子どもへの対応

不登校を支援する、カウンセリングの効果と対処法

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

お子さんが不登校になってしまうと、ほとんどの場合は学校からカウンセリングをすすめられます。
ですが、なぜカウンセリングを受けた方がいいのか、その理由はあいまいなことが多いです。

今日はカウンセリングを受けた方がいい理由と、お子さんがカウンセリングを拒否した場合の対処法について、お伝えします。



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不登校を支援する、カウンセリングの効果と対処法

その1:自分を振り返り、見つめ直すきっかけになる

「何が学校であったの?」
「どうして学校に行けないの?」
「いじめられてるの?」

不登校になってしまった子は、このように学校に行けない理由を聞かれます。
大人は聞いているだけかもしれませんが、子どもの立場で考えてみれば、それは責められているのと同じ。「学校に行かないことを責められてる…」とお子さんが思ってしまうと、もう自分の気持ちすらわからなくなり、お子さんは何も話せなくなってしまいます。

ですからカウンセラーは、お子さんの話したいことを、話させるようにしています。学校に行けない理由も、ここぞというタイミングをつかまない限り質問しません。
『なんでも話して大丈夫』『この人とこの場所は安心できる』という認識を高め、まずはお子さんに自分の本当の気持ちと向き合ってもらうのです。

これができるようになって初めて、『自分は一体、どうしたいか』がわかるようになるのです。



その2:ストレス発散になる

不登校の子は、ものすごい量のストレスを抱えています。学校にいけない理由もストレスが限界に達したからです。
それなのに、子どものストレスを聞いてくれる人は、あまりにも少ないのです。

「自分はなんでも聞くのに」と親御さんが思っていたとしても、「心配させちゃうから…」と話さない子もいれば、「受け入れて貰えないかも…」と話したがらない子もいます。
そんな時、無条件で受け入れるのがカウンセラーや心理士の仕事なのです。
学校に関係のない第三者であれば、お子さんも自分の気持ちを話しやすいですよね。そして話すことで、今までたまっていたモノを吐きだし、ストレスを発散することができます。



その3:今後について一緒に考えていける

周囲の大人たちは、良かれと思って沢山の助言をします。それは当然のことです。
でも不登校の子は、今、それを受け入れる心の余裕がありません。

逆にカウンセラーや心理士は、指導は絶対しません。
一緒に考えたり、お子さんが自ら進んで行く道を探す手助けをするだけです。
なぜなら、どんな場合でも自分で道を開かなければ、結果としては何も変わらないからです。

このように、カウンセリングを行うことで、お子さんはカウンセラーと一緒に今後について考えていくきっかけをつかみます。カウンセリングとは、そういった手助けなのです。



お子さんがカウンセリングを拒否した時の対処法

お子さんにとっても、親御さんにとっても、カウンセリングを受けるメリットは大きいのですが、肝心のお子さんがイヤがる場合もありますよね。
そのような時の対処法をお伝えします。

カウンセリングを受ける事は強制ではありません。
お子さんが望み、あるいはお子さんが自らカウンセリングルームに足を向けなければ意味がありません。なんでもそうですが、本人が「やってみる」と思わなければ、効果はないのです。

どうしても「早くなんとかしたい!」と思う場合は、お子さんではなく、親御さんがカウンセリングを受けてみましょう。
親御さんがカウンセリングを受け、こんな場所でこんな人で…と、様子を伝えてあげることで、お子さんの警戒心も和らいでいきます。話した内容を伝えると、自分の話もつつぬけか!?と思われてしまいますから、そこは注意してくださいね。

また親御さんがカウンセリングを受けることで、ご家族の方もお子さんに対する対応の仕方のヒントを得ることができますので、おすすめです。



カウンセリングは、不登校のお子さんが心を開くきっかけになります!

不登校になってしまった子は、大人への不信感を持ってる子が多いです。なぜなら、こうなる前にSOSを出していたのに受け入れてもらえなかった、そんな思いを抱えて不登校になってしまう子がほとんどだからです。
もしお子さんから「どうして受けた方がいいの?」と聞かれたら、ぜひとも、このように伝えてあげてください。

「学校の先生やとか、親に言いたくないこととか、何でも言っていいんだよ」
「カウンセリングって、何でも話せる場所だよ」
「そこで話したことはね、絶対、秘密を守ってくれるよ。専門家には守秘義務があるんだよ」

カウンセリングをきっかけに、大人への信頼を取り戻せるようになるといいですね。

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この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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