勉強法

中学生の成績が悪いとき、親はどうする?原因の見分け方と立て直す7つの方法

この記事の著者

木村 美紀 / 家庭教師のあすなろ お悩み解決サポーター

「中学生の子どもの成績が悪いけれど、親はどうすればいい?」

「定期テストで平均点以下ばかり。このまま高校受験を迎えて大丈夫?」

「勉強しなさいと言っても聞かないし、どうすれば成績が上がるのかわからない…」

お子さんの成績が悪いと、保護者の方も心配になりますよね。

特に、中学生になってからテストの点数が下がったり、苦手教科が増えたりすると、

「もっと勉強させた方がいい?」
「塾に通わせるべき?」
「親の接し方が悪いのかな?」

と、いろいろなことが気になると思います。

でも、成績が悪いからといって、いきなり勉強時間を増やしたり、新しい問題集を買ったりすることが正解とは限りません。

先に結論をお伝えすると、中学生の成績が悪いとき、親が最初にすべきことは「なぜ点数が取れないのか」を確認することです。

なぜなら、同じ30点の子でも、

「勉強のやり方がわからない」

「毎日勉強しているのに、テストでは解けない」

「前の学年の内容からわからなくなっている」

「勉強すること自体が嫌になっている」

など、原因はさまざまだからです。

たとえば、数学で30点だったとしても、計算問題は解けるのに文章問題で失点している子と、正負の数の計算からつまずいている子では、必要な対策が異なります。

だからこそ、

「成績が悪いからもっと勉強する」のではなく、「どこで点数を落としているのかを見つけ、必要な勉強に変える」

ことが大切なんです。

この記事では、中学生の成績が悪いときに親がまず確認したいことから、成績が上がらない7つの原因、具体的な勉強法、学年別の対応、親の声かけまで詳しく解説します。

「何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひできるところから試してみてください。

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もくじ

中学生の成績が悪いとき、親が最初にすべき3つのこと

お子さんのテストの点数が悪いと、

「どうしてこんな点数なの?」
「ちゃんと勉強していたの?」

と聞きたくなるかもしれません。

もちろん、テストの結果を確認することは大切です。

でも、点数だけを見ても、何を改善すればよいかはわかりません。

まず確認してほしいのは、次の3つです。

  1. 本人の点数と学校平均との差を確認する
  2. 間違えた問題の種類を確認する
  3. 普段どのような勉強をしているか確認する

1.本人の点数だけでなく、学校平均との差を見る

たとえば、数学のテストで45点だったとします。

このとき、

学校平均が50点なら、平均との差はマイナス5点。

学校平均が75点なら、平均との差はマイナス30点。

ということになります。

同じ45点でも、学校平均との差は大きく異なります。

また、前回のテストと比較することも大切です。

たとえば、

前回:本人40点、学校平均65点

今回:本人50点、学校平均60点

という結果だった場合、本人の点数は10点上がっています。

さらに、平均との差もマイナス25点からマイナス10点へと縮まっています。

まだ平均点には届いていませんが、前回と比べて変化が見られます。

※この点数は説明のための仮定例です。

ただし、テストは毎回範囲や難易度が異なるため、平均との差だけで学力の伸びを断定することはできません。

点数・学校平均・答案の内容をセットで確認することが大切です。

2.基本問題と応用問題のどちらで間違えているか確認する

次に見てほしいのが、テストの答案です。

たとえば数学で30点だった場合でも、

  • 正負の数や文字式など、基本的な計算で間違えている
  • 計算はできるが、文章問題になると解けない
  • 解き方はわかるが、途中で計算ミスをしている
  • 難しい問題に時間を使い、最後まで解き終わらなかった

というように、失点の原因はさまざまです。

英語なら、

  • 英単語を覚えていない
  • 基本的な文法がわからない
  • 英文を読めても自分では書けない
  • 長文になると内容を理解できない

などに分けてみましょう。

「何点だったか」だけでなく、

「何がわからなくて、その点数になったのか」

まで確認することが、立て直しの出発点です。

3.勉強時間よりも、普段の勉強の中身を確認する

保護者の方からすると、

「毎日1時間も勉強しているのに、どうして点数が悪いの?」

と感じることもあると思います。

でも、同じ1時間でも、何をしているかによって身につくことは異なります。

たとえば、

  • 教科書を何度も読む
  • ノートをきれいにまとめる
  • 学校ワークの答えを写して終わらせる
  • 答えを隠して問題を解く
  • 間違えた問題を翌日に解き直す

これらは、すべて同じ「勉強時間」に含まれる場合があります。

もちろん、教科書を読むことやノートをまとめることにも意味はあります。

ただし、テストでは、何も見ずに知識を思い出したり、自分で問題を解いたりする必要があります。

学校ワークを10ページ進めたとしても、その問題を答えを見ずに解けなければ、理解が十分ではない可能性があります。

「何時間やったか」より、「勉強した内容を自分でできるようになったか」を確認してみましょう。


中学生の成績が悪くなる7つの原因

成績が悪い理由は、お子さんによって違います。

ここでは、家庭で確認したい7つの原因を紹介します。

実際には、複数の原因が重なっている場合もあります。

原因1|小学校や前の学年の基礎につまずきがある

中学校の数学や英語では、前に習ったことを使って新しい内容を学ぶ場面があります。

たとえば、中2の連立方程式がわからない場合です。

連立方程式だけを何度も解いても、うまく理解できないことがあります。

原因を探すと、

「中1の一次方程式がわからない」

「文字式の計算で間違える」

「正負の数の計算があいまい」

というところで止まっているかもしれません。

場合によっては、小学校で習う分数の計算まで戻る必要があることもあります。

英語でも同じです。

中2・中3の文法がわからない原因として、

  • be動詞と一般動詞の違いがわからない
  • 主語によって動詞の形が変わることを理解していない
  • 肯定文・否定文・疑問文の作り方があいまい
  • 基本的な英単語を覚えていない

といったことが考えられます。

この場合、今習っている内容だけを繰り返しても、なかなか理解が進まないかもしれません。

大切なのは、

「今わからないところ」だけでなく、「最初にわからなくなったところ」を見つけることです。

原因2|学校の授業がわからないまま進んでいる

中学生になると、教科ごとに先生が変わり、学習する内容も増えていきます。

学校の授業は、基本的に決められた進度で進みます。

そのため、一度わからなくなった内容を十分に理解できないまま、次の単元へ進んでしまうことがあります。

たとえば、

授業で方程式がわからなくなる
↓
次の授業でさらに難しい問題が出る
↓
学校ワークも自力で解けなくなる
↓
テスト前に何から勉強すればいいかわからなくなる

という流れです。

このような状態が続くと、勉強に対する苦手意識も強くなる可能性があります。

授業についていけているか確認するには、

「今日習った問題を、家で何も見ずに解ける?」

と聞いてみる方法があります。

説明を聞けばわかるけれど、自分では解けないという場合は、授業で学んだ内容を使う練習が不足している可能性があります。

原因3|勉強しているのに、やり方が点数につながっていない

「毎日勉強しているのに、平均点以下」

「学校ワークを3周したのに、テストで30点」

という場合は、勉強方法を確認しましょう。

たとえば学校ワークを3周していても、

  • 答えを見ながら問題を埋めている
  • 間違えた問題に赤で正解を書いて終わっている
  • できる問題ばかり繰り返している
  • 前日に覚えた内容を、その後確認していない

という状態では、テストで自力で答える練習が不足している可能性があります。

そこでおすすめなのが、

  1. まず答えを見ずに問題を解く
  2. 丸付けをする
  3. 間違えた問題の解説を確認する
  4. 答えを閉じてもう一度解く
  5. 翌日や数日後にも解けるか確認する

という方法です。

「ワークを終わらせる」から「自力で解けるようにする」へ、勉強の目的を変えてみましょう。

学校ワークの具体的な使い方については、ワークをやっているのに点が取れない原因と解き直しのやり方でも紹介しています。

原因4|家庭学習の習慣がなく、テスト前だけ勉強している

普段はほとんど勉強せず、テスト1週間前になってから慌てて勉強する子もいます。

この場合、テストまでに、

  • 学校ワークを終わらせる
  • 英単語を覚える
  • 理科・社会の重要語句を覚える
  • 数学の問題を解き直す
  • 苦手な単元を復習する

といったことを、一度に進めなければならなくなる場合があります。

その結果、ワークを終わらせるだけで精一杯になり、間違えた問題の復習まで手が回らないことがあります。

ただし、家庭学習の習慣がない子に、いきなり毎日2時間の勉強を求める必要はありません。

まずは、

「今日学校で習った数学の問題を1問解く」

「英単語を5個確認する」

といった短い課題から始める方法があります。

原因5|苦手教科を避けて、得意な勉強ばかりしている

勉強が苦手な子ほど、わからない問題に取り組むのは大変です。

そのため、

「数学が苦手だから、社会の暗記ばかりする」

「英語がわからないから、得意な国語だけ勉強する」

といった状態になっている場合があります。

もちろん、得意教科を勉強することが悪いわけではありません。

ただ、苦手教科の基礎がわからないまま授業が進むと、その後も困ることがあります。

たとえば数学が苦手なら、1日に何十問も解くのではなく、基本計算を数問だけ確認する方法があります。

苦手教科を長時間勉強することより、わからない部分を放置しないことが大切です。

原因6|生活リズムや疲れで勉強に集中しにくい

中学生になると、部活動、通学、習い事などで忙しくなる場合があります。

学校から帰ってきた時点で疲れていると、家庭学習に取り組むことが難しいかもしれません。

また、睡眠不足などが学習に影響する可能性もあります。

この場合、

「勉強時間を増やそう」

と考える前に、

  • 学校から何時ごろ帰宅するか
  • 宿題を始める時間が遅くなっていないか
  • 睡眠時間を十分に確保できているか
  • 部活動や習い事の負担が大きすぎないか

を確認しましょう。

勉強のために睡眠時間を削り続けることは避けたいところです。

原因7|勉強への苦手意識や学校生活の悩みがある

成績が悪い状態が続くと、

「どうせ勉強してもできない」

「自分は勉強が苦手だから無理」

と感じる子もいるかもしれません。

また、学校生活や友人関係で悩みがある場合、勉強に取り組む余裕がなくなっていることも考えられます。

ただし、成績が悪いという理由だけで、本人が自信を失っている、心身に不調があるなどと決めつけることはできません。

普段と比べて、

  • 元気がない
  • 学校に行きたがらない
  • 睡眠や食欲に大きな変化がある
  • 勉強以外のことにも興味を示さなくなった

などの様子がある場合は、学習面だけでなく本人の状態を確認しましょう。

必要に応じて担任の先生、スクールカウンセラー、医療機関などへ相談することも大切です。


中学生の成績が悪いとき、原因別に何をすればいい?

ここまで7つの原因を紹介してきましたが、

「うちの子は、どれに当てはまるの?」

と迷う方もいるかもしれません。

そんなときは、普段の様子とテストの答案を使って、次のように確認してみましょう。

勉強していない・始められない場合

まず確認したいのは、

  • 何を勉強すればいいかわかっているか
  • 学校のワークを自力で解けるか
  • 勉強を始める時間が決まっているか
  • 疲れや学校生活の悩みがないか

ということです。

勉強の内容がわからない場合は、やる気の問題だけで考えず、最初に解く問題を一緒に選んでみましょう。

毎日勉強しているのに成績が悪い場合

まず、勉強した内容を答えを見ずに解けるか確認しましょう。

ノートをまとめる時間が長い場合は、その一部を問題演習や解き直しに使う方法があります。

また、テスト範囲の基本問題だけでなく、少し条件の違う類題でも確認してみましょう。

特定の教科だけ成績が悪い場合

たとえば数学だけ極端に点数が低いなら、必要な計算や方程式の基礎を確認します。

英語だけ低いなら、単語や基本文法が理解できているか確認します。

教科ごとの苦手に合わせて、戻る単元を決めましょう。

5教科すべて成績が悪い場合

5教科すべての点数が低い場合は、学習時間だけでなく、勉強方法や学校の授業の理解度なども確認しましょう。

最初から5教科すべてをやり直そうとすると、負担が大きくなる場合があります。

まずは、特に基本問題でつまずいている教科や、現在の授業に影響している単元から取り組んでみましょう。

大切なのは、成績が悪いという結果から対策を決めるのではなく、原因に合わせて対策を変えることです。


中学生の成績を立て直す7つの勉強法

成績が悪い原因を確認できたら、次は具体的な勉強方法を変えていきましょう。

ここでは、家庭でも取り組みやすい7つの方法を紹介します。

最初からすべてを始める必要はありません。

今のお子さんに必要なものを選んでみてください。

方法1|テストの答案から「次にできるようにしたい問題」を選ぶ

最初にやってほしいのは、前回のテストで間違えた問題を整理することです。

すべての問題を一度に解き直す必要はありません。

まずは、基本問題の中から、今後の授業にもつながるものを選んでみましょう。

たとえば数学なら、

  • 正負の数の計算
  • 文字式
  • 一次方程式
  • 現在の単元で使う基本計算

などです。

最初は3〜5問程度を選び、答えを見ずに解けるか確認してみてください。

「これならできる」

という問題が見つかれば、そこから勉強を始められます。

方法2|わからない単元は、必要なところまで戻る

今の授業がわからない場合、無理に難しい問題を解き続ける必要はありません。

まずは一つ前の知識を確認しましょう。

たとえば中2の連立方程式で止まっているなら、中1の一次方程式を確認します。

一次方程式は解けるのに連立方程式が難しいなら、連立方程式の基本へ戻ります。

反対に、一次方程式も解けないなら、さらに前の文字式や計算を確認します。

「何年生の内容まで戻るか」ではなく、「どこまでなら自分で解けるか」で戻る場所を決めましょう。

数学の戻り方については、中学生の数学を基礎からやり直す方法で詳しく紹介しています。

方法3|学校の授業に合わせて、短い予習・復習をする

勉強が苦手な子ほど、学校の授業で初めて聞く内容が多いと、理解するのが難しくなることがあります。

そこで、授業の前に教科書を少し確認してみましょう。

たとえば、

「明日は一次関数を習う」

とわかっているなら、教科書の見出しや例題を先に見ておきます。

全部理解する必要はありません。

「次はこういう内容を習うんだな」

と確認するだけでも構いません。

授業が終わったら、その日に習った基本問題を一問解いてみましょう。

予習と復習の両方に長時間かける必要はありません。

今のお子さんが無理なく続けられる内容から始めることが大切です。

方法4|学校ワークを「提出するための勉強」から変える

学校ワークを解くときは、次のように分けてみましょう。

  • ○:何も見ずに自力で正解できた問題
  • △:正解したけれど迷った問題、ヒントを見た問題
  • ×:間違えた問題、解き方がわからない問題

そして、△と×の問題を中心に復習します。

間違えた問題は、

解説を確認する
↓
答えを隠す
↓
最初から自力で解く
↓
翌日もう一度確認する

という順番で進めてみましょう。

ワークを何周したかより、

最初に間違えた問題が、最後には自分で解けるようになったか

を確認することが大切です。

方法5|覚えた内容を「思い出す勉強」に変える

英単語や理科・社会の用語などは、何度も読んで覚えようとする子もいます。

もちろん、最初に読むことは必要です。

ただし、読んだ直後に覚えたつもりになっていても、翌日には思い出せないことがあります。

そこでおすすめなのが、答えを隠して自分で思い出す練習です。

たとえば英単語なら、

  1. 今日覚える単語を5個選ぶ
  2. 意味とつづりを確認する
  3. 答えを隠して、自分で書いてみる
  4. 間違えた単語を確認する
  5. 翌日や数日後にもう一度テストする

という方法があります。

学習を複数日に分ける方法や、覚えた内容を自分で思い出す練習は、学習研究でも推奨されています。

ただし、この方法で必ず何点上がるという意味ではありません。

お子さんの理解度に合わせて取り入れてみましょう。

方法6|勉強時間ではなく「今日できるようになること」を決める

「今日は2時間勉強する」

という目標を立てても、何をすればよいかわからない子もいます。

そこで、時間だけでなく、具体的な内容を決めましょう。

たとえば、

  • 数学の基本計算を3問解く
  • 英単語を5個覚えてテストする
  • 国語の漢字を10個確認する
  • 理科のワークで間違えた問題を2問解き直す
  • 社会の重要語句を5つ説明できるようにする

といった目標です。

この中から、今のお子さんが取り組めそうな内容を選びましょう。

勉強習慣がない子は、短時間から始めても構いません。

大切なのは、

「今日は1時間やった」

だけでなく、

「昨日できなかったこの問題を、今日は自分で解けた」

という変化を増やしていくことです。

方法7|家庭だけで難しいときは、学校や学習支援を活用する

勉強が苦手な子ほど、

「どこがわからないの?」

と聞かれても、

「全部わからない」

「わからないところがわからない」

と答えることがあります。

この場合、本人だけで復習する範囲を決めるのは難しいかもしれません。

また、親が教えようとすると、言い争いになってしまうこともあります。

そんなときは、学校の先生や塾、家庭教師などに相談する方法があります。

相談するときは、

「今の授業を教えてほしい」

だけでなく、

「どこからつまずいているのか確認してほしい」

と伝えてみましょう。

現在の理解度がわかれば、勉強する内容を絞りやすくなります。


成績が悪い中学生は何から勉強すればいい?5教科別の優先順位

「成績が悪い原因は何となくわかった」

でも、

「結局、何から勉強させればいいの?」

と思う方もいるかもしれません。

5教科すべての点数が低い場合、全部を一度にやり直そうとすると負担が大きくなります。

そこで、まずは優先順位を決めましょう。

数学|今の授業につながる計算・方程式を確認する

数学で基本問題の失点が多い場合は、今のテスト範囲を繰り返す前に、必要な基礎が身についているか確認しましょう。

たとえば、

連立方程式がわからない
↓
一次方程式を確認する
↓
文字式を確認する
↓
正負の数を確認する

という順番でさかのぼる方法があります。

ただし、最初からすべてをやり直す必要はありません。

解けるところが見つかったら、そこから今の単元へつなげていきましょう。

英語|単語と基本文法を確認する

英語で点数が低い場合は、次の内容を確認してみましょう。

  • 基本的な英単語の意味がわかるか
  • be動詞と一般動詞の違いを説明できるか
  • 肯定文・否定文・疑問文を作れるか
  • 現在形と過去形の違いがわかるか
  • 短い英文を自分で書けるか

たとえば中2・中3でも、be動詞と一般動詞の使い方があいまいな場合は、中1の文法へ戻って確認しましょう。

また、英単語を覚えるときは、眺めたり何度も書いたりするだけでなく、答えを隠して意味やつづりを思い出す練習も取り入れます。

国語|漢字・語句と読解問題を分けて確認する

国語が苦手な場合は、まず失点している問題の種類を確認します。

漢字や語句で失点しているなら、テスト範囲から覚え直す方法があります。

読解問題が苦手なら、答えを覚えるだけでなく、

「本文のどこに答えの根拠が書いてあるか」

を探す練習をしましょう。

記述問題では、設問が何を聞いているかを確認し、必要な内容を短くまとめるところから始めます。

理科|重要語句と計算・実験問題を分ける

理科は、単元によって必要な勉強方法が異なります。

たとえば、

  • 生物:図と名称、はたらきの関係を確認する
  • 化学:物質の性質や実験結果の理由を理解する
  • 物理:公式の意味や計算方法を確認する
  • 地学:図や資料を使って現象の仕組みを理解する

などです。

用語を覚えていても、計算や実験の考察で点数を落としている場合があります。

暗記だけで済ませず、学校ワークの問題を自力で解けるか確認しましょう。

社会|重要語句を覚え、つながりまで理解する

社会では、まず学校の授業で習った重要語句を確認しましょう。

そのうえで、

  • 歴史:出来事の順番と、その理由
  • 地理:地域の特徴と地図・統計資料
  • 公民:制度の名称と、その役割や仕組み

を結び付けて覚えます。

たとえば歴史なら、人物名だけでなく、

「その人物は何をしたのか」

「なぜその出来事が起きたのか」

まで説明できるか確認してみましょう。

5教科すべて悪い場合は、何を優先する?

5教科の点数がすべて低い場合、最初に確認したいのは次の3つです。

  • 基本問題がほとんど解けていない教科はどれか
  • 今の授業で、前の単元の理解が必要な教科はどれか
  • 次のテストまでに、どの教科のどの単元を改善できそうか

たとえば数学と英語に大きな理解不足がある場合は、この2教科の基礎を少しずつ確認しながら、理科・社会・国語も学校の授業に合わせて進める方法があります。

ただし、数学と英語を必ず最優先にすべきという意味ではありません。

本人の答案や学校の進度に合わせて、最初に取り組む教科を決めましょう。

最初から5教科すべてを完璧にするのではなく、優先する1〜2教科と単元を決めることがポイントです。


成績が悪い中学生に、親がやらない方がいいこと

お子さんの成績が悪いと、保護者の方も焦ってしまうと思います。

ただし、心配する気持ちからの行動が、本人の負担になる場合もあります。

ここでは、注意したい対応を紹介します。

「どうしてこんな点数なの?」と責める

テストで30点だったとき、

「どうして30点しか取れなかったの?」

と聞きたくなるかもしれません。

でも、この質問だけでは、本人もどう答えればよいかわからない場合があります。

そんなときは、

「どの問題が一番難しかった?」

「この問題は、どこからわからなかった?」

と聞いてみましょう。

点数の理由を責めるより、間違えた原因を一緒に探す方が、次の勉強につなげやすくなります。

友達や兄弟姉妹と比較する

「同じクラスの子は80点だったのに」

「お兄ちゃんはもっと勉強していたよ」

という比較は、本人が次に何を改善すればよいかを考える助けにならない場合があります。

比べるなら、以前の本人と比較してみましょう。

たとえば、

「前はできなかった方程式が、今日は解けるようになったね」

という確認です。

ただし、以前の点数との比較も、本人を責めるために使わないことが大切です。

いきなり毎日何時間もの勉強計画を立てる

成績が悪いからといって、急に長時間の勉強を始めると、負担が大きくなる場合があります。

特に勉強習慣がほとんどない子は、短い課題から始める方法があります。

ただし、短時間だけで必要な学習がすべて終わるとは限りません。

勉強に取り組めるようになってきたら、学校の進度や理解度に合わせて少しずつ調整しましょう。

スマホやゲームだけを原因にする

家でスマホやゲームをしている姿を見ると、

「スマホをやめれば勉強するはず」

と思うこともあるかもしれません。

しかし、勉強しない理由が、学校の授業がわからないことにある場合もあります。

その状態でスマホを取り上げても、勉強ができるようになるとは限りません。

スマホの使い方が学習や睡眠に影響している場合は、本人と相談してルールを決めましょう。

同時に、勉強を始められない理由も確認することが大切です。

成績だけを見て塾や教材を次々に変える

成績が上がらないと、

「今の塾が合っていないのでは?」

「もっといい問題集があるのでは?」

と考えることもあると思います。

もちろん、指導方法や教材が合っていない場合は変更を検討する必要があります。

ただし、原因を確認せずに次々と変えると、本人が何を勉強すればよいか、さらにわからなくなることもあります。

まずは、今の教材や指導でどこまで理解できているか確認しましょう。


「勉強しなさい」と言っても勉強しない子には、どう声をかける?

中学生になると、親から勉強について言われることを嫌がる子もいます。

「勉強しなさい」

と言うと、

「今やろうと思ってた」

「うるさい」

「あとでやる」

と返ってくることもあると思います。

では、親はどうすればよいのでしょうか。

「勉強しなさい」より「何からならできそう?」

何を勉強すればよいかわからない子には、具体的な選択肢を示す方法があります。

たとえば、

「今日は数学と英語なら、どっちから始めやすそう?」

「学校ワークで間違えた問題を、一問だけ見てみる?」

という声かけです。

本人にすべてを任せる必要はありません。

最初の課題を決めるところだけ手伝う方法もあります。

「また30点だったの?」より「どこが難しかった?」

点数が低かったときは、

「今回のテスト、どこが難しかった?」

と聞いてみましょう。

本人が話せる場合は、答案を一緒に確認します。

もし本人が落ち込んでいるなら、すぐに勉強の話をしなくても構いません。

落ち着いてから確認しましょう。

「どうせできない」と言うときは、できる問題を探す

お子さんが、

「どうせ勉強してもできない」

と言う場合は、学習への自信を失っている可能性があります。

そんなときに、

「そんなことないから頑張って」

と励ますだけでは、本人が何をすればよいかわからない場合もあります。

まずは、

「どこまでならわかる?」

「この計算ならできそう?」

と確認してみましょう。

できない問題ばかり探すのではなく、今できる問題を見つけることが大切です。

親が教えるとケンカになる場合は、役割を変える

親が勉強を教えようとすると、本人が反発してしまうこともあります。

そんな場合は、親がすべて教える必要はありません。

たとえば、

  • 勉強する教材を一緒に選ぶ
  • 最初の問題を決める
  • わからない問題に印をつける
  • 先生に質問する内容を整理する
  • できるようになった問題を確認する

といったサポートでも構いません。

保護者の方が答えを教えられなくても、お子さんの学習を支えることはできます。


成績が悪い中学生は、1日何時間勉強すればいい?

「成績が悪い子は、毎日何時間勉強すればいいですか?」

という質問も多いと思います。

ただし、全員に共通する必要な勉強時間はありません。

中1と中3では学ぶ内容も違いますし、苦手な単元の数や学校の宿題の量も異なるからです。

大切なのは、

「何時間勉強するか」だけでなく、「その時間で何をできるようにするか」を決めることです。

勉強習慣がない子は、短時間から始めてもいい

たとえば、普段ほとんど勉強していない子に、いきなり毎日2時間の勉強を求めても、続けるのが難しい場合があります。

最初は、10〜15分程度の短い課題から始める方法もあります。

たとえば15分なら、

5分:昨日間違えた問題を解き直す

5分:今日習った内容を確認する

5分:明日の授業の教科書を見る

といった使い方が考えられます。

※時間配分は実践例であり、すべての子に最適な標準時間ではありません。

すでに勉強している子は、時間を増やす前に方法を確認する

毎日1〜2時間勉強しているのに成績が悪い場合は、まず勉強方法を確認しましょう。

たとえば、

「ノートをまとめるのに1時間かかっている」

「学校ワークを終わらせるだけで精一杯」

「答えを見ながら問題を解いている」

という状態なら、時間の使い方を変える余地があるかもしれません。

勉強時間を増やす必要があるかどうかは、その後の理解度や学習量を見ながら判断しましょう。


中1・中2・中3で成績が悪いときの立て直し方は違う?

成績が悪い原因は学年だけでは決まりません。

ただし、学校で学ぶ内容や高校受験までの期間によって、優先したいことは変わります。

中1で成績が悪い場合|小学校の基礎と家庭学習の習慣を確認する

中1の最初の定期テストで成績が悪い場合は、小学校からの基礎に理解不足がないか確認しましょう。

数学なら、

  • 分数・小数の計算
  • 割合
  • 正負の数
  • 文字式

などが候補です。

また、中学校では定期テストの範囲が広くなり、提出物の管理なども必要になります。

普段から学校ワークを少しずつ進める方法を考えましょう。

中2で成績が悪い場合|中1のつまずきを必要なところから復習する

中2になると、数学や英語で中1の内容を使う場面があります。

そのため、中1でわからなかった内容が残っている場合は、今の授業にも影響することがあります。

たとえば、

連立方程式がわからない
↓
一次方程式を確認する

一次関数がわからない
↓
比例・反比例や座標を確認する

という方法です。

ただし、中1の全範囲を最初からやり直す必要はありません。

今の授業に必要な基礎を選んで復習することがポイントです。

中3で成績が悪い場合|受験までの時間を踏まえて優先順位を決める

中3で成績が悪い場合は、高校受験までの期間も考えたいところです。

ただし、

「受験生だから難しい問題をたくさん解かなければ」

と焦る必要はありません。

基本問題で失点している場合は、必要な基礎を確認することが大切です。

一方、受験が近い時期に中1からすべて復習するのは難しい場合があります。

そのため、

  • 志望校の選抜方法を確認する
  • 模試や定期テストの答案から苦手を整理する
  • 入試に必要な基礎を優先して復習する
  • 学校の先生と学習計画を相談する

といった方法で進めましょう。


中学生の成績が悪いと、高校受験や内申点に影響する?

中学生の保護者の方にとって、特に心配なのが高校受験への影響ではないでしょうか。

「中1から成績が悪いと、もう高校受験は厳しい?」

「平均点以下ばかりだと、行ける高校がなくなる?」

と不安になることもあると思います。

ただし、定期テストの点数だけで、進学先や合否が決まるわけではありません。

定期テストの点数だけで通知表の評定が決まるわけではない

文部科学省が示す学習評価では、

  • 知識・技能
  • 思考・判断・表現
  • 主体的に学習に取り組む態度

という3つの観点を基本としています。

そのため、一回の定期テストの点数だけで、通知表の評定が決まるわけではありません。

実際の評価方法については、学校の評価規準を確認しましょう。

高校入試の仕組みは都道府県や学校によって異なる

高校入試では、学力検査や調査書などの扱いが地域や選抜方法によって異なります。

そのため、

「定期テストで何点以下なら高校に行けない」

という全国共通の基準はありません。

志望校がある場合は、最新の募集要項を確認し、担任の先生や進路指導の先生に相談しましょう。

成績が悪いからといって、将来が決まるわけではない

現在の定期テストの点数だけで、お子さんの将来すべてが決まるわけではありません。

ただし、基本的な学習内容がわからない状態を長く放置すると、次の授業が難しくなる可能性があります。

今の成績を必要以上に悲観するのではなく、どこを改善できるか具体的に考えていきましょう。


成績が悪い中学生のための7日間の勉強立て直し計画

「原因はわかったけれど、今日から何をすればいいの?」

という方に向けて、最初の7日間に取り組むことをまとめました。

これは、勉強を立て直すための実践例です。

7日間で必ず成績が上がるというものではありません。

1日目|テストの答案を確認する

まずは、前回の定期テストを確認しましょう。

5教科すべてを細かく分析するのが難しい場合は、特に苦手な1〜2教科から始めても構いません。

確認するのは、

  • 基本問題で間違えているか
  • どの単元で失点しているか
  • 前回と同じような間違いがあるか

です。

この日は、勉強時間を増やすことよりも、最初の課題を決めることを目標にします。

2日目|基本問題を3〜5問解く

苦手教科の基本問題を数問選び、何も見ずに解いてみましょう。

大切なのは、

「何問正解したか」

だけではありません。

「どこで手が止まったか」

を確認することです。

3日目|わからなかった単元を復習する

2日目に解けなかった問題の解説を確認します。

解説を読んでもわからない場合は、必要な前の単元へ戻ってみましょう。

無理に何十ページも進める必要はありません。

4日目|学校で今習っている問題を1問解く

戻り学習ばかりにならないように、学校で今習っている内容にも触れましょう。

教科書の例題を一つ確認するだけでも構いません。

「どこまでならわかるか」

を確認することが目的です。

5日目|間違えた問題を解き直す

2〜4日目に間違えた問題を、答えを見ずにもう一度解きます。

解けなかった場合は、必要な内容を再確認します。

丸付けだけで終わらせないようにしましょう。

6日目|少し違う問題を解いてみる

同じ単元の類題を解いてみましょう。

たとえば方程式なら、数字や符号が違う問題に取り組みます。

同じ問題の答えを覚えただけでなく、考え方を使えるようになっているか確認します。

7日目|できるようになったことを確認する

1日目に選んだ苦手の中で、何ができるようになったか振り返りましょう。

たとえば、

「計算問題を自力で解けた」

「英単語を答えを見ずに書けた」

「学校ワークの問題を一問解けるようになった」

といった変化です。

1週間で平均点まで上がらなくても、学習の進み具合を確認することはできます。

ただし、同じ問題だけを覚えていないか、別の類題でも確認しましょう。

最初の7日間で大切なのは、点数を急に上げることではなく、「これから何を勉強すればいいか」を明確にすることです。


塾に通っているのに成績が悪い場合はどうする?

「塾に通わせているのに、成績が上がらない」

という悩みを持つ保護者の方もいると思います。

塾に通っているのに成績が悪い場合は、まず授業内容がお子さんの理解度に合っているか確認しましょう。

塾の授業がわかっても、一人では解けない場合がある

塾で先生の説明を聞いているときは理解できても、家で問題を解こうとすると手が止まる場合があります。

この場合は、説明を聞くだけでなく、自力で解く練習が必要かもしれません。

塾の宿題を、答えや解説を見ずに解けるか確認してみましょう。

今の学年の授業だけでは、基礎が足りない場合もある

たとえば、中2で連立方程式を勉強していても、中1の一次方程式がわからない場合があります。

そのようなときは、現在の単元だけを進めるより、必要な基礎へ戻って確認することが大切です。

塾に相談する際は、

「今の学年の内容だけでなく、どこからつまずいているか確認してほしい」

と伝えてみましょう。

塾を変える前に確認したいこと

塾を変えることも選択肢の一つですが、まずは次のことを確認しましょう。

  • 授業内容を本人が理解できているか
  • わからない問題を質問できているか
  • 必要な前の単元まで戻って教えてもらえるか
  • 家で取り組む課題が具体的に決まっているか
  • 本人が無理なく続けられる指導方法か

これらを確認しても改善が難しい場合は、別の学習環境や個別指導などを検討する方法があります。


成績が悪い子に家庭教師は必要?選ぶときのポイント

中学生のお子さんの成績が悪いとき、家庭教師を検討する方もいると思います。

ただし、平均点以下だからといって、必ず家庭教師が必要というわけではありません。

学校の先生への相談や、家庭学習の方法を変えることで進められる場合もあります。

一方で、

  • 学校の授業がほとんどわからない
  • どの学年まで戻ればいいかわからない
  • 家で一人では勉強を始められない
  • 親が教えようとするとケンカになる
  • 塾に通っていても理解が進まない

といった場合は、個別に学習を支える方法が必要かもしれません。

家庭教師を選ぶなら、苦手の原因まで確認できるか

家庭教師を検討するときは、単に今の問題を解説してもらえるかだけでなく、次のことも確認しましょう。

  • 今どこまで理解できているか確認してくれるか
  • 必要な前の単元まで戻って教えてくれるか
  • 学校の授業や定期テストに合わせて進められるか
  • 家庭で何を勉強すればよいか具体的に決められるか
  • お子さんの性格や理解度に合う先生を選べるか

特に勉強が苦手な子の場合、学校の授業だけでなく、家庭での勉強の進め方まで考えることが大切です。

家庭教師のあすなろが大切にしている勉強の進め方

家庭教師のあすなろでは、勉強が苦手なお子さんに向けて、学校の授業に合わせた予習・復習や、短時間から始める家庭学習を大切にしています。

大切なのは、今の点数だけを見るのではなく、

「どこまでなら一人でできるのか」

「どこからわからなくなったのか」

を確認することです。

そして、必要なところまで戻りながら、少しずつ学校の授業につなげていきます。

「勉強のやり方がわからない」

「学校の授業についていけない」

「家で何を勉強すればいいかわからない」

という場合は、お子さんの今の学習状況を整理するところから始めてみましょう。

家庭教師のあすなろの詳しいサポート内容は、公式サイトでもご案内しています。


中学生の成績が悪いときによくある質問

中学生の成績が悪いのは親の責任ですか?

成績が悪いという結果だけで、親の責任だと決めつけることはできません。

中学生の成績には、学習内容の理解度、勉強方法、学校の授業、生活状況など、さまざまな要因が関係します。

まずは、本人が何に困っているかを確認し、家庭でできることと学校などに相談することを整理しましょう。

中学生のテストが平均点以下でも大丈夫ですか?

一度平均点以下だったことだけで、学力や進路の将来が決まるわけではありません。

ただし、基本問題がほとんど解けない場合や、平均点以下の状態が続く場合は、理解不足がないか確認したいところです。

点数だけでなく、学校平均との差や答案の内容も合わせて確認しましょう。

中学生のテストで30点以下だったら、何から勉強すればいいですか?

まずは、その教科の基本問題を確認しましょう。

数学なら計算や方程式、英語なら単語や基本文法など、現在の単元につながる基礎から確認する方法があります。

難しい応用問題をたくさん解く前に、基本問題を自力で解けるか確かめてみましょう。

5教科すべて成績が悪い場合はどうすればいいですか?

5教科を一度にやり直そうとせず、優先する教科と単元を決めましょう。

特に、基本問題で失点している教科や、今の授業についていくために必要な基礎を優先して確認します。

ただし、ほかの教科の学校課題や提出物も放置しないようにしましょう。

成績が悪い子には、毎日何時間勉強させればいいですか?

全員に共通する必要な勉強時間はありません。

学年や理解度、学校の課題量、テストまでの期間によって異なります。

まずは、無理なく取り組める時間の中で、自力で解ける問題を増やすことを意識しましょう。

勉強しない中学生は、放っておいた方がいいですか?

必ずしも放っておくことが適切とは限りません。

本人が自分で勉強できるなら見守る方法がありますが、勉強の内容がわからない、何から始めればよいか決められない場合は、必要な支援を考えましょう。

見守ることと、困っていても助けないことは分けて考えることが大切です。

中2で成績が悪くても、高校受験に間に合いますか?

受験までの期間や現在の理解度、志望校によって必要な対策は異なります。

ただし、中2で成績が悪いという理由だけで、高校受験の結果が決まるわけではありません。

今の授業に必要な基礎を確認し、学校の先生と相談しながら学習計画を立てましょう。

中3で成績が悪い場合、今からでも立て直せますか?

理解不足のある内容を見つけ、必要な基礎を復習することはできます。

ただし、受験までの期間によって取り組める範囲は異なります。

すべてを最初からやり直すのではなく、志望校や入試の出題内容を踏まえて優先順位を決めることが大切です。

塾に通っているのに成績が悪い場合、家庭教師に変えるべきですか?

必ず家庭教師に変える必要があるわけではありません。

まずは、現在の指導内容がお子さんの理解度に合っているか、必要な基礎まで戻って教えてもらえるか確認しましょう。

現在の指導で理解が進まない場合には、別の学習環境を検討することも選択肢です。


まとめ|中学生の成績が悪いときは、勉強させる前に原因を見つけよう

中学生のお子さんの成績が悪いと、

「もっと勉強させないと」

「このままでは高校受験が心配」

と焦ることもあると思います。

でも、成績が悪いからといって、ただ勉強時間を増やすことが正解とは限りません。

大切なのは、

「なぜ点数が取れないのか」を見つけ、その子に必要な勉強へ変えていくことです。

まずは、次の7つを意識してみてください。

  1. テストの点数と学校平均を確認する
  2. 答案を見て、どの問題で間違えているか整理する
  3. 必要なら前の学年や単元まで戻る
  4. 学校の授業に合わせて短い予習・復習をする
  5. 学校ワークを自力で解けるまで確認する
  6. 勉強時間より、できるようになったことを増やす
  7. 家庭だけで難しい場合は、学校や学習支援を活用する

最初から5教科すべてを完璧にする必要はありません。

まずは、お子さんが今できる問題を一つ見つけてみましょう。

そして、その次にできるようにしたい問題を決めます。

昨日はわからなかった問題が、今日は一人で解けるようになる。

そうした小さな変化を確認しながら、少しずつ学習を進めていくことが大切です。

「中学生なのに、こんな問題もできない」

と考えるより、

「この問題ならできる」
「ここからなら勉強を始められる」

という場所を見つけていきましょう。

成績が悪いときに必要なのは、やみくもに頑張らせることではなく、今のお子さんに合った勉強の進め方を見つけることです。


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