子どもへの対応

【不登校の情緒不安】情緒混乱型の原因や特徴、対処方法を詳しく解説

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

お子さんがある日突然、「学校に行きたくない」と言い出したら、親御さんはびっくりしますし、慌ててしまいます。

ましてや、普段は「とてもいい子」で「優等生」であれば、尚更ですよね。

ですがそういった子ほど、内面ではストレスを抱えているので、不登校になりやすい側面があります。

そこで今日は、情緒混乱型、または優等生の息切れタイプと言われる子の特徴や不登校になってしまう原因、対処法などを詳しく解説していきます。

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情緒混乱型(優等生の息切れタイプ)とは?

不登校になってしまう子は、大抵の場合、真面目な子が多いのですが、このタイプの子どもは特にそれが強く、外部からは「いい子」「おとなしい子」と見られがちです。

でもお子さんの内面では勉強や学校生活など、様々なことで葛藤している状態が長期にわたって続いているので、学校への抵抗感や不安感を日々、強めている状況と言えます。

その結果として学校へ行く気持ちはあるのに、朝になると腹痛や吐き気などの身体的な不調が現れるようになり、不登校へとつながってしまいます。

情緒混乱型の子の特徴

情緒混乱型の子供の特徴は次のようになります。

自己評価が低い

情緒混乱型の子どもは自己評価が低い傾向が見られます。自分を過小評価し、他人と比較して自分は劣っていると感じてしまいます。

さらに、このような自己評価を持っている子どもは、自信を持つことやポジティブなイメージをバカにしてしまう傾向があるので、自分自身で自己評価を上げるのが難しい場合があります。

自分の気持ちを上手に言えない

情緒混乱型の子どもは、自分の感情や考えをうまく言葉で表現することが難しく、周囲の理解を得るのが難しい場合が多いです。そのため、常に「誰もわかってくれない」という感情を抱えています。

内向的な性格

情緒混乱型の子どもは、そのほとんどが内向的な性格と言われています。

集団で交流するシーンや他人との関わりに対して強い不安を感じることがあり、そのため自分から積極的に他者と関わることが難しくなってしまいます。
ただし、内向的な性格は単なる個性でもあるので、問題が起きたとしてもそれを受け入れる必要があります。

完璧主義

情緒混乱型の子どもは、完璧主義的な傾向を持つことがあります。そのため、自分の思い通りにならない現状に強いストレスを抱えてしまいます。また完璧を求めてしまうゆえに、自己評価も低くなってしまいます。

情緒混乱型の子どもの特徴を理解しておかないと、彼らの内面や行動に対して気持ちを察したり、配慮してあげたりすることはできません。
自分の気持ちをうまく伝えられない子どもには、こちらから察してあげる必要があることを覚えておきましょう。

情緒混乱型の子が不登校になってしまう原因

情緒混乱型の子が不登校になってしまうのは、以下のような要素が強く影響していると言えます。

緊張によるプレッシャーが強い

親や教師の期待や社会的なプレッシャーを強く感じ、「期待に応えなくては」と思いつめてしまい、つぶれてしまいます。

感情の抑圧

自分の感情を出さないよう制御しているので、その結果、自分の内面がひどく混乱してしまいます。さらに強いストレスを抱えてしまうことになるので、それが身体の不調として現れます。

コミュニケーション不足

自分の気持ちや不安を上手に伝えられないので、内部での葛藤が積み重なり整理できません。その結果、精神的にヘトヘトになってしまうので、だんだん息切れしてしまいます。

情緒混乱型の子どもは、このような要素から、常に自分の内面に強いストレスを抱えています。その結果として不登校になってしまったとしても、「あなたなら克服できるよ」などの、さらに強いプレッシャーをかけるような言葉は決して言わないよう注意しましょう。

情緒混乱型の子への対処法

情緒混乱型の子どもには、まず親御さんがお子さんを認めてあげることが必要です。以下に具体的に説明していきます。

親御さんがサポートしてあげられること

情緒混乱型のお子さんが不登校になってしまった場合、親御さんは以下の方法でサポートあげることができます。

今まで頑張ったことを認めてあげる

情緒混乱型の子どもは自己評価が低いので、自分が今までよく頑張ったと自身で思えないことが多いです。

ですが、お子さんは今まで頑張り過ぎるくらい頑張ったのですから、まずは親御さんがそれを伝え、少し休養の必要があることを教えてあげてください。

ただし、不登校になる前と後で親御さんの態度が変わってしまうと「気をつかわせている」とさらに罪悪感を増してしまうので、一時の混乱した時期が収まってきたら、今までと態度は変えないようにしましょう。

また自己評価が低いのは今まで頑張っても褒めて貰えなかった経験があるはずなので、今後はお子さんを褒めてあげることを心がけてください。
結果に関わらず、頑張っている過程を親御さんからきちんと認めてもらうことが重要です。

子どもの考えを受け入れる

子どもの考えを聞くと、親は子どものことを思うあまりに「そうじゃなくて…」と、否定しがちです。
ですが、子どもだって自分なりに悩んでいるのですから、お子さんの考えは一度、受け入れましょう。

親としてどうしても受け入れられないと感じる場合は、後日、両者が落ちついている時に、時間をかけて話し合っていきましょう。

子どもはすでに不安や焦燥感が強いので、頭から否定すると感情を爆発させてしまいます。その際、親御さんに八つ当たりしてくることも多いのですが、この際ですから全部、吐き出させてあげましょう。その方がお子さんのストレスを発散させることができます。

将来の選択肢を親子で一緒に考える

例えば、学校に行かない、行けない現状に対して「では、どうしたらいいのか?」、この先も学校に行かないとして、「進学はどうするのか?」など、今の選択肢、将来に向かっての選択肢を親子で一緒に考えていきましょう。

例え今の状況は何も変わらないとしても、内面はお子さんも親御さんも変わってくるはずなので、時折は一緒に考える習慣を作ってしまうと、問題点を整理し、自分の心境について再発見できるようになります。

情緒混乱型のお子さんにトレーニングしてあげられること

情緒混乱型のお子さんが不登校になってしまった場合、親御さんは以下の方法でお子さんをトレーングしてあげる必要があります。

自己受容できるようにする

子どもに自分を受け入れる力を育てることが重要です。 彼らが自分自身に対して否定的な評価を持ちがちな傾向を払拭し、自己受容の大切さを理解させてあげることを目標としましょう。
評価の低さを改善し、健全な自己肯定感を築くことができます。

自己受容力を育てるためには、以下の具体的なアプローチが役に立ちます。

①ポジティブな言葉と態度
子どもに対して肯定的な言葉をかけることで、彼らの自己評価を向上させることができます。

②過去の成功体験を振り返る
子どもが過去に成功した経験や達成感を思い出してみましょう。「あんなに大変だったことができたんだ!」と自信を持つことができます。

③失敗やミスを肯定的に認める
ミスや失敗を否定的に非難するのではなく、「失敗は成長のチャンス」であることを教えてあげましょう。失敗から学び、次に活かすことで、子どもは自分自身を肯定的に評価する姿勢を身に着けることができます。

④子どもの興味を追求する
子どもが興味を持っていること、得意なことに時間を費やしていくと、自己肯定感を高めることができます。

⑤自己比較の回避
子どもが他人と比較して自分を評価している場合、個人の成長や進歩を大切にし、他人との競争ではなく、自分と自分の意見を重視することを伝えてあげましょう。

⑥感情の受け入れ
子どもが感じる感情は、すべてその子にとって重要なものです。喜びも怒りも悲しみも楽しみも、それぞれがその子の成長と自己理解に役立つものです。だからといって、その感情を否定したり軽視したりしないようにしましょう。子どもがどんな感情を持っても、それを受け入れて理解することが大切です。そして、その感情をどのように表現するかを一緒に考え、適切な方法でそれを表現できるようにサポートしてあげてください。

⑦サポートする環境を整える
サポートを受ける場所を居心地がいいと感じるよう整えてあげましょう。自分が落ちつく環境で、彼らの感情や意見を尊重してあげると、自己受容感を強化するお手伝いになります。

これらのアプローチを取り入れつつ、子どもの成長段階や個性に合わせて柔軟にアプローチしていくことが重要です。自己受容感を培うことで、彼らが自分を肯定的に評価し、健康な自己肯定感を高めてあげる手伝いができるようになります。

感情表現のサポート

子どもが感情を正しく表現できるようサポートすることが大切です。感情を言葉や表現として外に出すことは、内面のストレスを軽減し、心の健康を守るために重要です。コミュニケーションをとって感情を整理し、共有する習慣を養っていきましょう。

子供の感情表現をサポートする方法は、以下のようなアプローチが考えられます。

① 感情の名前を教える
子どもに感情の名前を教えることは、自分が何を感じているのかを理解する第一歩です。例えば、「喜び」「怒り」「悲しみ」といった基本的な感情の名前を教えることで、子どもはその感情を言葉で表す力が身につきます。これは子どもが自分自身をよりよく理解する手助けになります。

②感情の原因を共有する
子どもの感情の原因をわかりやすくするために、日常的な出来事や状況を共有していきましょう。例えば、「友達と遊べなかったから悲しい」といった感情と原因の関係を説明し、共有する習慣をつけます。

③感情表現の選択肢を提供する
様々な感情を表現する方法を提案し、子どもが自分の感情をうまく伝える方法を選べるようにします。言葉だけでなく、絵や書き物、体の動きなど、さまざまな方法で感情を表現できることを一緒に考えていきましょう。

④感情を共感する
子どもが感情を表現するとき、共感する姿勢を持つようにしましょう。

⑤感情のコントロール方法を教える
強い感情が湧き上がった際に、冷静になる方法やリラックスできるテクニックを教えます。 怒りや不安を考える方法を一緒に考え、実践することで、感情のコントロールを身につけるお手伝いをしましょう。

⑥感情を尊重する文化を築く
家庭や学校で感情を尊重する文化を築くことが大切です。感情は否定されるべきでなく、自然な表現として受け入れるものだと言うことを子どもに教えます。

感情表現のサポートは、子どもの健全な発達を促進し、コミュニケーション能力や人間関係の構築を支援する重要な要素です。豊かな感情表現を身につけるお手伝いをしてあげましょう。

ストレス管理のためのリラックス法を習得する

ストレスやプレッシャーをうまくコントロールする方法を学ぶことは、情緒混乱型の子どもにとって重要です。メンタルヘルスのアプローチを取り入れ、心のバランスを守ることが大切になります。

子どもがストレスをコントロールし、リラックスする方法はいくつかありますが、以下に一般的で実践しやすい具体的な方法を紹介します。

①深呼吸とリラックス
深呼吸はストレスを軽減するのに効果的な方法です。 ゆっくりと深呼吸をして、息を吸い込んでからゆっくりと息を吐くことだけに集中するようにします。深呼吸することだけに集中すると、すべてのことを一旦、リセットできるようになります。

②リラックスできる音楽や音
特定の音楽や自然の音を聴くことでリラックスすることができます。子どもが音楽や自然の音を聞いて、ストレスを解消する習慣を作れるようにしましょう。

③運動とアクティビティ
身体的なアクティビティはストレスを軽減するのに役立ちます。散歩やストレッチ、軽い運動などを定期的に行う習慣をつくりましょう。

④趣味や創造的な活動
趣味や創造的な活動に没頭することで、ストレスを忘れる時間を作ることができます。絵を描く、音楽を奏でる、手工芸をするなど、子どもが楽しめるアクティビティを支援してあげるようにしましょう。

⑤ポジティブな思考
ポジティブな思考を育てることで、ストレスの対処がしやすくなります。子どもと一緒に強みや成功体験を振り返り、自信をつけてあげましょう。

⑥十分な睡眠
十分な睡眠を確保することはストレス管理に重要です。子どもに早寝早起きの規則正しい良い習慣を身につけてあげると、心身のリラックス促進に役立ちます。

これらの方法を子どもに教え、実践できるようにしてあげましょう。ストレスを軽減し、リラックススキルを身につけることができます。また自分なりの方法を見つけることも大切です。

情緒混乱型の子どもに対する対処法は、彼らの個性やニーズを理解しながら続けていくことが最も大切になります。

情緒混乱型の子に対処する場合の注意点

情緒混乱型の子どもに対処する際には、以下の注意点を心に留めておくことが重要です。

子どもの話を聞く

子供の内面に対して考える姿勢を持ち、感情や思考を受け入れる姿勢が大切です。否定せずに、ただ子どもの話を聞いてあげることが信頼を築く一歩になります。

無理強いをしない

子どもの感情や考えに対し、親の意見や考えを無理に強いことは避けましょう。

思いつきの考えを取り入れる

情緒混乱型の子どもの内面に寄り添い、その考えや感情を尊重することが大切です。次のステップを検討する際にも、子どもの意見を尊重しましょう。

親御さんが笑顔でいる

情緒混乱型の子どもは、親の表情や態度に敏感に反応します。親御さんが笑顔でいることは、安心感や信頼感を育む大切な要素です。親御さんは自分の感情をコントロールし、家庭内を明るい雰囲気に保てるようにしましょう。

情緒混乱型の子どもは非常に繊細です。親御さんは時間をかけて子どもとの信頼関係を築くことが鍵になります。
子どもの内面に寄り添い、共に成長していく姿勢を持つことが、不登校の克服に向けての第一歩となるでしょう。

情緒混乱型の子には、子どもの状況を把握し、親子の信頼関係を築いていくことが重要

情緒混乱型の不登校の子に対処するためには、子どもの特徴とニーズに合わせたアプローチが求められます。以下に大切なポイントをまとめておきますので、常に頭においてサポートしてあげるようにしましょう。

自己受容力を身につけることが大切です。子どもが自分を受け入れる力を育てることで、否定的な自己評価を改善し、健全な自己肯定感を築くことができます。日常の中では子供との対話を大切にするよう心がけましょう。

感情表現のサポートは重要です。子どもが感情を正しく表現できるよう、家族や友人とのコミュニケーションを促進しましょう。感情の整理や共有、子どもが自分の感情に向き合い、正しく表現できるようになることが目標です。

子どもにストレスがあることやプレッシャーを上手にコントロールする方法を教え、心のバランスが取れるようサポートします。深呼吸やリラクゼーションの方法を共有し、日常生活で活用する習慣を築けるようになりましょう。

情緒混乱型の不登校の子に対処する場合は、子どもの個性や状況を把握し、信頼関係を築きながらサポートすることが鍵になります。継続的なコミュニケーションと愛情で、お子さんの心の成長を支えてあげてください。

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この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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