部分で文字数を使ってしまうと、証拠を出す論拠提示部分で文字数が足りなくなる可能性が高いので、簡潔明瞭な問題提起をしていきましょう。



小論文の構成②意見提示で自分の意見を伝える

問題提起が終わったら続いては、意見の提示を行っていきます。

意見の提示では、なぜ問題提起したのかを詳しく解説していく必要があります。

たとえば「ボランティアには奉仕の精神が必要です。なぜなら、無償で働くことがボランティアの語源になっているからです」というように、「なぜなら〇〇」と理由を伝えていくといいでしょう。

もちろん問題の形式によって伝え方を変える必要もありますが、基本的には上記の伝え方で問題ありません。



小論文の構成③論拠提示は必ず客観的事実を伝える

続いては、小論文特有の論拠提示の構成を見ていきます。

繰り返しになりますが、論拠の提示が小論文における一番のポイントです。

論拠の提示とは、誰から見ても疑いようのない証拠をもとに作られた意見を指しています。

ただこの部分がきちんと書かれていないと、大幅な減点になってしまう点には注意しましょう。

先ほどの例をもとに書くと、「ボランティアには奉仕の精神が必要です。なぜなら、無償で働くことがボランティアの語源になっているからです。この点に関しては、A社国語辞典に『〇〇と』書かれていたことからも良く分かります」となります。

あくまで簡単な例ではありますが、国語辞典という一次情報を取り扱っていることから、「誰が見ても疑いようのない事実」を書いていますね。

このように論拠の提示は一次情報から引用したものをベースとして考えていきましょう。



小論文の構成④結論でもう一度自分の意見をまとめる

最後の結論はとても簡単です。

最初の問題提起と意見提示の内容をまとめて、論点の再確認をするだけになります。

ですから、要約文を書けばいいという点を覚えておきましょう。



【高校受験・小論文】 書き方3ステップその③志望校の小論文テーマを押さえる

ここまで構成の内容について詳しく解説してきましたが、高校受験の小論文の書き方の三つ目として、小論文テーマを押さえる点を各種高校の例題を見ながら確認していきましょう。

具体的な高校名をあげると、次の通りです。

● 駒沢大学高校
● 実践学園
● 日本女子大学付属

それぞれのテーマを確認しながら、どのようなテーマが出題されがちなのかを確認していきましょう。



テーマ事例①駒沢大学高校

駒沢大学高校の場合、以下の小論文が出題されています。

携帯電話やSNSについての考え方を経験をふまえて述べよ(800文字)

携帯電話というとスマホ、SNSというとTwitterやInstagram、Facebookといったツールを指していますよね。

これらのSNSの存在は使い方が多岐にわたるので、学問として学んでおくだけでなく、数回使ってどのような使い方があるのかを知っておく必要があります。

ですから、必要であれば親御さんの監視のもと、利用方法を確認しておきましょう。



テーマ事例②実践学園

実践学園の場合、以下の小論文が出題されています。

消費税率が8%に上がり国民の負担が大きくなったが、あなたの考える税金の有効な使い道とは(600文字)

消費税が段階的にあがった事実に対して、どのような税金の使い方があるかを述べる小論文です。

当然ではありますが、消費税がどのような財源(国が支出するお金)に使われているかをインプットしていなければ、難しい小論文です。

このように、社会一般の教養と公民に関する知識が試されることも多いと覚えておきましょう。



テーマ事例③日本女子大付属

日本女子大付属高校の場合、以下の小論文が出題されています。

日本の人口の過去と未来に関するグラフを分析し、人口変動が将来の日本にもたらす問題及びその対策について論ずる。(1000文字から1200文字)

問題文には日本の人口を年齢別に記載したグラフが記載されていたようなので、その分析結果を証拠として論述する必要がある、難易度の高い問題です。

さらに一般的な問題として、人口が減少することによる影響がどこに起こるのかを学習してきた知識から関連付けしなければならない点に注意しましょう。

より実践的な学習として、一度この問題について構成を作る方法を以下で解説していきます。



【高校受験・小論文】 書き方を実践してみよう!

それでは実践問題として、小論文の書き方の中でも構成部分に関して日本女子大学付属を例に考えてみましょう。

もう一度構成内容を確認しておくと、次のようになります。

● 問題提起:結論を伝える
● 意見提示:自分の意見を伝える
● 論拠提示:客観的事実を伝える
● 結論:結論と意見をまとめる

それでは早速見ていきましょう。



書き方の実践①問題提起

日本女子大学付属の問題をもう一度確認しておくと、以下の通りです。

日本の人口の過去と未来に関するグラフを分析し、人口変動が将来の日本にもたらす問題及びその対策について論ずる。(1000文字から1200文字)

日本の人口は一般的に少子高齢化社会であり、出生率も下がっているので今後も高齢化が進みながら人口減は進んでいくでしょう。

となると、問題になるのは若者の社会保障費負担増です。

この点に関しては、普段の新聞やニュースを見て、今社会で問題になっている点をどんどん確認しておきましょう。



書き方の実践②意見提示

問題提起部分が決まったら、続いて意見の提示を行っていきます。

先ほど「社会負担増」を問題提起としたので、あなたなら社会負担増をどうすべきなのかを考えて提示しましょう。

具体的には、次のような意見提示があります。

● さらに社会負担増をしてみんなが福祉を受けられる国を作るべきだ
● 社会負担をできるだけ下げて福祉も最低限にしたほうがいい

どちらの論理も証拠を提示するための国家のデータベースがあるため、その国のデータをもとに次の論拠提示を行っていきます。



書き方の実践③論拠提示

先ほどの意見提示に対して考えられる論拠の提示は、国のデータです。

日本の税率、たとえば消費税をベースにして考えてもいいでしょう。

社会負担増の場合:スウェーデンは消費税25%もあるが軽減税率もある点

社会負担減の場合:アメリカでは消費税がない州もあり国家は最低限の保証しかしない点

中学生段階で国家間の消費税の違いを習うことはありませんが、消費税増税というキーワードを元にして、各国の数字は当然、見ておくべきです。



書き方の実践④結論

最後の結論はまとめの文章なので、100文字程度書くだけで大丈夫です。

小論文となると、各国のデータや日本の現状を知っておく必要がある点はわかりましたよね。

となると、日常の5教科の勉強も必須ですが、社会問題に対してどれだけ主体的に学べているかという点も、高い偏差値帯では必要になってくるという点を忘れてはいけません。



小論文の書き方は作文より難しい。今日から実践あるのみ!自信を持って書けるようしておこう

小論文というと親御さんは大学受験で問われるのでは?と思われるかもしれませんが、多くの高校で出題されています。

それに冒頭部分でもお伝えしましたが、作文より小論文のほうが明確な証拠を提示しなければならないので、難しさが一段階あがります。

ですから小論文の書き方を早いうちから勉強し、書くことに慣れることが重要です。

3ステップを使って今のうちから何度も練習しておけば、必ず小論文の書き方が身に付きますので、実践あるのみです。



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