勉強法

中学生が効率よく勉強できない理由と今すぐできる成績アップの対処法

この記事の著者

柳 聡明 / 家庭教師のあすなろ 不登校訪問専門員

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「このままじゃ行ける高校がない…」と悩む前に

中学生のお子さんを持つ親御さんから、よくこんな声を聞きます。

「勉強してるのに成績が上がらない」
「毎日机には向かっているんだけど…」
「この成績じゃ高校はムリかも…」

でもちょっと待ってください。
何をやっても成績が上がらない子の多くは、実は、【努力不足】ではなくて、【勉強方法が非効率】なせいで成果が出にくくなっていることがほとんどなのです。

そこでこの記事では、どんなに勉強が苦手な中学生でも、今日からすぐに実行できる、「効率よく勉強する方法」をわかりやすく解説します。

「うちの子、なんで勉強できないの?」その原因は効率の悪さかも

「勉強しているのに成果が出ない」のは、才能や努力ではなく、やり方を間違えているケースが大半。ここでは、つまずきがちな具体例をご紹介します。
親御さんが読めば 「うちの子、これ…!」と思い当たるはずです。

ノートまとめに時間をかけすぎている

最近とくに、カラフルにきれいなノートを作ることが「勉強した気分」につながっている子が増えています。一見、一生懸命やっているように見えますが、実は内容が頭に入っていないことが多く、時間を無題にしてしまっているケースがほとんど…。
いくら時間をかけて作ったノートでも、見返す機会が少なければ効果は薄く、知識は頭に定着しません。

勉強の目的は「きれいなノートを作ること」ではなく、「内容を理解して使えるようになること」。

ノートは、あくまで確認や、間違えたところを整理するために、必要最低限シンプルにまとめる程度で十分です。親御さんが「そんなに時間をかけなくていいよ」「目的は覚えることだよ」と伝えてあげるだけでも、子どもの勉強の質は変わっていきます。

やり方が分からず、ただ机に座っているだけ

「とりあえず机に座っていれば安心」という子はとても多いです。何を、どんなふうに進めればいいのかが分からず、ただ机の前で時間だけが過ぎてしまう…。

ですが、座っているだけでは勉強にはなりませんし、知識も頭に入りません。
さらに、この状態が続くと、勉強=つらくて退屈なもの、というイメージが強くなってしまい、ますますやる気が失われていきます。

まずは、 「何を、どれくらい、どの順番でやるのか」 を親御さんが具体的に決めてあげてください。

・今日は学校のワークを3ページだけやる
・英単語を5個だけ覚える

このように、小さく明確な課題があると、勉強へのハードルがぐっと下がります。
親御さんが「今日は何からやる?」「どれくらいできそう?」と一緒に確認してあげると、お子さんも取り組みやすくなります。

「どうせ無理」と思って手を付けない

勉強が苦手な子、中学生になってから勉強を難しく感じている子は、一度つまずいた経験から「どうせ自分はできない」「頑張っても意味がない」と思い込んでしまう場合があります。
特に、テストで点数アップを狙ったのに失敗した経験があると、「どうせやっても無理」と諦めるクセがついてしまいます。
この思い込みは、やる前から心にブレーキをかけてしまう厄介な壁。
机には向かうけど、結局手が止まってしまう、そんな状態になりがちです。

こういった子には、「小さな成功体験」を積み重ねることが何より効果的!

• 今日は5分だけだけど机に座れた
• 漢字を3個覚えられた
• 提出物を期限内に出せた

このような本当に小さな「できた!」を積み重ねることが、「自分でもやればできる」という自信につながります。

自信が生まれれば、少しずつ「どうせ無理」という思い込みは薄れていきます。
親御さんは、焦らず一歩ずつ進めていけるように、勉強内容を誘導してあげてください。

勉強できない子でもすぐに取り入れられる効率アップ法

勉強に取り組むのは勇気がいるもの。なぜなら、勉強はけっこうしんどくて孤独な作業だからです。
ですが、難しいことをしなくても、ちょっとした工夫や習慣を変えるだけで、勉強の効率はぐっとアップし、勉強時間も短縮することができます。
そこで、今すぐ実践できる具体的な方法をわかりやすく紹介します。
ここで紹介している効率アップ法は、勉強が苦手な子でも続けやすく、成果を感じやすい工夫ばかりなので、ぜひ親子で一緒に取り組んでみてください。

ゴール(短期・長期目標)を親子で決めておく

いきなり「偏差値を10上げよう」「次のテストで90点を取ろう」といった大きすぎる目標は、子どものやる気を失わせてしまいます。
目標が遠すぎると、「今何をすればいいのか」が見えにくくなり、結果的に行動に移せなくなってしまうからです。

まずは、すぐに達成できそうな【小さな目標】を一緒に決めてみましょう。たとえば、

• 学校の提出物を全部期限内に出す
• 3日間続けて30分机に向かう

こうした小さなゴールでも、達成できれば「自分でもやればできる」という成功体験になります。
小さな積み重ねが、やがて大きな目標達成につながります。親御さんが「今日はこれができたね」と一緒に確認してあげると、お子さんはもっと自信を持つことができるので、ぜひ一緒に勉強に取り組む姿勢を見せてあげてください。

タイマー学習で集中→ダラダラ防止

「今日は2時間頑張ろう!」と意気込んでも、集中力が続かずダラダラ…という経験はありませんか?

集中力は長く続くものではありません。特に勉強が苦手な子にとって、長時間の設定はハードルが高すぎて地獄のように感じてしまいます。
そこで効果的なのが、タイマーを使って短時間だけ集中する学習法。

• 「15分だけ集中してやろう」
• 「5分だけ覚えよう」

このように時間を区切って取り組むと、気持ちの負担が軽くなり、取り組みやすくなります。
さらに、集中と休憩を繰り返すことで、結果的に長く続けられるようになるんです!
タイマーを使う勉強法は時間の感覚も身につくので、ダラダラ防止にもなります。ぜひ一度やってみてください。

優先順位を明確に(提出物>小テスト>得点源になる教科)

「全部完璧にしよう」と思うと、どこから手を付けたらいいのか分からず、かえって手が止まってしまいます。
そういうときこそ、やるべき優先順位を決めることが大切!

まずは、 提出物>小テスト>得点源になる教科(内申につながる教科) の順に勉強を進めていきましょう。
提出物をきちんと出すだけでも、内申点に大きく影響します。小テストも積み重ねが成績に直結していきます。

全部を完璧にしようとせず、「ここを押さえれば内申が上がる」というポイントに絞って努力することが、受験対策の近道と言えます。

「できたこと」を見える化して達成感を積み重ねる

勉強が苦手な子ほど、「できなかった」「またできなかった」と失敗体験ばかりが増えがち。
この状態が続くと、やる気はどんどん下がってしまいます。
だからこそ、小さな「できた!」を可視化してあげることが大切!!!

• 勉強した日はカレンダーに〇をつける
• 小さなシールを貼る

これだけでも、子どもにとっては「今日も頑張った!」という実感になります。
さらに、「見える化」してあると、自分の努力が目に見えて分かるので、モチベーションが上がりやすくなります。

続けるコツは、完璧を求めないこと。 『昨日より少しでもできたらOK!』 という姿勢で、少しずつ自信を育てていきましょう。

親ができる声かけ・環境づくりが大事

勉強に苦手意識がある子どもは、自分ひとりで勉強をやり遂げるのは、困難過ぎると言えます。
ですから親御さんは、「勉強しやすい環境」と「前向きになれる声かけ」で毎日サポートしてあげてください。
今日からすぐに実践できる具体例を紹介しておきますので、ぜひやってみてください。

「勉強しなさい」ではなく、「どうしたらできそう?」と聞く

「早く勉強しなさい!」と言ったら、やる気が出るなんて魔法はありません。
特に、勉強に苦手意識があれば、言われれば言われるほど反発心が強くなってしまうばかりです。

効果的な声かけは、「どこからやろうか?」「何ならできそう?」と、一緒に考える姿勢を見せてあげること。
親御さんがが寄り添ってあげれば、子どもは前向きに取り組めるようになります。
「全部やらなくていいよ、今日はここだけやってみよう」と、ハードルを下げた提案をしてあげるのも効果的です。

疲れている時は「量より時間」でOKと伝える

疲れている日は、どうしても集中力が続きません。
そんなときは、「問題を10問解けたかどうか」ではなく、「5分だけ机に向かえた」という行動を認めてあげることが大切。
たとえ短時間でも、「今日も自分は前に進めた」という感覚が、自信につながります。
親御さんは、「やる量より、やろうとした気持ちや意欲の方が凄いよ!」と声をかけ、疲れているときでも勉強する習慣を無理なく続けられるようサポートしてあげてください。

スマホやゲームなど環境を整理

勉強が苦手な子に限らず、勉強中は、つい目の前の誘惑に流されがち。スマホやゲームが「すぐ手が届く場所」にあるだけで、集中の大きな妨げになります。

「勉強中はスマホをリビングに置こう」「ゲームは〇時以降」と、親子でルールを決めておきましょう。親御さんが一方的に決めるのではなく、親子で話し合って納得できるルールを考えてください。
さらに、机の周りを片付け、集中しやすい環境を親子で一緒に整えていけば、勉強に集中しようという意欲の確認作業にもなります。

高校受験を無理なく乗り越える!今からできる効率化まとめ

「うちの子、このままで大丈夫かな…」「これじゃ行ける高校がないかも」と不安だとしても、今から行動すれば十分間に合います。
なぜなら、高校受験は、受験の点数だけでなく、内申点や提出物、小テストなど日々の積み重ねが大きなカギになるからです。

合格に向けて無理なく少しずつお子さんの勉強習慣を変えられるよう、これまで紹介した効率化のポイントをまとめておきます。意識して勉強に向かうようにすれば、少しずつ習慣になっていきます。
習慣になってしまえば、毎日の勉強が苦ではなくなります。習慣化する2週間だけ続けてみてください。あとは「やらないと気持ち悪い」感じがしてくるはずです。

• 提出物や小テストを優先する
• 短時間でも集中する習慣をつける
• 「できた!」という実感を積み重ねて自信をつける
• 親子で目標を決め、達成感を味わう機会を増やす
• スマホ・ゲームなど誘惑を整理して、集中できる環境を整える

焦らず、今できることから始めれば大丈夫。
行動を変えれば、必ず結果はついてくるので安心して取り組んでください。

お子さんの勉強の不安を減らすには、「やり方」の見直しが近道!!

勉強ができない子に必要なのは、「才能」でも「努力量」でもありません。
成果が出やすい正しい「勉強のやり方」に切り替えることこそ、最も効果的な近道と言えます。
ですから、まずは、小さなことから一歩ずつ積み重ねていきましょう。
「昨日より今日は、少し前に進めたね」と声をかけながら、焦らず一緒に取り組んでいけば、必ず喜ばしい結果が出ます。

そこで大切になるのは、親御さんが「今からでも間に合う」という気持ちで接してあげること。そうしてあげれば、お子さんも前向きになれるので、不安は自然と薄れていき、代わりに自信がついてきます。
お子さんが勉強にやる気とモチベーションを持てるよう、「できた!」を積み重ねるサポートをしてあげてください。
応援しています。頑張ってくださいね。

お子さんの勉強でお困りのお母さんへ

  • ゲームやYouTubeばっかりで全然勉強しない
  • 勉強のやり方がわかってない
  • テストではいつも平均点以下…
  • 塾に行っても、なかなか結果が出ない
  • 通信教材も三日坊主。どんどん溜まっちゃう
  • 不登校や発達障害で勉強が遅れている

そんなお子さんの状況なら『勉強が苦手』な子専門で35年の家庭教師あすなろの体験授業を受けてみませんか?

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この記事の著者

柳 聡明 / 家庭教師のあすなろ 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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