子どもへの対応
2020.07.09
思春期のお子さんとの会話が盛り上がる3つの方法

不登校訪問専門員の柳です。
私たちあすなろは、勉強の遅れに不安を感じているお母さんからご相談をいただくことが多いのですが、最近は勉強以外のことでも悩まれているご家庭が増えていると感じています。
どんなにテスト直前になっても、無気力で勉強への意識が低いお子さんを見て、ついイライラ…。
思春期に入り、お子さんとの会話はほとんどなく、言葉を交わしたと思えばケンカばかり…。
こういった思春期のお子さんとの関係で、悩まれているお母さんは少なくありません。
そんな中、先日不登校のお子さんを持つ、あるお母さんとの会話で興味深い話がありました。
少しでも不登校のことでお悩みのご家庭の参考になればと思い、今回は、そのお母さんの話を元に、思春期のお子さんとの会話が盛り上がる3つの方法をご紹介します。
■ 会話の頻度が格段に増えたある方法とは?
小学校の頃は親子で出かけたり、たわいもない会話で盛り上がったりとお母さんと仲の良かったR君。
しかし、中学生になると思春期に突入し、日に日に会話も減っていったそうです。
「どうしたの?」と聞いても「別にー。」とだけ。。。
そんな親子関係に悩んでいたお母さんは、ある方法を試みたことで最近は会話する頻度が格段に増えたといいます。
R君のお母さんが試みた方法というのはたった3つ。
- 子どもが生まれたときの喜びを思い出す
- 子どもと共有した様々なできごとを思い出す
- それを毎日さりげなく子どもに話して聞かせる
たったこれだけです。
ですが、これはお子さんを一生懸命育ててこられたお母さんにしか出来ないことです。
振り返ってみれば色々なことがあったのではないでしょうか?
生まれたばかりの時に、看護婦さんにかわいがってもらったなぁ。
いつも私にピッタリくっついて、甘えんぼさんだったなぁ。
そういえば、ピーマンが嫌いになったのは、あの時あんな出来事があったからだったなぁ。
お母さんだからこそ知りえることだと思います。
そんなお子さんとの一つ一つの思い出をぜひ本人に伝えてあげてください。
恥ずかしくて言えない…。
そんな時は、面と向かって伝える必要はありません。さりげなく独り言のようにつぶやくだけでもいいのです。
お子さんの幼いことを思い出すことで、自然とピリピリしていた気持ちも穏やかになるはずです。
そんな雰囲気だとお子さんも懐かしい気持ちになり、お子さんから話しやすくなる効果があるのです。
子どもが母親に反抗するのはお母さんが嫌いだからではありません。
思春期で恥ずかしかったり、傷つくのが嫌で近づけたくないだけなのです。
反抗することでお母さんを遠ざけたいだけなのです。
そんな時は、不器用な形でさりげない形で構いません。
お母さんの愛情を伝えてあげることが重要なのです。
まだまだ感情の起伏が激しい多感な時期のお子さんばかりだと思います。
なかなか面と向かって素直に話せないことも多いと思いますが、そんなときこそ、私たち家庭教師が第三者の立場でお互いの思いを伝える役目にもなれます。
お悩みのことがあれば、いつでも私たちあすなろにご相談くださいね。
ピックアップ
-
「心のコップ」は満たされていますか?
子どもへの対応 -
「ネット依存症」を未然に防ぐには。
子どもへの対応