勉強法

中学生で英語が全くわからない…何から始める?ゼロから立て直す勉強法

この記事の著者

木村 美紀 / 家庭教師のあすなろ お悩み解決サポーター

「中学生になってから、英語が全くわからなくなった」
「単語も文法もわからない。何から勉強すればいい?」
「授業を聞いても、先生が何を説明しているのかわからない」

そんな状態になっていませんか?

保護者の方も、定期テストの答案を見て、

「このままで高校受験は大丈夫?」
「中1から全部やり直した方がいい?」
「単語と文法、どちらから始めればいいの?」

と不安になることがあると思います。

先に結論からお伝えすると、英語が全くわからないときほど、今学校で習っているところを無理に理解しようとする必要はありません。

まず確認したいのは、

  • アルファベットや基本的な単語を読めるか
  • 単語の意味がわかるか
  • 「I am」「You are」のようなbe動詞がわかるか
  • 「I play tennis.」のような一般動詞の文がわかるか
  • 疑問文・否定文を作れるか

という中1英語の土台です。

中2・中3で英語が全くわからなくなっていても、つまずきが中1の最初に見つかることは珍しくありません。

だからこそ大切なのは、

「今の学年を頑張る」ことより、「最初にわからなくなったところまで戻る」こと。

この記事では、英語が全くわからない中学生が何から始めればいいのかを、順番にわかりやすく解説します。

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もくじ

中学生で英語が全くわからないなら、まず「どこからわからないか」を調べよう

「英語が全くわからない」

と言っても、実際のつまずき方は一人ひとり違います。

たとえば、

「長文が読めない」

という中学生でも、原因を確認してみると、

  • そもそも単語が読めない
  • 単語は読めるけれど意味がわからない
  • 単語の意味はわかるけれど語順がわからない
  • 一般動詞とbe動詞の違いがわからない
  • 過去形になった途端にわからなくなる

など、止まっている場所は違います。

ここを確認せずに、

「単語をもっと覚えなさい」
「問題集を最初からやりなさい」

と勉強量だけ増やしても、なかなか解決しません。

英語を立て直す最初の一歩は、

「何ができないか」ではなく「どこまではできるか」を探すこと

です。

まず5分でチェック!どこまで戻ればいい?

次の英文を、お子さんがどこまで理解できるか確認してみてください。

チェック1|アルファベットを見て読める?

A・B・Cだけでなく、

  • bとd
  • pとq
  • mとn

など、大文字・小文字を見分けられるでしょうか。

また、

dog
cat
pen
book

などの簡単な単語を見たときに、ある程度読むことができるでしょうか。

ここでかなり止まる場合は、文法問題を始める前に、アルファベットと簡単な英単語から戻った方が進みやすくなります。

チェック2|基本単語の意味がわかる?

次の単語の意味がわかるでしょうか。

  • like
  • play
  • have
  • study
  • school
  • friend
  • today

英文は、単語が集まってできています。

文法を理解していても、文の中に知らない単語が多ければ意味をつかめません。

単語で止まっている場合は、まず教科書に出てくる基本単語を少しずつ覚えていきましょう。

チェック3|「I am a student.」がわかる?

I am a student.

この文を見て、

「私は生徒です」

と意味がわかるでしょうか。

さらに、

I am
You are
He is
She is

の使い分けがわかるかも確認します。

ここがわからない場合は、be動詞まで戻るのがおすすめです。

チェック4|「I play tennis.」がわかる?

I play tennis.

この文を見て、

「私はテニスをします」

とわかるでしょうか。

そして、

I play tennis.
I do not play tennis.
Do you play tennis?

の違いがわかるでしょうか。

ここで止まる場合は、

  • 一般動詞
  • 否定文
  • 疑問文

を順番に復習していきます。

チェック5|「He plays tennis.」で迷わない?

I play tennis.

ならわかるのに、

He plays tennis.

になるとわからない。

そんな場合は、

三単現のsあたりが最初のつまずき

かもしれません。

英語は前に習った内容を使いながら、少しずつ新しいルールが加わっていきます。

わからなくなった地点より後だけを何度勉強しても、理解しづらいことがあります。

英語が全くわからなくなりやすい理由

「ちゃんと授業を受けていたのに、どうしてこんなにわからなくなったの?」

と思う保護者の方もいるかもしれません。

ですが、英語にはつまずきが積み重なりやすい特徴があります。

理由1|前に習った内容を使って次へ進むから

たとえば、

一般動詞がわからない

↓

疑問文がわからない

↓

過去形がわからない

↓

不定詞や比較などが入ってさらにわからない

というように、最初の小さなつまずきが、学年が上がるにつれて大きくなることがあります。

数学と同じように、英語も前の内容とのつながりが強い教科です。

中3だから中3の問題を解かなければいけない、というわけではありません。

必要なら中1まで戻って構いません。

理由2|単語がわからないまま文法を勉強している

英文を理解するには、文法だけでなく単語も必要です。

たとえば、

I visited my grandmother yesterday.

という文で、

visited
grandmother
yesterday

の意味がすべてわからなければ、過去形のルールを知っていても文全体を理解するのは難しくなります。

反対に、単語だけ覚えていても語順や文法がわからなければ、文章になると意味を取りにくくなります。

単語と文法は、どちらか一方だけではなく並行して勉強することが大切です。

理由3|小学校英語から中学校英語への変化についていけなかった

小学校でも英語に触れる機会がありますが、中学校では、

  • 単語を書く
  • 文のルールを理解する
  • 英文を読む
  • 英文を書く
  • 英語を聞く
  • 英語で表現する

といった学習が本格化します。

小学校では英語がそれほど苦手ではなかった子でも、中学校に入ってから、

「急にわからなくなった」

と感じることがあります。

理由4|「わからない」をそのままにしてしまった

英語の授業で一度わからなくなると、その後の授業も理解しづらくなります。

でも、

「みんなはわかっていそう」
「こんなことを質問したら恥ずかしい」
「何がわからないのかも説明できない」

と思って、質問できない子もいます。

すると、

わからない

↓

質問できない

↓

次の授業もわからない

↓

英語が嫌になる

という流れになりやすくなります。

英語が全くわからない中学生は何から始める?6つの順番

ここからが一番重要です。

英語が全くわからない場合、いろいろな教材に手を出すのではなく、次の順番で進めてみてください。

ステップ1|アルファベットと「簡単な単語が読めるか」を確認する

アルファベットが問題なく読めるなら、ここに長い時間をかける必要はありません。

一方、

「英単語を見るだけで嫌になる」
「ローマ字のように読んでしまう」
「教科書の英文を声に出せない」

という場合は、簡単な単語を使って、

  1. 音声を聞く
  2. 文字を見る
  3. まねして読む

という練習から始めてみましょう。

最初から長文を読む必要はありません。

教科書の短い単語や1文だけでも十分です。

ステップ2|基本単語を1日5~10個から覚える

英語が苦手な子に、

「単語を毎日30個覚えよう」

と決めても続かないことがあります。

最初は5~10個程度でも構いません。

たとえば、

play=する、競技する
like=好き
have=持っている
go=行く
study=勉強する

など、学校の教科書に繰り返し出てくる単語から始めます。

ここで大切なのは、最初からすべてを完璧に覚えようとしないことです。

まず、

  1. 英語を見て意味がわかる
  2. 音を聞いて意味がわかる
  3. 声に出して読める
  4. 最後に書けるか確認する

という順番で覚えても構いません。

覚えた単語は翌日にももう一度確認しましょう。

一度で覚えようとせず、何度も出会うことが大切です。

ステップ3|be動詞と一般動詞を最優先で復習する

中学英語をやり直すときに、特に大切なのが、

  • be動詞
  • 一般動詞

です。

まず、この2つを区別できるようにします。

たとえば、

I am happy.

と

I play soccer.

では文の作り方が違います。

難しい文法用語をたくさん覚える前に、

「英語はまず、だれが+どうなの・何をする、の順番で考える」

くらいから始めても構いません。

そして、

I am happy.
You are happy.
He is happy.

I play soccer.
You play soccer.
He plays soccer.

という短い文を見比べながら、少しずつルールを理解していきます。

ステップ4|疑問文と否定文へ進む

肯定文がわかるようになったら、

否定文
疑問文

へ進みます。

たとえば、

You are busy.

を、

You are not busy.
Are you busy?

へ変える練習をします。

一般動詞なら、

You play soccer.

から、

You do not play soccer.
Do you play soccer?

へ変えます。

このとき、

「be動詞の文なのか」
「一般動詞の文なのか」

を最初に判断する癖をつけると整理しやすくなります。

ステップ5|教科書の「1文」を理解する

基本が少しわかってきたら、学校の教科書に戻ります。

ただし、いきなり1ページ全部を訳す必要はありません。

まず1文だけ選びます。

その1文について、

  1. 知らない単語を確認する
  2. 主語を見つける
  3. 動詞を見つける
  4. 日本語の意味を確認する
  5. 音声を聞く
  6. 声に出して読む

という順番で取り組みます。

たった1文でも、

「自分で読めた」
「意味がわかった」

という状態を作ることが重要です。

1文がわかったら2文、2文がわかったら3文と増やしていきます。

ステップ6|少しずつ今の学校の授業につなげる

戻り学習だけを何か月も続けていると、学校の授業との差がさらに広がることがあります。

そのため、

「戻り学習」と「今学校で習っている内容」を少しずつ並行する

のがおすすめです。

たとえば15分勉強するなら、

  • 5分:基本単語
  • 5分:中1の戻り学習
  • 5分:今日学校で習った教科書

という形でも構いません。

大事なのは、今の授業をすべて理解しようとすることではありません。

「今日出てきた単語を3個覚える」
「教科書の1文だけ意味を確認する」

という小さな目標で十分です。

中1・中2・中3|英語が全くわからない場合はどこまで戻る?

「何年生まで戻ればいいの?」

という疑問も多いと思います。

学年ではなく、最初にできなくなるところまで戻るのが基本です。

中1で英語が全くわからない場合

まず確認したいのは、

  • アルファベット
  • 基本単語
  • I・you・he・sheなど
  • be動詞
  • 一般動詞

です。

中1の途中でつまずいているなら、教科書の最初の単元に戻るだけで理解できる場合もあります。

授業に追いつこうとして現在のページばかり勉強するより、最初の数単元をやり直した方が、結果的に早く理解できることがあります。

中2で英語が全くわからない場合

中2で英語がわからない場合も、まず中1の内容を確認してください。

特に、

  • be動詞と一般動詞
  • 疑問文・否定文
  • 三単現のs
  • 代名詞
  • 過去形

が理解できているかを確認します。

このあたりが曖昧なままだと、中2で習う内容も理解しづらくなります。

「中2だから中2の問題集」

と決めず、中1用の簡単な問題を解いてみるのがおすすめです。

中3で英語が全くわからない場合

中3になると高校受験が近づくため、

「中1からやり直している時間なんてない」

と思うかもしれません。

しかし、中1の基本がわからないまま難しい長文を何度読んでも、なかなか点数にはつながりません。

まず、

  • 基本単語
  • be動詞
  • 一般動詞
  • 疑問文・否定文
  • 三単現
  • 過去形

などを短期間で確認し、できていないところに絞って戻ります。

全部を最初から完璧にする必要はありません。

「できている単元は飛ばす」
「できない単元だけ戻る」

という進め方なら、時間を短縮できます。

まず1週間だけやってみる|英語を立て直す7日間

「具体的に今日から何をすればいいかわからない」

という場合は、まず1週間だけ次のように進めてみましょう。

1日目|どこからわからないか確認する

中1の簡単な問題を使って、

  • 単語
  • be動詞
  • 一般動詞
  • 疑問文
  • 否定文

をチェックします。

点数をつけることが目的ではありません。

最初に止まる場所を見つけることが目的です。

2日目|基本単語+be動詞

英単語を5~10個。

そのあと、

I am
You are
He is
She is

を使った簡単な文を練習します。

3日目|基本単語+一般動詞

英単語を5~10個復習し、

I play soccer.
I like music.
I study English.

のような短い文を作ります。

4日目|否定文

be動詞と一般動詞、それぞれの否定文を確認します。

I am not ~.

I do not ~.

の違いを見比べましょう。

5日目|疑問文

Are you ~?

Do you ~?

の違いを確認します。

1日で完璧にならなくても構いません。

6日目|学校の教科書を3文だけ読む

今学校で使っている教科書を開き、3文だけ選びます。

  • 単語を調べる
  • 主語と動詞を探す
  • 意味を確認する
  • 音声を聞く
  • 音読する

までやってみましょう。

7日目|もう一度同じ問題を解く

1日目にわからなかった問題を、もう一度解きます。

ここで確認したいのは点数ではありません。

「1週間前にできなかった問題が、今日はできるようになったか」

です。

1つでもできる問題が増えていれば、勉強の方向は間違っていません。

英語が全くわからないときにやらない方がいい勉強法

頑張っているのに英語が伸びない場合、努力の量ではなく、勉強する順番が合っていない可能性があります。

いきなり今の学年の難しい問題集を解く

中3だから中3用の問題集を解く。

一見正しそうですが、中1の文法で止まっている場合は難しすぎます。

ほとんど解けない問題集を何時間続けても、

「やっぱり英語は無理」

という気持ちが強くなってしまいます。

自力で6~8割くらい解ける簡単なところまで戻ってみましょう。

答えを丸写ししてワークを終わらせる

学校の提出期限が迫ると、答えを見ながらワークを埋めてしまうことがあります。

提出することも大切ですが、それだけでは英語の理解は進みません。

答えを確認した問題は、時間を空けて、

今度は答えを見ずにもう一度解く

ところまで行いましょう。

英単語をひたすらノートに何十回も書く

英単語を覚えるために、同じ単語を20回、30回と書いている子もいます。

書くこと自体が悪いわけではありません。

しかし、

「書く作業」

になってしまうと、覚えているかどうかの確認ができません。

数回練習したら単語を隠し、

「意味を言える?」
「英語を書ける?」

とテストしてみましょう。

きれいなまとめノートを作るだけで終わる

文法を色分けして、きれいなノートを作る。

それだけで勉強した気持ちになることがあります。

しかし、テストで必要なのは、

「見ればわかる」

ではなく、

「自分で答えられる」

状態です。

まとめた後は必ず問題を解きましょう。

いきなり長時間勉強しようとする

英語が苦手な子が、

「今日から毎日2時間英語をやる!」

と決めても、続かないことがあります。

まず15分でも構いません。

5分単語
5分文法
5分教科書

のように、やることを具体的に決めてみてください。

英単語はどうやって覚えればいい?

英語が全くわからない中学生にとって、英単語は大きな壁です。

おすすめなのは、

「覚える時間」と「思い出す時間」を分けること

です。

たとえば10個覚えるなら、

  1. 単語と意味を見る
  2. 声に出す
  3. 数回書いてみる
  4. 一度単語を隠す
  5. 自分でテストする
  6. 間違えた単語だけやり直す

という流れです。

10個中4個間違えたなら、次は10個すべてではなく、その4個を中心に復習します。

翌日にも、同じ10個をもう一度テストします。

「50個眺めた」より、

「10個を見ずに答えられた」

を増やしていきましょう。

文法は「説明を読む」だけでなく短い文を作ろう

文法書の説明を読むだけだと、

「わかった気はするけれど、問題になると解けない」

という状態になることがあります。

そこで、ルールを一つ覚えたら、短い英文を自分で作ってみます。

たとえば一般動詞なら、

I play soccer.
I like cats.
I study math.

などです。

難しい英文を作る必要はありません。

自分の知っている単語を使って、

「自分で1文作れるか」

を確認する方が理解度を確認しやすくなります。

教科書は「読む→意味→音読」の順番で使う

学校の英語の教科書は、復習にも使えます。

ただし、意味がわからない状態で何度も音読するだけでは苦しくなります。

おすすめは、

  1. 知らない単語を調べる
  2. 英文の意味を確認する
  3. 主語と動詞を見つける
  4. 音声を聞く
  5. 音声をまねして読む
  6. 最後に自分だけで読む

という順番です。

最初は1ページではなく、1~3文程度から始めてください。

英語が全くわからない中学生に問題集は必要?

問題集を何冊も買う必要はありません。

むしろ英語がわからない状態では、

「一番簡単に感じる教材を1冊繰り返す」

方が進めやすいことがあります。

選ぶときは、

  • 説明が短くわかりやすい
  • 1ページの問題数が多すぎない
  • 中1の最初から確認できる
  • 基礎問題が中心
  • 解説を読めば自分でも理解できる

ものがおすすめです。

書店で開いてみて、

「ちょっと簡単すぎるかな?」

と思うくらいでも構いません。

今必要なのは難しい問題を解くことではなく、

自力でできる問題を増やすこと

だからです。

定期テストが近い場合はどうする?

「英語を中1からやり直したいけれど、来週定期テストがある」

という場合は、全部を戻り学習に使う必要はありません。

テスト前は、

  • 学校ワークの基本問題
  • テスト範囲の英単語
  • 教科書本文
  • 授業プリント
  • 先生が重要と言っていたところ

を優先しながら、必要な基礎だけ戻ります。

たとえば過去形が範囲なのに一般動詞がわからないなら、一般動詞まで戻る。

疑問文がわからないなら、疑問文の作り方まで戻る。

という形です。

全部をやり直そうとせず、「今回のテストに必要な基礎」から戻ると時間を使いやすくなります。

高校受験が近くても中1英語まで戻って大丈夫?

大丈夫です。

むしろ、中1の内容が理解できていない状態で受験用の長文や難しい文法問題ばかり解いても、なかなか前へ進めないことがあります。

ただし、中3の場合は時間に限りがあります。

中1の教科書を最初から全部やり直すのではなく、簡単な問題を使って、

「できる」
「怪しい」
「できない」

に分けましょう。

そして、

「できないところだけ戻る」

ようにします。

戻ることが目的ではありません。

受験問題を解くために必要な土台を補修する

と考えてください。

保護者はどう声をかければいい?

お子さんが英語をほとんど理解できていないと、

「ちゃんと授業を聞いてたの?」
「こんなの中1でやったでしょ?」
「もっと単語を覚えないと」

と言いたくなることもあると思います。

ですが本人も、

「わからないことはわかっている。でも、何からやればいいかわからない」

状態かもしれません。

そんなときは、

「どこからわからなくなった?」

と聞くより、

「この単語はわかる?」
「この文なら意味わかる?」
「ここまではできそう?」

と、一緒に確認する方がつまずきを見つけやすくなります。

「なぜできないのか」を探すというより、

「どこまでならできるか」を一緒に探す

というイメージです。

「英語が全くわからない」と言う子ほど最初の目標を小さくしよう

英語が苦手な状態で、

「次のテストで80点取ろう」

と言われても、本人には遠すぎる目標に感じることがあります。

まずは、

  • 昨日わからなかった単語を5個覚えた
  • be動詞の問題を5問解けた
  • 教科書を1文読めた
  • 学校の授業でわかる文が1つあった

という変化を積み重ねていきます。

「できない」がたくさんある状態では、

できないところを全部見るより、

「今日は何を1つできるようにする?」

と考えた方が取り組みやすくなります。

一人で戻り学習するのが難しい場合もある

英語が全くわからない状態になると、

「中1からやり直せばいい」

と言われても、

「中1のどこから?」
「どの問題をやればいい?」
「この答えになる理由がわからない」

となってしまうことがあります。

特に、

  • 何がわからないのか自分でも説明できない
  • 答えを読んでも理解できない
  • 問題集を開くだけで嫌になってしまう
  • 勉強しているのに同じところで何度も間違える
  • 学校で質問できない

という場合は、一人で全部解決しようとしなくても構いません。

学校の先生、塾、家庭教師などに、

「今学校で習っているところ」ではなく、

「最初にわからなくなったところを見つけてほしい」

と相談してみるのも方法の一つです。

中学生の英語が全くわからないときによくある質問

英語が全くわからない中学生は何から始めればいいですか?

まず、アルファベット・基本単語・be動詞・一般動詞のどこまで理解できているか確認してください。

全部を最初からやる必要はありません。

最初にできなくなるところを見つけ、そこから戻るのがおすすめです。

中2ですが、中1の英語が全くわかりません。間に合いますか?

中1まで戻って構いません。

特にbe動詞・一般動詞・疑問文・否定文・三単現・過去形などを確認しましょう。

わかる単元は飛ばし、できないところだけ復習すると効率的です。

中3で英語が全くできません。高校受験はどうすればいいですか?

受験が近くても、必要なら中1の基本まで戻ります。

ただし時間が限られているため、基礎問題で理解度を確認し、できていない単元に絞ることが大切です。

同時に、志望校の入試問題や現在の得点状況に合わせて優先順位を決める必要があります。

英単語と文法はどちらを先に勉強すればいいですか?

どちらか一方だけではなく、少しずつ並行して進めるのがおすすめです。

たとえば15分なら、

5分単語
5分文法
5分教科書

という方法でも構いません。

毎日何時間勉強すれば英語ができるようになりますか?

必要な時間は現在の理解度によって違います。

英語が苦手な場合は、最初から長時間勉強するより、15分でも毎日続ける方が取り組みやすいことがあります。

時間だけではなく、

「今日は単語5個」
「今日はbe動詞の問題5問」

のように、できるようにする内容を決めてください。

英語が0点や10点台でもやり直せますか?

点数だけで「どこまでできるようになるか」を決めることはできません。

まず答案や簡単な基礎問題を使い、

「何ならわかるのか」
「どこから止まっているのか」

を確認しましょう。

今のテストの点数より、最初のつまずきを見つけることの方が重要です。

英語が嫌いで勉強しようとしません。どうすればいいですか?

難しすぎる問題ばかり解いていると、「どうせできない」という気持ちになりやすくなります。

今より簡単な問題まで戻り、

「自分で解けた」

という問題を作るところから始めてみてください。

まとめ|英語が全くわからないなら「今」より「最初につまずいたところ」に戻ろう

中学生で英語が全くわからなくなっても、

「全部わからない」

とは限りません。

まず、

  1. アルファベット・簡単な単語を確認する
  2. 基本単語を少しずつ覚える
  3. be動詞と一般動詞を確認する
  4. 否定文・疑問文へ進む
  5. 教科書を1文ずつ理解する
  6. 戻り学習と今の授業を少しずつつなげる

という順番で進めてみてください。

中2・中3でも、中1まで戻って構いません。

大切なのは、

「学年に合った勉強をすること」

ではなく、

「今の自分が理解できるところから勉強をつなぎ直すこと」

です。

英語がわからなくなった期間が長いほど、一気に取り戻そうとすると苦しくなります。

まず、

「単語を5個覚えた」
「1文読めた」
「be動詞がわかった」

という小さな「わかった」を増やしていきましょう。

家庭教師のあすなろでは、今の学年の内容をただ教えるのではなく、「どこからわからなくなったのか」を確認しながら、必要なところまで戻って学習することを大切にしています。

また、戻り学習だけで学校の授業から離れてしまわないように、学校の授業を活かしながら短い予習・復習を組み合わせていきます。

「英語が全くわからない」
「どこから教えればいいのかわからない」
「本人も何がわからないのかわかっていない」

という場合は、まず今のお子さんが「どこまでならできるのか」を確認するところから始めてみてください。

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