子どもへの対応

不登校を解決する鍵・自己受容。子どもと親が自分を受け入れる方法

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

不登校になってしまう子は、基本的にまじめな子です。「自分はこれが出来てない」「学校に行けない自分は怠け者だ」と、自分で自分を追い詰めてしまうので、非常に苦しく、これが積み重なると不登校と言う結果になってしまいます。

そのような心境に陥らない為には、自己受容することが重要。

不登校の子が自己受容できるようになる方法を解説していきます。

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不登校と自己受容の関係

不登校の子は自己受容できてないと言いますが、どのようなことなのでしょうか?不登校と自己受容の関係を解説していきます。

自己受容の概念とは何か?

自己受容とは、自分自身をありのままに受け入れ、過度な自己評価や自己批判から解放されるプロセスです。これには以下の要素が含まれます。

自分の欠点や不完全さを受け入れる

自己受容は、完璧さを求めず、自分の弱点やできないことを無視することから始まります。誰もが完璧ではないことを認識しましょう。

他人との比較をやめる

他人との比較から解放され、自分を他人とは異なる独自の存在として認識します。自己受容は、他人からの期待や評価に振り回されないことも意味します。

自己受容の欠如が不登校問題を複雑化させる

自己受容の欠如は、不登校問題を複雑化させてしまいます。

モチベーションの低下

自己受容できない子どもは、学業や学校へのモチベーションが低下し、学習への努力がイヤになってしまいます。

学業への影響

自己受容できないことで勉強もできなくなり、学校に戻ることをさらに困難にします。自己受容のプロセスは、復学において非常に重要です。

家族関係への影響

自己受容の問題は、家族関係にも影響を及ぼします。子どもと家族のコミュニケーションが困難になり、家庭内がギクシャクすることがあります。

自己受容と自己肯定感の違い

自己受容は、自分自身をありのまま受け入れることであり、完璧でなくても自分を受け入れること言います。自己受容が自己肯定感の基盤となることがあります。

自己肯定感って何か?

自己肯定感が高い人は、自分の能力や価値を認め、自分を肯定的にとらえます。それはよいのですが、そうなると偏見の目で自分を見てしまう傾向があります。

自己肯定感を高めようとすると自己否定してしまう!

自己肯定感を高めようすると、自己否定が起こります。 これは、過度な自己評価や完璧主義、失敗できないプレッシャー、達成できない目標など、様々なことに対して、強く自分を否定してしまうことから起こります。

実は、不登校の子どもを持つ親は自己受容できない場合が多い

不登校の子どもを持つ親御さんは、お子さんと同じように、自己受容に難しさを感じています。そのことがお子さんの不登校にも強く影響しています。

自己評価の低さ
自己受容できない親は、自分自身を十分に受け入れられないので、自己評価が低い傾向があります。

ストレスと不安が問題を悪化させる
不登校の子どもに対する親の不安やストレスは、家庭内の緊張を高め、子どもの不登校問題を悪化させることがあります。

親が自己受容できていないと、不登校の子に負担をかけてしまう

親御さんが自己受容できないことは、子どもの不登校に以下のような影響を与えてしまいます。

子どもに感情的な負担をかける
子どもが不登校になることは、親にとっては大きなストレスとなり、親は自分を受け入れられなくなってしまいます。そして、子どもの罪悪感を増大させてしまいます。

子どもにプレッシャーを与えてしまう
親が自己受容できないと、「子どもに自分のようになって欲しくない」という気持ちから、子どもの勉強やテストの点数に対して、過度な期待やプレッシャーをかけることがあります。これが子どもにとって大きなストレスとなり、不登校問題を引き起こす場合があります。

親の自己受容をサポートする方法

親御さんが自己受容を高める第一歩は、子どもの不登校問題に向き合うことです。
自己受容を高める方法を解説します。

カウンセリングを受ける
親御さんは専門家のカウンセリングを受けることで、自己受容に向けたサポートを受けることができます。不登校の問題では、子どもより親御さんのカウンセリングの方が大切だと言われています。

自己認識
親御さんは自分自身をよく理解して、自己受容の第一歩を踏み出すことが大切です。自己認識を高めるために、日記や瞑想の実践が有益です。

親の会等のサポートグループに参加する
親のためのサポートグループに参加することで、他の親と情報を共有し、同じ悩みを励まし合うことができます。これは自己受容の過程をサポートするのに役立ちます。

不登校解決の鍵は自己受容!

不登校の子どもたちにとって、自己受容は問題を解決する鍵の一つです。自己受容し、子どもが自分自身を認め、自分を受け入れられるようになると、それが学校に復学できる第一歩となります。

自己受容できると、不登校を乗り越えられるのはなぜ?

自己受容力が不登校の子どもに与える影響は大きいです。自己受容力を身につけるだけで、次のような変化が起こります。

ストレス軽減
過度なプレッシャーや低い自己評価からくるストレスが軽減されます。

健全な関係性の構築
自己受容は対人関係において、健全な関係性を築く基盤となります。家族や友人と、さらに深い関係性になれます。

学校への復帰
自己受容できるようになるとプレッシャーから解放されるので、学校へ復帰できる可能性が高まります。

不登校の子が自己受容できるようになる方法

自己受容できるようになるには、以下の方法を試してみましょう。この方法は、お子さんだけでなく、親御さんにも有益です。ぜひお子さんと一緒に取り組んでください。

自分の感情を認める
自分は今、どんな感情が沸き上がっているのか、それを感じる自分をどう思うかなど、自分の感情を正しく認識する練習をします。

ポジティブな言葉で話す
自分自身に対して、ポジティブな言葉を使うような習慣を育てましょう。

失敗を恐れない
失敗を成長の機会と捉え、失敗を恐れずに挑戦できるようになりましょう。

自分を癒す方法を見つける
自分自身を大切にし、健康的な生活習慣を持つようにしましょう。疲れているなと思った時、自分を癒せる方法を見つけておきましょう。

さらに自己受容を深めていく具体的な方法

1. 日記を書く

日記の書き方

日記に自分の感情を表現する
日記に自分が感じた感情を書くことで、感情を整理し、自分を受け入れる手助けをします。

肯定的な言葉を使う

日記には肯定的な言葉を書くことが大切です。

2.瞑想をする

自分の内面を観察する

瞑想の練習をして、自己の内面を観察してみましょう。自分の内面に気づくことが自己受容の始まりです。

ストレス軽減

瞑想はストレスを軽減し、感情の調整に役立ちます。

3. 自己肯定感を育てる

成功体験を積む

子どもに成功体験を積ませてあげましょう。 小さな成功体験から始めて、段階的に難しいものに挑戦していくと、自己肯定感を育むことができます。

目標設定

具体的な目標を立て、それを達成していくと、自己肯定感が高まります。

4. サポートしてくれる人たちを集める

信頼できる大人を見つける

思春期の子どもが信頼できる大人との関係を築けるようになると、自己受容のプロセスを加速させることができます。

仲間を見つける

同じ経験を共有する仲間とつながりを持ちましょう。不登校の子ども同士がサポートし合えるコミュニティを作りましょう。

自己受容できるようになるには時間はかかります。焦らずに練習していきましょう。自己受容できるスキルが身につくと、生きていく上で重要な手助けになります。

不登校の解決に向けて、子どもと親が一緒に自己受容を高めていこう!

不登校と自己受容の関係について要点をまとめておきます。

不登校の子どもにとって、自己受容は非常に重要です。自己受容は、自分自身を受け入れ評価を高めるプロセスで、困難な状況に立ち向かえるようになります。

自己受容はこのように重要な要素なのですが、不登校の子どもは、社会的な圧力や学業のプレッシャーから自己否定しがちになり、不登校の問題をさらに複雑化させてしまいます。

不登校の解決に向けて自己受容を高めるには、以下のポイントが重要になります。

自己受容の支援
不登校の子どもには、自己受容のプロセスを支援することが必要です。自分自身を受け入れ、自己評価を向上させる手助けをしてあげましょう。

親のサポート
親御さんのサポートは、子どもの自己受容に大きな影響を与えます。まずは親御さん自身が自己受容できるよう練習を積み、子どもにお手本をみせてあげましょう。

学習のストレスを軽減する
学校の先生と話し合うなど学習環境を調整し、学習のストレスを軽減する取り組みを実行しましょう。

不登校の問題は解決が難しい場合もありますが、親子一緒に自己受容できるようになると、親子の絆も深まります。楽しみならが実践していきましょう。

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この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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