子どもとの接し方
子どもをやる気にする、親の言葉がけ実践例
2022.08.11

「いつまでゲームばっかりしているの!勉強しなさい!」
宿題もやらずダラダラしているお子さんに対して、つい怒鳴りたくなるときはありますよね。でもお尻を叩いて机に向かわせたところで、お子さんのやる気が起きるかというと・・・むしろ逆効果です。
では、親のどんな言葉がけが子どものやる気に繋がるのか?今回は、勉強のやる気を引き出す“言葉がけ”をテーマにお届けしたいと思います。お父さんお母さんが今日から使える言葉がけ例を紹介しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
親の言葉がけ実践例
1.怒るよりも、認める・褒める
「こんなのも出来なくて、どうするの?いつもゲームばかりしているからだよ」
テストの答案を見て、こんな風に怒ったことがある方は多いのではないでしょうか?
確かに点数だけで見れば「悪い」の一言で終わってしまうかもしれませんが、お子さんなりに頑張ってマルをもらった問題があったり、最後まで諦めずに解こうとした姿勢があったりしたかもしれませんよね。こんなときには、出来なかったことを叱るのではなく、出来たところを認めてあげることも大切です。
- 前は出来なかったのに、この問題解けたんだね!
- 難しかったって言ってたけど、最後まで書いてたじゃん
- 前回よりレベルアップしたとこが見られてお母さん嬉しいな
・・・と、こんな風に“出来たところ”に着目して声かけをしてみてください。お子さん自身もテストの結果を受けて自信を失っている場合もあるので、お父さんお母さんが認めて褒めてあげることで、「大丈夫、次はがんばろう」という気持ちを取り戻し、少しずつやる気が目覚めていきます。
2.マイナスではなく、プラスの言葉がけをする
- いつになったら勉強するのよ!ゲームを止めて勉強しなさい!
- 何回言ったら分かるの?早くしなさい!
- 早く片付けなさい!
ついカッとなって出てしまいそうですが、これらはすべてマイナスの声かけです。お子さんへの言葉がけは、できるだけマイナスワードを最小限に抑えましょう。
最初から勉強が好きな子どもはほとんどいません。もともと勉強が好きではないのに、マイナスな言葉がけばかりされていたら、どんどんやる気は落ちていってしまいます。
だからこそ、少し言葉のかけ方を変えて、次のようなプラスの言葉がけをしてみましょう。
- ○時になったらゲームを止めて勉強をするってお母さんは信じているよ
- 何も言わなくても○○君なら出来るって分かっているよ
- もうそろそろ片付けをしてくれたら嬉しいな
言葉がけを変えることで最初はお子さんもビックリするかもしれませんが、「お母さん(お父さん)が認めてくれている」という安心感と、「やらないといけないな」という気持ちに変化していく子も多いですよ。
ほんの少し心がけで、お子さんのやる気をグングン高めることができます!
「親の言葉がけ1つで、本当にやる気になるのかしら?」と思われるかもしれませんが、マイナスな言葉をプラスに変えるだけでも、お子さんの言動はきっと変わります。私たちが思っている以上に、お子さんはお父さんお母さんの言葉をしっかり受け止めているからです。
それに、プラスの言葉を意識的に使うことによって私たち大人自身のモチベーションも上がっていく効果があります(^^)ぜひ今日から言葉がけを工夫してみてくださいね。
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