勉強・受験

不登校の子が勉強しない理由とやる気になる親御さんのサポート術

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

お子さんが不登校になってしまうと、親御さんは「勉強の遅れをどうしよう」と不安になります。

さらに、お子さんが家にいるのに全然勉強しなければ、余計に心配になりますよね。

そこで今日は不登校の子が勉強しない理由と、子どもがやる気になる親御さんのサポート術を詳しく解説していきます。

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不登校と勉強の遅れの現状

不登校の子は大抵の場合、勉強が嫌いで苦手な子が多いです。勉強の遅れが不登校の原因の場合もあります。

何より、不登校の原因のトップは「無気力・やる気」がないで、なんと47%以上の子が無気力感に襲われ、なにもかもやる気を失っているのが現状です。

ですから、親御さんがいくら心配な場合でも、不登校初期に勉強をさせようとするのはやめるべきだと言えます。

不登校の子が勉強しない理由

不登校の子供たちが勉強しない理由は多岐にわたります。代表的な理由をあげておきます。

不安や恐怖感がある
不登校の子どもは、学校環境や学業に対する不安や恐怖を抱いていることがあります。そのため勉強する気になれません。

学業に興味がない
学校でのネガティブな経験、苦手な科目に対する劣等感が、勉強に対してのやる気を低下させます。

社会的孤独
学校に通えないので、友達や社会的な接触が制限され、孤独感を感じることがあります。このような寂しい心境では勉強する気になれません。

自己肯定感の低下
不登校の子どもは、学業に対しても自分に対しても自信がもてません。自己肯定感がないと自分で問題を解決し、学び続ける気力も出ないため、勉強する気になれません。

家庭環境の影響
家庭環境が学習に適していない場合、勉強が難しい場合があります。家庭内の問題や不安は、子どもの不安感を増大し、学習に影響を与えてしまいます。

心理的な問題
不登校の子どもは、うつ病や不安障害、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など、心理的な問題を抱えていることがあり、これが学習に支障をきたしてしまう場合があります。

不登校の子は、このような心理状態なので、とても勉強どころではないというのが本音なのだと思います。

不登校の勉強の遅れはカンタンに取り戻せる!

不登校の子どもの勉強の遅れは、適切なサポートと時間をかければ、以外と簡単に取り戻すことができます。その理由を解説します。

子どもの適応力の高さ
子どもは驚くほど適応力があります。新しい情報やスキルを吸収する能力が高いので、やる気にさえなれば心配いりません。

自分のペースで勉強できる
学校の集団授業ではみんなのペースに合わせてゆっくりと教科書の内容を説明されます。だから学習進度もゆっくりなのですが、不登校の子は自分のペースで勉強できます。理解できればどんどん先に進めるので、学習進度を早めることが可能です。

代表的な理由は、このふたつです。つまり、勉強の遅れを気にすることはありません。いかにして、不登校の子に勉強のやる気を出してもらうのかが鍵となります。

不登校の子が勉強をやる気になる親御さんのサポート術

不登校の子どもに必要なのは、やる気です。親御さんのサポートでそれを引き出すことは可能です。日常生活の中で親御さんがやれることを解説していきます。

コミュニケーションを重視する
子どもと積極的にコミュニケーションをとりましょう。親御さんの応援する気持ちが伝わると、お子さんもやる気が出ます。

褒めることを忘れない
どんな小さな成功でも、親御さんに褒めてもらえることで、子どもは失ってしまった自信を取り戻すことができます。

興味あることを一緒に探す
子どもの学びの好奇心を刺激しましょう。美術館、博物館、動物園など、さまざまな場所へ一緒に出かけ、何が好きなのか、どんなことに興味を持てるのか、思い出させてあげましょう。

生活リズムを整える
ゲーム等で昼夜逆転の生活では、机に向かう気持ちも失せてしまいます。勉強のことを言う前に、朝起きて夜寝ると言う、本来のリズムを取り戻すようにしましょう。

忍耐と理解
不登校の子どもにとって、遅れを取り戻すプロセスは時間がかかる場合があります。教科書を開いているだけでも前進です。お子さんの気力の回復を待ちましょう。

不登校の子に勉強させても良い時期は?

不登校の子どもに勉強をさせるタイミングは、子どもの個別の状況やニーズに応じて異なります。一般的なガイドラインをいくつか示しますが、子どもの状態に応じて調整が必要なことは覚えておいてください。

子どもの準備が整っているとき
不登校の子どもが学習への興味やモチベーションを持ち始めていると感じたら、勉強の再開を話題に出してみましょう。

不登校の原因を理解したとき
不登校の原因が明確になる、それが解決した又は軽減した等、現状が良い方向へ変化したら、勉強再開のタイミングかも知れません。

学校との連携が整ったとき
学校や教育機関との連携が構築され、適切なサポートを受けられているようになった場合は、学習を再開しても良いかもしれません。

子どもが自信を持っているとき
子どもが自信を取り戻し、学習に対して前向きな態度を示したら、学習の再開を検討できる時期です。

緊急性がある場合
学習のことで進級や卒業が危うくなった場合は、緊急事態です。お子さんと話し合い、一時的にでも学習を再開しましょう。

例えば、塾に通うなどとなると経済的な理由から、親御さんの協力が必要になります。ですから、最終的な判断は親御さんにあると思って、お子さんの様子をよく観察し、お子さんの状態に合わせてサポートのやり方を変えていきましょう。

不登校の子に合う勉強のサポート方法は?

不登校の子どもには、専門家のサポートが必要な場合が多いです。いくつかのサポート法と、それぞれのメリットデメリットを解説しておきます。お子さんに合ったやり方を選びましょう。

家庭教師

メリット

  • 個別指導を受けられ、子どものニーズに合わせカスタマイズされた指導をしてくれます。
  • 自宅で学習するので、慣れた環境で勉強できます。
  • 子どもや家庭のスケジュールに合わせて授業時間を調整できます。

デメリット

  • 家庭教師のサービスは費用がかかります。
  • お子さんと家庭教師が1対1で勉強するので、友だちが作れません。

メリット

  • 学習するための専用の場所が提供されるので、集中しやすい環境が整っています。
  • 通常、複数の教科書をカバーして教えてくれるので、総合的な学習が可能です。
  • 他の生徒と交流できるので、学習仲間が作れます。

デメリット

  • 塾は通常、一般的なカリキュラムに従って教えるため、個別のニーズに合わせた指導はできません。
  • 塾の受講料がかかります。
  • 塾に通うので、送り迎えが必要になる場合もあります。通学に時間も使います。

タブレットや通信教材

メリット

  • 子どもが自分のペースで学習できます。
  • タブレットや通信教材には双方向な学習コンテンツがあるので、子どもの興味をそそります。
  • 子どもが自分の都合で学習できるため、好きな時に勉強できます。

デメリット

  • 自主学習なので、わからないところがあると学習が止まってしまう場合があります。
  • 誰にも管理されていないので、学習モチベーションを維持するのは難しいことがあり、三日方坊主で終わる可能性もあります。

フリースクール

メリット

  • フリースクールでは、子どもが自分の学習プロセスを主導できるので、自己調整能力を養うことができます。
  • 子どもが自分に合った学習環境を選び、学ぶことができます。

デメリット

  • フリースクールは規模が小さいことが多く、提供されるコースやサービスが限定されてしまう場合があります。
  • 子どもの学習について、親御さんが関与できない場合があります。

このように、どんな学習方法にもメリットとデメリットがあります。お子さんの性格や好みを考え、お子さんの気持ちも聞いた上で学習方法を選択しましょう。

まとめ

不登校の子どもを持つ親御さんにとって、子どもが勉強しないと悩みの種がひとつ増えることになりますが、決して焦らないようにしましょう。

不登校の子は、47%以上が「無気力感」「やる気のなさ」に悩んでいますし、何もしたくない時に勉強のことを持ち出されても、不登校が悪化するだけです。

それよりも日常生活の中で親御さんがしてあげられるサポートに専念し、子どものやる気や失ってしまった自信を取り戻してあげましょう。

また家庭内が明るくないとお子さんも元気になれませんから、親御さんも大変でしょうが、お子さんの前では暗い顔やとげとげしい雰囲気を作らないよう、心がけてください。

勉強のやり方と学習サポートに関する選択肢は多くあります。お子さんの好みに合わせて、またその時々の子どもの状況やニーズに合わせて選択し、勉強に対しての恐怖心を取り除いてあげてください。

不登校の子は勉強しないのではなくて、「やりたくても気力がない」状態だということを決して忘れないでください。

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この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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