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中学と高校の違いとは?志望校を決める前に知っておくべきこと

この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者

多くの人が中学生になって初めて経験する「受験」。
「うちの子、受験モードにならなくて…大丈夫かしら」「受験勉強って、何をさせた
らいいのかわからない」とお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。

受験に向けてまずやるべきことは『志望校を決めること』です。
目標を定めることで現在地との差がわかり、具体的な勉強内容や学習計画が立てられるようになるからです。

この志望校を決めるときに重要なのが『中学と高校の違い』を知っておくこと。

中学と高校では学習・生活・行動・気持ちの面であらゆる違いがあります。
高校生活は、お子さんの人生においても大きな転換期です。
高校に入学してから『こんなに遠いなんて、知らなかった』『思っていた進路に進めない』と後悔しないためにも、中学と高校、何が違うのかを知っておきましょう。

そして、まだ志望校が決まっていないお子さんの中には
『そもそも、中学校と高校の違いって何?』
『高校って、行ったほうが良いの?』
『高校に行って、なにか良いことあるの?』
と思っているお子さんもいるのではないでしょうか。

そこで、『中学と高校の違い』について4つのポイントにまとめたので、ぜひ志望校選びの参考にしてみてください。
また、あすなろに在籍する家庭教師の先生に『高校について』のアンケート調査を行いました。「なかなか受験への意識が上がらない…」「高校に行く意味あるの?」そんなお子さんの動機づけになれば幸いです。ぜひ併せてみてくださいね。



中学と高校の違い01:通学時間と通学スタイル

公立小学校から中学校へ進学したお子さんは同じ小学校の友達と馴染みの路を歩いて学校へ行くというスタイルで、通学時間も小学校時代にプラス10分,20分といった時間で通学出来ているのではないでしょうか。

高校は必ずしもそうだとは言えません。

学力、将来の目標を見据えて選んだ学校への通学は長い時間電車に乗ったり、バスを利用して通学するスタイルとなります。そして、通学時間は今までよりも長くなっていることでしょう。

「高校は楽しいけれど、忙しい」という声をよく聞きますが、部活に所属した場合は部活に費やす時間も長くなるので学習時間を捻出するために自由に使える自分の時間が減ってしまいます。そのため通学時間を利用した勉強法を工夫することをおすすめします。



中学と高校の違い02:学習面(科目の細分化と専門性)

授業内容・科目

『学年が上がるにつれて、勉強が難しくなって、授業のスピードも上がっていく』と中学校では言われてきたと思いますが、学習レベル・学習量ともに中学と高校の差は想像以上に大きく、細分化された科目数は大幅に増加、より専門性を重視した内容の勉強をすることになります。

例えば・・・

国語 → 現代文/言語文化/論理国語/文学国語/国語表現/古典探究
英語 → 英語コミュニケーション英語(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)/論理・表現(I/Ⅱ/Ⅲ)
数学 → 数学(Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ/A/B)/数学活用
理科 → 科学と人間生活/物理基礎/物理/化学基礎/化学/生物基礎/生物/地学基礎/地学
社会 → 地理歴史(地理総合/地理探究/歴史総合/日本史探究/世界史探究)・公民(公共/倫理/政治・経済)

中学校とは比べようのないほど学習量が増えるのがひと目でわかりますよね。しかも、どの科目も学ぶべき内容が増えるので、学校の授業は予習復習しているのを前提に進んでいきます。難易度も進度も圧倒的に上がるので『予習復習』は中学時代よりも一層重要になります。

一般的には高校2年生からは文系・理系に分かれて授業が行われ、芸術(音楽・美術・書道)などは選択科目となります。大学受験に向けたカリキュラムが学校ごとに組まれていて、内容は大学入試に向けたものになります。

課題の量

高校では課題が出されます。週末課題(週末に出される課題)や、毎日課題がある、という高校もありますが、課題のボリュームやスケジュールは学校により様々です。授業の予習復習、課題の提出、さらに部活動となると高校生が忙しい理由が分かりますね。

テスト

高校の学期末・学年末テストは科目数が増えるので全ての科目のテストがあると5日間に及ぶ場合もあります。科目が細分化されているので、より専門的な知識が要求され問題も難しくなっています。更に、高校1年生の最初のテストで差がついてしまうとその後はどんどん授業が進んでしまうので順位を覆すのは想像以上に難しいことになります。ですから、中学以上に早い段階でテストに向けた準備が必要となります。

補習・模試

中学時代はお休みの日にある行事といえば、運動会や部活の大会ぐらいでしたが、高校では土日に模試が開催されたり、長期休暇中に補修があります。早朝や放課後に補修を行う学校もあります。

進路・受験

高校入試と比べて大学入試は科目数が増えます。国立大学の入試は原則5教科7科目です。日程は地域差がありますが、2~3月で高校入試は行われていましたが、大学入試は共通テストや私立大学は1月に試験が開催されます。一般入試の範囲は高校3年間で学習した内容を土台としているため、1科目当たりの勉強量が多くなります。



中学と高校の違い03:自由度

全国の3割程度の中学では部活動に所属する必要があります。しかし、高校では部活動への参加は自由。アルバイトを禁止している学校もありますが、一般的には高校生からアルバイトが出来るようになるので放課後バイトをすることも可能です。社会と接点を持つことで良い経験も出来ますよね。ただ、前述の通り勉強が大変になるので自分で行動を管理しながら主体性を持った責任のある行動が求められます。

校内に自動販売機や購買などがあって食べ物・飲み物の購入が可能な学校も多いです。また、私服通学が可能であったり持ち込める所持品も増えます。



中学と高校の違い04:高校ごとの特徴

高校には同じ学力・目標を持った生徒が集まります。そのため学校の特徴が明瞭になります。勉強に力を入れている進学校、部活に力を入れているスポーツ強豪校、国際社会で通用するために欠かせない語学教育に力を入れている高校など、その学校があるエリアでは地域の方々が学校の特徴を意識しているでしょうし、地域の特徴は皆さんが志望校を決める場合の動機づけにもなります。

他にも、商業・工業・農業などの専門性のある学校は、学習内容や取得資格、就職先などで普通科の学校と比べると別の魅力があります。まだ男子校と女子校でも特徴が違います。



『高校について』のアンケート結果

『中学と高校の違い』について4つのポイントにまとめてみましたが、いかがでしたか? 学習面で難易度が上がりますが、自分で学びたいことを自分で選択できるようになるので目標を持っているお子さんであれば充実した高校生活が待っているでしょう。

次にあすなろに在籍する家庭教師の先生に行った『高校について』のアンケート調査を紹介します。

グラフ:中学と高校の違い

同じ学力や目標を持った友達と高校で出会い切磋琢磨できる環境下にいることが良い影響を与えてくれることから「仲間」と「学習面」は相乗効果をもたらすと答えてくれた先生が多くいました。気持ち・行動面では、高校生になると自由度が増えるので学校帰りに友達と寄り道をして帰る、という楽しみも増えたようです。行動範囲が急に広くなるので羽目を外さずに責任ある行動が必要にもなります。

先生たちの声

一部ですが、先生たち声を紹介します。

中学と高校の違い

  • 自分のやる気次第でなんでもできること。そして、その頑張りを正当に評価してくれる人も増えること。

  • 高校は自分という人間がこれからどこを目指していくのかを主軸に何をすべきで、何をするべきでないかの取捨選択する力を付けられた。

  • 自分に近い学力の仲間が集まり、切磋琢磨できるところ。別々の大学に進んでも、住む場所が遠くても会いたいと思える大事な仲間が見つかるところ。

  • 専門性のある勉強ができる

  • 高校ではより細かな専門的な勉強ができ、その分野に詳しい先生方が増える

  • 選択教科が増え、自分の興味関心のある分野が、より学びやすくなったところ。

  • 高校はいわば学力別なので、(学力的に)自分と同程度、あるいは上の人ですら夢に向かって頑張っているのなどを見ると共に頑張ろうと思えるし、そういった意味で「尊敬できる」友達の割合が中学より増えること。もちろんリスペクトはなくても友情は育めるし、それもひとつ大事だが、リスペクトを含んだ友情の場合より深いかかわりあいができ、自分を成長させてくれた。

  • 部活の種類が増え、運動部も文化部も楽しそうでした。また、中学に比べ校則も少し緩くなるところもあるので、可愛い鞄やペンケースを持つことができることです。

  • 高校生活は、中学では考えない「将来の事」を考える時間を持てること

  • 能動的に学ぼうとした時に環境が充実していることです。

  • 中学は勉強をさせられている感覚だったが、高校ではより専門的な科目と特徴的な先生のおかけで、進んで勉強をするようになった。(強制→趣味)

  • 理科が物化生地の4科目になったり、数学がⅠA、ⅡB、Ⅲになったりと細分化されて学べるところがいいところだと思います。

  • 自分のレベルに合った学習ができる

  • 高校では、同じレベルの学力層の中でお互いに高めあえること

  • 高校は社会・理科系で人に差をつけやすいこと

  • 高校は中学と違い、義務教育ではないので学校のカリキュラムが自分の将来に直結しやすいことです。

※2022年4月時点の受験生を担当した先生のアンケートからご紹介しています。



充実した高校生活を送るために

中学と高校の違いの4つのポイントとあすなろに在籍する家庭教師の先生の『高校について』のアンケート調査結果をご覧いただきました。
「なかなか受験への意識が上がらない…」
「高校に行く意味あるの?」
そんな気持ちでいたお子さんの動機づけになったのではないでしょうか?

そして、志望校を決める際に実践して欲しいことがもう一つあります。

それは、オープンスクールや学校説明会へ行くということです。
実際に学校へ行き、学校の雰囲気を感じたり、先輩や先生の話を聞いたり、設備を見たり、授業を見学したり、ということができるオープンスクールでたくさんのことを感じとってください。

そして志望校が決まったら、努力を惜しまず目標に向かって進んでください。
具体的な戦略を立てたい、先を見据えた志望校を選ぶにはどうしたら?とお悩みでしたら、お気軽にあすなろまでご相談くださいね。

この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者

私自身、不登校になった期間があります。でも、あるキッカケのおかげで立ち直ることができ、学校に通うことができました。勉強にも苦労しました。とても厳しい部活で成績が悪いと練習に参加できないため、家に帰ってから必死に勉強しました。でも、疲れていて集中できない。勉強のやり方もわからない。気持ちばかりが空回り…。そんな状態を救ってくれたのが友達のお父さんでした。時間や勉強の仕方を少し工夫するだけで成績は伸ばせることを教えてくれました。ちょっとしたキッカケや工夫で状況は大きく変えられることを、自分の経験を活かして、一人でも多くのお子さんに伝えていきたいと思います。

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