勉強・受験

不登校で勉強しない子がゲームにハマる理由と勉強するようになる方法

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

不登校になってしまった子は、大抵の場合、ゲームにはまってしまいます。

「不登校だからこそ、勉強はちゃんとして欲しいのに…」とヤキモキする親御さんは多いのではないでしょうか?

そこで今日は不登校の子がゲームにハマる理由やゲーム依存からの抜け出し方など、不登校とゲームにまつわる対処法を分かりやすく解説していきます。

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不登校で勉強しない子がゲームばかりする3つの理由

不登校の子どもが勉強をせずにゲームばかりに没頭する理由は複数ありますが、やはり子どもたちの心理や状況が影響していることが多いです。

不登校で勉強しない子がゲームばかりする3つの理由を解説していきます。

ゲームで達成感を味わう

不登校の子は学校へ行けない自分や、勉強ができない自分に対してマイナスの感情を強く感じています。
ですが、ゲームの世界では他者と比較しても自分が抜きんでることが可能で、しかも達成感や楽しさを簡単に得ることができます。
このように、ゲームは現実からの回避手段として利用されることがあります。

報酬を得て満足感を味わう

ゲームは短期的に報酬が得られる環境を提供します。クリアしたステージやアイテムの入手など、ゲーム内での成功体験が子どもたちに満足感をもたらします。

一方、勉強や学業には報酬が即座に得られるわけではなく、長期的な努力が必要です。

この違いから、ゲームに没頭することで即時的な満足感を得ようとする傾向が見られます。

自己肯定感の向上と自信の回復

一部のゲームは、プレイすることでスキルや知識が向上し、成功を感じることができます。繰り返し成功を経験すると、自己肯定感も高まります。不登校で自信を失っている子どもたちも、ゲームで成長を感じることで自信を取り戻す可能性があります。
これらの理由から、不登校の子どもがゲームばかりに没頭するのは、子どもの内面的なニーズや心理的な配慮によるものであることが分かります。

親がゲームを規制するのは危ない!?

不登校の子供がゲームばかりしている状況になってしまうと、親御さんは「ゲーム時間を制限した方がいいかも…?」と考えると思います。ですが、ゲームを制限することでゲームにハマってしまった問題を解決できるとは言えません。
返って逆効果な場合も多いです。
ゲームを規制するのが危ない理由を解説します。

規制の危険性

親がゲームを規制することは、一見すると問題を解決に有効な手段のように感じられますが、実際には危険性あります。

1. 反省心の増大

ゲームを規制することで、子供は親の干渉や息苦しさを感じながらも、反省する気持ちを感じ、そのため元々もっていた罪悪感を肥大させる可能性があります。
その辛い気持ちから逃れるために、ますますゲームに没頭することになります。

2. 対話の機会が失われる

規制が強い場合、子供は親とのコミュニケーションを放棄する可能性があります。

3. 回避行動の増加と依存症の深刻化

規制を強制することで、子どもはゲームからの回避行動を増やす可能性があります。 これによってゲーム依存の問題は、より深刻化することがあります。

4. 社会関係が希薄になる

今時のゲームはオンラインで他者とつながる機能を持っています。規制によってゲームから遠ざかってしまうと、子どもの社会関係が希薄化する可能性があります。
さらに、ゲームの話ができなくなると友達との交流や関わりも減少してしまうので、孤独感や社会的な不安が増大します。

5. 必要なスキルの欠如

一部のゲームは問題解決能力や戦略的思考を養う面もあります。親が制限を強めてしまうと、子どもはこれらのスキルを獲得するチャンスを失う可能性があります。

6. 健全な時間管理の機会を阻害する

どんなに熱中しているように見えても、子どもは自分なりに今までゲームをしながら他のこともできるよう、時間を管理していました。ですが親に規制されてしまうと、自分で時間管理する機会を奪われ、また気力までも失ってしまいます。

規制は慎重に行うべきです。 ゲームを規制する危険性を理解し、対話しながら子どもの意見や感情を尊重し、バランスの取れたアプローチを考えることが大切になります。

また以下からは、ゲームを規制することで起こりうるトラブルを解説します。

対立と反発

ゲームを規制することは、子どもと対立してしまう可能性が高いです。
子どもたちはゲームを楽しんでおり、それが楽しみの一つになっています。ですから大人が口を出しても憎まれるだけで、ゲームに関しての欲求が高まるばかりです。

ストレスの増加

不登校の子がゲームに没頭する行動の理由のひとつに、ストレスや不安を紛らわしていることがあります。それなのに親によってゲームの規制が行われると、罪悪感などの負の感情が加速し、ストレスが劇的に増えてしまうのです。
これによって、子どもが暴力を振るってしまう可能性も高まります。

規制を検討する際は、子どもたちのニーズや状況をよく理解して、共通の目標を持って協力することが大切です。親子の間の信頼とコミュニケーションを大切にしながら、バランスよく前向きにアプローチするようにしましょう。

ゲーム依存を少しでも改善する方法

ゲーム依存を改善するためには、バランスの取れたアプローチとポジティブな環境を提供することが重要です。以下は、ゲーム依存を少しでも改善するための具体的な方法です。

1. スケジュールの設定

子どもと一緒にゲームを楽しむ時間と、学習や他の活動に割く時間を明確に分けましょう。時間管理ができるようになると、依存症のリスクを軽減させることができます。

2. ルールを設定しゲーム支配させない

ゲームのプレイ時間や場所、条件などをルールとして設定しましょう。例えば、学習が終わってからゲームをする、居間でのみゲームをするなどのルールを設定しておくと、ゲームが生活全体を支配することを防ぐことができます。

3. 活動のバリエーションを増やす

子どもの興味や関心を幅広くカバーする様々な活動の機会を提供しましょう。スポーツ、アート、趣味、読書などさまざまな活動、ゲーム以外の楽しみや満足感を体験させることが重要です。

4. 共同体験を追加

ゲームの世界だけでなく、家族や友人との共同の活動を大切にしましょう。 家族での外出や友達との遊び、チームスポーツなど、人との交流や親子間で協力して行うことを増やせば、ゲーム以外の楽しさを実感できます。

5. ポジティブなインセンティブを提供する

ゲーム以外の活動への参加や成果に対して、ポジティブなインセンティブを用意しましょう。 楽しいイベントへの参加や小さなご褒美、ゲーム以外の活動へのモチベーションを高めることができます。

ゲーム依存を改善するためには、バランスを取りながら多様な活動を提供し、ゲーム以外の楽しさや達成感を育むことが大切です。ポジティブなアプローチを支援し、健全な生活習慣を築くお手伝いをしていきましょう。

不登校で勉強しないゲーム依存の子が勉強するようになる方法

不登校と言っても、勉強しなければ進学どころか進級できなくなってしまうこともあります。ですから、なんとしても勉強にも関心を向ける必要があります。
以下から不登校で勉強しないゲーム依存の子が勉強するようになる方法を解説していきます。

1. 目標の設定

子どもと一緒に学習に対する目標を設定しましょう。 具体的な目標を持つことで、勉強へのモチベーションを高めることができます。目標は大きなものから小さなものまで幅広く設定し、達成感を安心するように工夫しましょう。

2. 勉強の楽しさを発見

勉強が楽しいと感じるように、勉強のやり方などを工夫してあげましょう。 子どもの興味や関心があることを取り入れ、お子さんのやり方にピッタリ合った教材やアプローチで学習できるよう配慮してあげましょう。学習内容を魅力的にすることが大切です。楽しめるやり方であれば、勉強への抵抗感が軽減されます。

以下に、子どもが楽しめるやり方で勉強する方法を紹介しておきます。

1. 興味のある関心に合ったテーマを選ぶ

子どもの好奇心を刺激するようなテーマやトピックを選んでみましょう。知的好奇心が芽生える可能性が高まります。

2. ゲーム要素を取り入れる

ゲーム的な要素を学習に取り入れ、楽しみながら学べる環境を作りましょう。 クイズ形式の問題集や学習ゲーム、報酬制度などを導入することで、勉強を楽しい挑戦と思えるようになります。

3. プロジェクトベースの学習

興味のあるテーマに関して、プロジェクトを進めるスタイルを取り入れてみましょう。自分で調査や課題解決を行うプロジェクトは、自主的に学習する楽しさを味わうことができます。

4. 実践的なアクティビティ

学んだことを実際に体験し、実践的なアクティビティを行うことで、勉強の意義を実感しやすくなります。科学実験や工作、料理など、楽しいアクティビティを子どもと一緒に楽しみましょう。

5. 褒めて励まします

子どもの努力や頑張りを褒め、肯定的にフィードバックしてあげることが大切です。成功体験を積極的に評価し、自信をつけてあげると、勉強への努力がイヤでなくなり、やる気を高めることが可能です。

子どもの興味や興味に合わせた学習方法を取り入れることで、勉強を楽しみながら進めることが可能になります。楽しいやり方で学びながら、自己肯定感や学習への自信を育ててあげましょう。

3. 子どもと一緒に学ぶ姿勢を示す

子どもが勉強している姿に関心を持ち、一緒に学ぶ姿勢を示すことが重要です。質問をしたり、内容学習に興味を示したりすることで、子どもに学ぶことの価値親を与えることが可能です。それによって、子どものモチベーションを高めることができます。

4. 学習環境の整備

子どもの学習に適した環境を整えることが大切です。 静かな場所や必要な教材を用意し、集中力を高める環境を作ってあげると、勉強効率が向上します。

5. 時間管理とバランス

ゲーム時間と学習時間のバランスをとることが重要です。子どもと一緒にスケジュールを立て、ゲーム時間と勉強時間が均等に配分できるよう配慮してあげましょう。このようにスケジュールを立ててゲームや勉強をすると、生活リズムを整えることもできます。

6. 成果を認める:

子どもが努力した成果を認め、褒めることが大切です。 達成感を共有し、自信をつけることで、次のステップに向けて前向きに努力をすることができるようになります。

ゲーム依存から離脱し、学習への関心を高め学ぶ姿勢を育むには、やはり努力が必要です。 子どものペースに合わせつつ、継続的なサポートと励ましを提供してあげましょう。そうすることで、学習への関心を喚起し、不登校から回復していくことが可能になります。

親が「ゲームに頼らざるを得ない子どもの気持ちを理解する」ことが、ゲーム依存から脱却できる早道

不登校になってしまった子には、複雑な心理的問題が多いです。ですからゲームに焦点をあてるより、根本的な問題にアプローチすることが重要です。

不登校の子供がゲームばかりに時間を費やす状況になってしまうと、親御さんはゲームを制限することを検討するかもしれません。ですが、ゲームを制限するだけで問題が解決するわけではありませんし、逆効果となる可能性が高いことが示唆されています。

なぜなら、ゲームが持つ魅力やその先にある課題を理解せずに割り込むだけでは、子供の抵抗感や反発心を煽るだけだからです。

子どもは勉強しないことに罪悪感を抱いているので、子供の興味や関心に合わせた学習方法やアプローチを導入すると、勉強への抵抗感を軽減させ、自発的な学習のやる気を引き出すことができます。

親御さんが「ゲームに頼らざるを得ない子どもの気持ち」に気が付き、お子さんと共に問題解決に取り組み、持続的に支援してあげれば、いずれゲームから脱却することが可能になってきます。

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この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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