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中学の学習指導要領どう変わった?英語・数学の変更点まとめ

この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者

2021年4月から、全国の中学校で新学習指導要領がスタートしました。
「学習指導要領が改訂されて、なにが変わったの?」
「英語が難しくなるって言うけど、ついていけるか心配…」

そんな中学1・2年の保護者の方には、ぜひ最後まで読んでいただきたいと思います。

なぜなら、今回の改訂で〈変わること〉と〈対策〉を知らないと、今は成績が良い子でも近いうちにつまずく可能性があるからです。勉強が遅れている子はすでに黄色信号!これからもっと差をつけられてしまいます。

これは決して大げさではありません。それほどに、学習指導要領の改訂によって中学校教育の常識がくつがえるような大改革が起こっているんです。




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戦後最大の大改革!? 新学習指導要領が今年スタート

学習指導要領は、文部科学省が定めた教育課程(カリキュラム)のこと。約10年ごとに改訂されていて、まさに今年がそのタイミングでした。グローバル化や人工知能の技術が進み、数年前には考えられなかったような社会の変化が起きています。そんな未来の予測が難しい時代でも、子どもたちが主体的に生きていける力を育てたい。こうした目的で今回の改訂が行われました。

そして去年、新学習指導要領は小学校で先行スタート。プログラミング教育の必修化など新たな動きがありました。いよいよ今年からは中学校でも全面実施となりましたが、ここで〈戦後最大〉と言われるほどの大幅な変更点が加えられているんです。

かんたんに言うと、全体的に難易度が上がり、学習量も増えました
中学校教科書のページ数をみても、ゆとり教育時代から1.6倍に増えているんです!さらに内容も高度になっていますから、10年前の常識はもう通用しません。

「じゃあ具体的になにが変わったの?」と気になっているかと思いますので、さっそく見ていきましょう。
中学生がもっともニガテとする英語・数学について、学習指導要領の変更点を分かりやすくまとめました。




9教科で最大のインパクト!英語の変更点と注意点

中学校の学習指導要領改訂で、もっとも大幅な変更が加えられたのが英語です。



英語で「ココだけはおさえておくべき」変更点は3つ

【ポイント①】3年間で扱う英単語が約1.5倍に!

中学校の英語で扱う単語数が、1,200語から約1,600~1,800語に急増しました。約1.5倍も増えたことになります。これは今まで文科省が高校生レベルに設定していた数です。時間(コマ数)は変わらないのに覚えることが増えるということは、授業のスピードアップは避けられません。また単語が増えることで長文も増えています。

【ポイント②】授業はすべて英語!発信能力が求められる

英語のコミュニケーション力強化のため、中学校の英語授業では日本語を使わなくなります。生徒同士のやりとりや先生への質問も、すべて英語が基本です。さらに対話的な活動(発表やディスカッション)によって、英語で自分の考えや気持ちを伝え合う機会が増えます。

【ポイント③】高校から文法が前倒しに!難易度がアップ

現在完了進行形、仮定法など高校で習っていた文法が中学校へ前倒しになり、難易度アップ。ただでさえ覚えることが多いのに、内容も高度になります。


英語はココに注意!

【中1英語・ココに注意!】

●小学校とは違い、ALL ENGLISHに
→会話はすべて英語になるので、わからないことが出やすくなります。その上、小学校とは違う雰囲気に気後れして質問できない子も・・・。わからないことがそのままにならないよう、先生に個別で質問したり、自宅で復習したりする工夫が必要です。
●単語が読める・わかるレベルでは不十分
→中学校の英語テストではスペルミスが減点に!単語が読める・わかるレベルでは不十分なので、今まで以上に〈書く〉練習が必要です。ちなみに小学校で習った約600~700の英単語は読めて書けて当たり前に扱われます。自信がない場合は早めに復習しましょう。

【中2英語・ココに注意!】

●中3単元が前倒しになり難易度アップ
→現在完了・現在完了進行形といった中3単元が前倒しになり、難易度が上がります。授業のスピードも上がるので、ただ聞き流すだけではあっという間についていけなくなります。
●英語のテストは得点が難しくなる!?
→学習指導要領改訂で単語が増えた影響で、英語の教科書の文章が長文化しています。もちろん定期テストも同様なので〈長文を速く読んで理解する力〉が今まで以上に重要に!一夜漬けのテスト勉強は通用しません。




前倒し単元で難しくなる!数学の変更点まとめ

数学の変更点のポイントは大きく分けて2つ

【ポイント①】上の学年や高校からの前倒しにより難易度アップ

これまで中学3年生で習っていた「素因数分解」や中学2年生で習っていた「確率」などを、なんと中学1年生の間で学ぶことになります。難易度が一気に上るため、これまで以上に基礎力をつけておかないと授業についていけなくなる可能性が高まります。

【ポイント②】「データの活用」領域が拡大!数学的思考が求められる

なんと、高校で習う「累積度数」が中学1年生で、「四分位範囲」や「箱ひげ図」は中学2年生で習うことに。データの活用に関する学習を前倒しにすることで、早い段階で数学的思考を養う方針に大きく変わりました。


数学はココに注意!

【中1数学・ココに注意!】

●中3でも苦手な子が多い〈素因数分解〉が中1の最初に
中1数学は、上の学年から素因数分解・確率が前倒しになることで難易度アップ。しかも中3でも苦手な子が多い素因数分解は、中1数学の最初(5月頃)から登場。小学校で習ったことが土台になるので、すでにつまずいている子は戻り学習が必要になる場合もあります。さらに「データの活用」領域で、累積度数が新規で加わっています。

【中2数学・ココに注意!】

●高校レベルだった「データの活用」領域が増加
四分位範囲、箱ひげ図といった「データの活用」領域が高校数学から前倒しになり、難易度が一気に上がります。今後はデータを分析・活用して課題を解決する力が求められますが、こうした〈数学的思考〉にニガテ意識を持つ子がかなり多いです。疑問点は早めにつぶしておくことが大事です。




「できる子」と「できない子」の格差がさらに広がる

学習指導要領の変更点(英語・数学共通)をまとめると・・・

  • 単元が前倒しになり、難易度が上がる
  • 学習量が増えて、スピードが上がる
  • 過去になかった新出単元や英会話にとまどう
  • テストで高得点が難しくなる

50分授業は変わらないのに、内容が難しくなる、学習量もスピードも上がる。これでは、ついていけない子が急増するのは目に見えています。おそらく夏の中間テストあたりで、できる子とできない子の格差が一気に広がるでしょう。

しかも、いま中学生のお子さんは高校入試にも影響が(もう出ています)!

【学習指導要領改訂で高校入試が変わる一例】

  • 単語数、文章題、思考問題が増えて得点が難しくなる
  • 単元や出題形式が変わるので、過去問がアテにならなくなる
  • 都立高で英語スピーキングテストを実施予定 など

新学習指導要領に切り替わってからの前例がないため、対策がしにくくなります。特に中1は中学校3年間を新しい教科書で学ぶので、入試問題も新学習指導要領用に大きく変わるはずです。「高校受験はまだ先の話」とは決して考えず、今から対策しないと手遅れになりそうです。

学校の授業をただ受けるだけでは、明らかに不十分だということが分かりました。去年の時点で勉強の遅れがある子はなおさらです。

では、レベルアップした授業についていくために、どんな対策が必要でしょうか。
塾や家庭教師をつける・・・?いいえ、それでは根本的な解決になりません。なぜなら塾や家庭教師の指導を受けられる時間は、多くても週に2~4時間ほど。この短時間でできることは限られているからです。

それなら、どこで不足分を補うかと言うと・・・そう!「家庭学習」しかないんです。




これまで以上に“家庭学習”が重要になります!

塾や家庭教師の時間よりも圧倒的に多い、一人の時間。
コロナによる休校・自粛が、いつまた起こるかわからない現状も踏まえると・・・これからは、一人での〈家庭学習〉の質を上げて、いかにテストで結果を出せるかで、成績の良し悪しが決まります。




予習復習なしに、成績アップはできません

「家庭学習」と言うと大雑把ですが、家庭学習において、もっとも重要なことをご存知でしょうか?答えはとってもシンプル!ずばり予習復習です。

大事なことなのでもう一度言います。

予習復習なしに、成績アップすることはできません!

今回の学習指導要領改訂によって、それが決定的になりました。理由は2つあります。


予習復習が重要な理由①

「もう理解できている」「家でやってきている」ことが前提で授業が進むようになるから。
中学校の先生は50分間で教える内容が増えたので、復習に時間を割く余裕がなくなっています。
特に中1は、去年までは手厚かった小学校のおさらい時間が減少する可能性大!つまりわからないことは、自分の努力(家庭学習)で穴埋めするしかありません。


予習復習が重要な理由②

予習復習こそが定期テストで結果を出す近道だからです。
学習指導要領の改訂によって、たしかに単元が変わって学習量も増えました。ですが、授業で習っていないこと(中学校の教科書に載っていないこと)はテストに出ません。
ということは、授業さえしっかり理解できていれば定期テストで高得点が狙えるということ!この〈学校の授業を理解する〉のに、もっともカンタンで効果的な勉強こそ、予習復習なんです。




ここでひとつネックがあります。

これほど予習復習が重要なのに、誰もやり方を教えてくれないということです。
中学校や塾では、一人のときの予習復習のやり方は教えてもらえないですよね?

もし、勉強が苦手な子が一人でもカンタンに予習復習やテスト勉強ができて、しかも1日たった15分!そんな魔法のような家庭学習法があるとしたら、試してみたいと思いませんか?


「一人で家庭学習って、それができたら苦労しないわよ」
「今まで何をやってもダメだったし」
「難しくなるのに、1日15分でわかるようになるわけない!」

と少しでも思われたほど、私たちの勉強法の効果を実感いただきたいです。
実際にこの勉強法で、「今まで何をやっても続かなかった・・・」そんな子が、短期間で点数アップを達成しています。(たった90日間で40点50点アップした生徒が続出中!)毎日たくさんの喜びの声が届いています。




授業に取り残されるか、チャンスをつかむか・・・決めるなら今です!

新学習指導要領によって中学生の学習環境はすでに変わっています。それもすごいスピードです。立ち止まっている間にも授業はどんどん進んでいきます。

授業に取り残されて自信喪失するか、授業を最大限活かしてテストで結果を出していくか、その分かれ道は、ほんの少しのキッカケの差です。ぜひ私たちにキッカケ作りをお手伝いさせてください。

『家庭学習のやり方』『学校の授業の受け方』をちょっと工夫するだけで、驚くほど成績アップできる!ということを実感してもらいたくて、今なら無料の体験授業をやっています。

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この記事の著者

曽根 大樹 / 事務責任者

私自身、不登校になった期間があります。でも、あるキッカケのおかげで立ち直ることができ、学校に通うことができました。勉強にも苦労しました。とても厳しい部活で成績が悪いと練習に参加できないため、家に帰ってから必死に勉強しました。でも、疲れていて集中できない。勉強のやり方もわからない。気持ちばかりが空回り…。そんな状態を救ってくれたのが友達のお父さんでした。時間や勉強の仕方を少し工夫するだけで成績は伸ばせることを教えてくれました。ちょっとしたキッカケや工夫で状況は大きく変えられることを、自分の経験を活かして、一人でも多くのお子さんに伝えていきたいと思います。

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