子育てのヒント

知らないとヤバい!テスト結果が悪い時にやってはいけない保護者のNG言動

この記事の著者

木村 美紀 / 家庭教師のあすなろ お悩み解決サポーター

お母さんはいつもお子さんのテストの結果を見て、どんな声かけをしていますか?
もしかして…
「なに?この点数!だから勉強しなさいって言ったでしょ!?」
など、このような声かけをしていませんか?
実はそのような声かけをしている方は要注意!!!親の接し方や言葉がけは、子どもの学習のやる気や自己肯定感に大きな影響を与えます。
正しい接し方や言葉がけは、子どもの勉強のやる気や積極性を高めることができます。しかし、先ほどのような間違った接し方や言葉がけは、子どもの自信を損ない、学習への意欲を低下させる可能性があります。

そこでこの記事では、子どものテストの結果が悪かった時の適切な接し方や言葉がけについてまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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親がしがちな間違ったNG言動とその影響

テストの結果を見て、よく保護者がやってしまいがちなNG言動があります。お母さんも思わずやっていないかチェックしてみてください。

NG言動①:非難や批判

「また、こんな点数取ったの?何で勉強しなかったのよ?」
「だから、もう何度も言ってるでしょ!ちゃんと勉強しなさい!」

このようにテストの成績が悪かったときに、子どもを非難・批判することは、勉強の自信だけでなく学習への意欲を削ぐ大きな原因となります。絶対にやってはダメです。

NG言動②:過度なプレッシャー

「なんで、こんなに低い点数なの?もっと頑張れないの?」
「何でいつも上手くできないの?全然、努力が足りてないから!!!」

成績を上げるようにと過度なプレッシャーをかけると、子どもは学習へのストレスを感じ、自己肯定感が低下する可能性があります。

NG言動③:比較と競争

「他の子はもっと高い点数を取れるのに、なんでこんな低い点数なの?」
「他の子はもっと速く解けているのに、まだ解けていないの?頑張って追いつかないと!」

他の子と比較や競争させることは、子どもに強いストレスを与える可能性があります。そのような言葉を掛けてしまうと、子どもが自信を失い、勉強へのやる気を低下させることになります。

NG言動④:成績の結果だけを見る

「こんなに点数が悪いと将来が心配だよ。もっといい成績を取らないとダメだよ。」
「他の子はもっと優秀な成績を取っているのに、○○は全然できてないね。」

成績だけに注目し、他の成果や努力を見落とすことは、子どもの全体的な成長を妨げる可能性があります。
成績への過度な重要視や将来への不安、責任やプレッシャーを子どもに押し付けるものであり、お子さんの学習意欲や自己肯定感を低下させる可能性があります。

NG言動⑤:解決策を明確に伝えない

「なにこの成績!?とにかく塾に通わせなきゃ!!」
「テレビやゲームばかりしているから、こんなにも成績がわるいのよ!」

子どもが成績を上げるための具体的な解決策やサポートを受けられないと、子どもは問題解決能力を身につける機会を逃してしまいます。

親ができる適切な接し方と言葉がけ

ここまではNGな声掛けについて詳しくご紹介してきました。
次は、保護者ができる適切な接し方と言葉がけの方法をお伝えします。

子どものテストの結果が悪かった場合に、適切な接し方や言葉がけを行うために、
以下のポイントに気を付けて接してみましょう。

適切な言動①:理解と共感

まずは子どもの気持ちや状況を理解し、共感することが大切です。
子どもが悪い結果を出した時に、ただ非難や批判するのではなく、子どもの立場や感情を受け止め、共感することで、子どもの自己肯定感や勉強のやる気を高めることができます。

具体的な声掛けの例としては

「テストの結果が思ったより悪かったね。でも、テスト前にすごく一生懸命勉強していたよね。だからガッカリした気持ちも分かるよ」
→ 子どもの気持ちを理解し、共感することで、子どもが頑張ったことに対して評価と理解を示します。

「点数が上がらなかった時は、落ち込んじゃうよね。じゃあ、次はどうやったら上がるか考えてみようか」
→ 子どもの感情を受け止めながら、子どもに次のステップに向けて考える機会を与えます。

「テストの結果は大事だけど、
成績だけで判断するわけじゃないよ。他にも得意なことや努力していることがたくさんあるよね」

→ 子どもに対して成績だけでなく、他の面や努力も評価し、子どもの自己肯定感を高めます。

適切な言動②:成績だけでなく努力も評価

成績だけでなく、子どもの努力や取り組みも評価することは重要です。成績が悪くても、子どものがんばりを見逃さずに認めることで、自己肯定感や勉強のやる気を高めることができます。

具体的な声掛けの例としては

「点数はまだ伸びなかったけど、○○が毎日コツコツと勉強して頑張っているのはちゃんと見ていたよ!努力を続けることが大切だから、頑張っていこう!」
→ 子どもの努力を評価し、子どもが日々の取り組みに対して励ましを与えます。

「テストの結果が思ったより悪かったけど、前回よりも頑張っていたね。努力した分、きちんと認められるから、次も同じように頑張っていこう!」
→ 子どもの前向きな努力を褒めて、継続して取り組む意欲を引き出します。

「点数は上がらなかったけど、色々な勉強のやり方を試しているのはすごいよ!
努力を惜しまずに取り組む姿勢が大切だよ」

→ 子どもの学習への工夫や努力を認め、子どもに自信を持たせます。

適切な言動③:目標設定と計画立てのサポート

子どもと一緒に目標を立て、具体的な計画を立てる手助けをしましょう。子どもが自分で目標に向かって努力する意欲を持てるよう、サポートしてあげてください。

具体的な声掛けの例としては

「次のテストまでに目標の点数を決めてみるといいよ。その点数を取るためにどんな計画を立てる?一緒に考えてみよう」
→ 子どもと一緒に目標を設定し、計画を立てることで、子どもの学習に対する意欲と責任感を高めます。

「自分の弱点や苦手な部分に注目して、改善するための目標を立ててみよう。どんな手段や役立つものが必要か考えてみよう」
→ 子どもに自身の弱点や改善すべき部分に意識を向けさせ、具体的な手段やサポートの必要性を考えさせます。

「長期的な目標を決める時は、中間目標を立てると達成感を得やすくなるよ。一つ一つの小さな目標を達成しながら、大きな目標に向かって進もう」
→ 子どもに目標を分割して設定し、段階的な達成感を味わいながら学習を進める重要性を教えます。

成績が悪い原因を理解することが重要

保護者が子どものテストの成績が悪い原因を理解することは、とても大切です。

なぜかと言うと、その理解が具体的な解決策を見つけ出すための道しるべになるからです。例えば、子どもが英語や数学など、特定の教科で苦労しているのであれば、その教科に集中した勉強の手助けをすることができます。また、問題が勉強方法や時間管理にある場合は、問題を克服するための計画を一緒に考えることができます。

さらに、その理解は子どもとのコミュニケーションを改善するためにも役立ちます。子どもが自分の問題や課題について相談することを助けたり、保護者が子どもの感情を理解したり、気持ちに寄り添うことを可能にします。子どもは勉強に対する自信が生まれ、勉強のやる気を高めることができます。

また、原因を理解することは、保護者自身が現状を受け入れ、子どもに対して優しく辛抱強く接するためにも重要です。成績が悪いことを親が過度に心配したり、怒ったりすると、子どもはプレッシャーを感じ、さらに勉強に対してネガティブな感情をもつ可能性があります。親が問題を理解し、解決策を見つけるために一緒に努力するという姿勢は、子どもが学習に対する前向きな姿勢を保つのを助けることができます。

このことから、親が子どもの成績が悪い原因を理解することは、問題解決、コミュニケーションの改善、適切な感情的対応の三つの観点から見て、非常に重要であると言えます。

テストの点数が悪くても、親は感情的になってはダメ!

テストの成績が悪くなったとき、親は冷静な対応を心掛けましょう。感情的になることは子どもにプレッシャーやストレスを与え、勉強のやる気を無くす原因になりかねません。
そんな時こそ、一息ついて、子どもの気持ちに寄り添ってみてください。子どもが何を感じ、何に困っているのかを理解し、適切な接し方や言葉がけを行うことが大切です。
そうすれば、お子さんは自信が生まれ、「頑張ってみる!」と勉強へのやる気も自然と高まります。お母さんの言葉がけや接し方ひとつで、子どもは壁を乗り越え、成績を上げるための道筋を見つけることができるのです。

最後に、さまざまな視点からのアドバイスを再掲します。

子どもの気持ちを理解し、共感する
成績だけでなく努力や進歩も評価する
目標設定と計画立てのサポートをする

これらのアドバイスを実践することで、子どもが学びやすい環境が整い、成績を上げるためサポートができるようになります。大切なのは、子どもとしっかりと話をし、子どもが求めているものに応えることです。
そして、これからもあなたが子どもと一緒に、その壁を乗り越え、一緒に成長していく過程を楽しみながら、温かく見守っていってください。あなたの存在こそが、お子さんにとっての最大のサポートとなるからです。

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