子どもへの対応

不登校の理由は『めんどくさい』。 無気力型の特徴と対処法

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

不登校の子に学校に行かない理由を聞いたら「めんどくさい」と言われ、お悩みではありませんか?
親御さんや学校の先生の立場で聞くと「何言ってるの!?」と思う一言かもしれません。でもこの『めんどくさい』に、実は多くの意味が隠されているのです。

お子さんの『めんどくさい』に隠された本当の意味をお伝えします。


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不登校の『めんどくさい』に隠された意味とは?

『めんどくさい』の意味①:悩むのに疲れた

お子さんは、つい最近「学校に行きたくない」と感じて不登校になってしまったのではありません。何ヶ月も何年も悩んで苦しんで、考え抜いた結果、『学校に行けなくなった』のです。
その苦しみを誰かに話しても、解決しなかったのかもしれません。さらに誰にも話せず、ずっと苦しんでいた可能性だってあります。
そんな、悩み苦しむ日々にもう疲れちゃった…。その結果、『めんどくさい』という言葉が出てくる場合があります。


『めんどくさい』の意味②:伝え方がわからない、伝えたくない

  • 『学校に行きたくない』には理由がある。でも、その理由の伝え方がわからない。
    だから→『めんどくさい』
  • 行きたくない理由はたくさんあるけど、イヤな理由がたくさんありすぎて、答えられない。
    だから→『めんどくさい』
  • 親御さんや先生に、理由を言う訳にはいかない
    だから→『めんどくさい』
  • 本人なりのプライドが傷つくので言いたくない
    だから→『めんどくさい』
  • 絶対誰にも話したくない
    だから→『めんどくさい』
  • 本音を言って大人を心配させたくないという、お子さんなりの思いやりの気持ち。
    だから→『めんどくさい』

お子さんの『めんどくさい』の一言には、こんなに沢山の理由があります。
気をつけて欲しいのは、大人はつい、心配する気持ちから「なぜ言いたくないの?なにがあったの?」と問いただしてしまいがちです。
でも大人だって、自分の感情をうまく人に説明できないことがありますし、どうしてこんな気持になるのか、理由がわかってない場合もあります。
うまく本人が言葉にできるまで、焦らず待ってあげてください。


『めんどくさい』の意味③:心の病気が隠れている

不登校は多かれ少なかれ、心が傷ついてしまった結果と言えます。
そして中には、心の病気になってしまう場合も…。

もし、心に病気を抱えてしまった場合は、気力がなくなります。
一日中眠っている場合だってあるかもしれません。そんな思いをしている子に学校に行かない理由を聞いても『めんどくさい』という言葉を発するだけで精一杯なのです。

もし何日もお風呂にも入らず、食事も満足に食べず…と日常生活に支障をきたしている場合は、一刻も早く専門家の力を借りるようにしてください。


『めんどくさい』の意味④:自己防衛

学校に行けない本当の理由を伝えたら、
「また傷つくかも…」「言っても、きっとわかってもらえない…」

こんな不安な気持ちから『めんどくさい』の一言で済ませ、これ以上、自分が傷つくのを回避している可能性があります。
お子さんは、もう傷つくことに疲れて「めんどくさい」という言葉で自分を守っているのかもしれません。


『めんどくさい』の意味④:怠惰の『めんどくさい』

学校や勉強など、自分の責任を何もかも放棄し、ただひたすら『めんどくさい』という言葉で逃げている可能性もあります。
そういう場合は、学校を休んでいながら、平日に友達と遊び回ったり非行に走る傾向も…。
こういった子はしょんぼりしておらず、かなり元気なケースが多いです。
非行傾向と判断できる場合も、必ず専門家の手を借りるようにしてください。


不登校の『めんどくさい』は、見守る時期のサイン

不登校の子はたくさんの質問をされます。

「どうして学校に行かないの?」
「なにか悩んでいるの?」
「お母さんになんでも言って」

もちろん大人は心配する気持ちから声をかけるのですが、お子さんは「ほっといて欲しい」と思っているかもしれません。

お子さんが『めんどくさい』と言った場合には、心の病気や非行傾向など一刻を争うケースではなければ、少しそっとしておいてあげてください。
一時的に心が傷ついても、時間がたてば必ず回復していきます。お子さんが『めんどくさい』と言った時には、あまり過干渉にならず、そっとお子さんを見守るようにしてあげてくださいね。

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この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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