勉強法

高校受験の勉強時間はどれくらい必要?【時期別・学年別に解説】

この記事の著者

柳 聡明 / 家庭教師のあすなろ 不登校訪問専門員

高校受験を控えた中学生や親御さんにとって、「どれくらい勉強すれば合格できるの?」という疑問はとても大きいもの。
ここで目測を誤ってしまうと将来にも大きく影響が出てしまう可能性があるので、油断はできませんよね。かといって、あまりにもハードなスケジュールでは、受験まで気力がもたなくなってしまいます。

そこでこの記事では、学年別・時期別の勉強時間の目安や、効率的な勉強法について詳しく解説します。今からでもできることはたくさんあります。一緒に合格への一歩を踏み出しましょう!

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高校受験に必要な勉強時間の目安はどれくらい?

勉強時間の、ある程度の「目安」がわかると、今やるべきことが見えてきますので、学年や時期ごとに、どれくらいの勉強時間が必要なのかを具体的に紹介していきます。自分に合ったペースを見つけ、無理のない計画を立ててみてください。

とは言え、「どれくらい勉強すれば合格できるのか?」という問いに、正解はありません。志望校のレベルや現在の学力、勉強の習慣によって必要な時間は異なりますから、例えば模試の結果などをみて、柔軟にその都度変えていってください。

中学1・2年生:日常学習+復習がメイン(1~2時間が目安)

この時期は、学校の授業をしっかり理解することが最優先です。宿題や授業の復習を含めて、毎日1〜2時間を目安にコツコツ積み重ねることが大切です。

勉強内容の具体例
• 毎日の授業ノートを見返す
• 理科や社会の用語をカードにまとめる
• 数学の計算ドリルを1日3問ずつ解く
• 英単語を1日10個ずつ覚える

中学3年生:受験勉強本格化(3〜5時間以上が目安)

中3になると、受験を意識した学習が本格化します。平日は3時間、休日は5時間以上の勉強時間を確保するのが理想です。

勉強内容の具体例
• 教科書やワークを活用した総復習
• 過去問・模擬問題に挑戦
• 解けなかった問題の解き直しと分析
• 英作文や国語の記述問題の練習

夏休み・冬休み:集中して取り組むチャンス(1日5〜8時間)

長期休暇は、今までの復習や苦手克服に集中できる絶好の機会。1日に5〜8時間ほどの学習時間を取れると、他の受験生に差をつけることができます。

勉強内容の具体例
• 夏までに1〜2年の総復習、秋以降は過去問演習に集中
• 弱点分野の特訓(数学の関数、英語の長文読解など)
• 模試の解き直し・分析

勉強時間だけじゃない!「質」を上げるコツ

長時間勉強すれば成績が上がるとは限りません。むしろ、「ダラダラ長く」よりも「短く集中して」勉強した方が知識は頭に残ります。
そこで、限られた時間でも成果を出せる勉強の工夫やコツを紹介します。「量より質」を意識すると、勉強効率がぐっとアップするので、ぜひやってみてください。

時間管理(タイマーやスケジュール活用)

だらだらと勉強するのではなく、時間を区切って集中することが大切。タイマーを使って25分集中+5分休憩の「ポモドーロ・テクニック」も効果的です。1日の勉強時間を「いつ・何をやるか」に分けておくと、自然と集中力が続きやすくなります。

具体例
• 「17時〜17時25分:英単語」「17時30分〜17時55分:数学の計算」など、時間をブロックに分けて取り組む

• 自作の「週間スケジュール表」に、科目や内容、時間を書き込んでおく
 → たとえば、A4の紙を7日分に区切って、「火曜16:00〜16:30:理科の復習」「土曜午前:模試の解き直し」など、ざっくりでもOK!

アウトプットで理解できているか確認する

暗記だけに時間をかけるよりも、「自分の言葉で説明してみる」「過去問を解いてみる」など、アウトプットを増やすことで理解が深まります。

具体例
• 理科や社会の用語を家族や友達に説明する
• 国語の文章を読んだ後、自分の言葉で要約してみる

苦手科目を優先的に取り組む

つい得意科目ばかり手をつけたくなりますが、苦手を後回しにすると受験全体の点数に響きます。1日の最初に苦手科目を入れるなど、工夫して取り組みましょう。

具体例
• 朝の集中しやすい時間に数学の応用問題を解く
• 英語の長文が苦手なら、毎日1題ずつ読む習慣をつける

志望校別に見る勉強時間の違い(偏差値別)

当たり前ですが、志望校のレベルによって必要な勉強時間は変わってきます。
そこで、偏差値別に、必要な勉強時間や対策のポイントを解説します。
自分の目標に合わせた戦略を立てることが、合格への一歩です。息切れしては意味がありませんから、継続できて、なおかつ必要な勉強がまかなえる計画を立ててください。

偏差値50未満の高校を目指す場合

中3の時点で、まずは中1・中2の基礎をしっかり復習することが大切です。英語・数学・国語の基本問題を繰り返し練習し、「基礎を完璧にする」ことを目標にしましょう。毎日3時間を目安に、無理のない範囲で継続することが大切です。

偏差値60以上の高校を目指す場合

このレベルを目指すなら、学校の学習+応用・発展問題への取り組みが必要です。平日は3〜4時間、休日は6時間以上の学習時間を取り、特に過去問・模試・難度の高い問題集を使った演習に力を入れましょう。間違えた問題の見直しが得点力アップのカギです。

難関高校を目指す場合はいつから始めるべきか

中1・中2のうちから主要科目の土台を固めておくのが理想ですが、中3から本格的に始める場合でも、1日5〜8時間の勉強が必要になります。朝・昼・夜に分けて勉強する時間帯を計画的に設け、過去問はもちろん、記述式問題や思考力が問われる問題にも取り組むことが求められます。

成績が不安…今からでも間に合う勉強時間の増やし方!

「今からでも間に合うのかな…」と不安になって、つい勉強の手が止まっていませんか?

大丈夫です!
今この瞬間から、勉強習慣を少しずつ変えていけば、受験までに十分挽回できます。

そこで、無理なく勉強時間を増やしていくためのコツを紹介しておきます。少しの工夫で、大きな変化が生まれますから、今日から早速やってみてくださいね。

• 朝30分早く起きて勉強時間を確保する
• スマホは別室に置く、または親に預ける
• スキマ時間を活用(通学中に英単語、休み時間に漢字)
• 勉強開始の合図として「決まった曲を流す」などルーティンを作る
• 勉強の前に5分間の軽いストレッチで集中力を上げる
• 土日は図書館など家以外の場所で勉強する
• ご褒美タイムを設定してやる気を継続させる

高校受験に向けた1日の理想的な勉強スケジュール例

「受験期って、どんなふうに1日を過ごせばいいの?」と悩む中学生は多いですよね。一日中机に向かっているのは疲労がたまるばかりだし、かといって気分転換に遊びに行っても勉強が気になってリラックスできない…。
ですが、学習スケジュールの立て方次第で点数が変わってきますから、失敗のない効率的なスケジュールを立てたいものです。

そこで、平日と休日それぞれのモデルスケジュールを紹介しておきます。自分の生活スタイルに合うようにアレンジして、効率よく勉強時間を確保していきましょう。

平日のモデルスケジュール(学校あり)
●学校から帰宅後、限られた時間の中で「復習・受験勉強・暗記」のバランスを取ること
●夕食やお風呂などのリズムも考慮して、無理なく続けられる形に

中学3年生の平日スケジュール
時間帯 内容
16:30〜17:00 休憩&軽食(好きな飲み物・おやつで一息)
17:00〜17:30 学校の宿題(当日の課題・提出物)
17:30〜18:00 授業の復習(英語の本文音読、理科の用語まとめなど)
18:00〜19:00 夕食・お風呂(家族との時間も大切に)
19:00〜20:00 苦手科目の克服(数学の応用問題・過去問の解き直し等)
20:00〜20:45 得意科目のブラッシュアップ(英作文・漢字練習など)
20:45〜21:30   暗記タイム(英単語、歴史年表など/音声アプリや単語カードを使う)

※夜、疲れてしまったら、「苦手科目→暗記→得意科目」の順番に入れ替えてもOK。

休日のモデルスケジュール(集中勉強の日)
休日は、まとまった時間が取れるぶん、「計画的なメリハリ」が大事。ダラダラ長時間やるより、午前・午後・夜に目的を分けて学習するのがおすすめです。

中学3年生の休日スケジュール
時間帯 内容
8:30〜9:00      起床・朝食・身支度
9:00〜10:30   苦手科目の特訓(数学の関数、英語の長文読解など)
10:30〜10:45 休憩(ストレッチ・目の体操など)
10:45〜12:00 理科・社会の復習(ワークの演習・用語のまとめなど)
12:00〜13:00 昼食・自由時間
13:00〜14:30 模試や過去問にチャレンジ(1科目ずつ時間を計って解く)
14:30〜15:00 間違えた問題の解説・やり直し(「なぜ間違えたか」をメモ)
15:00〜16:00 記述対策・作文(国語の記述、英作文など)
16:00〜17:00 社会や理科の暗記タイム(アプリ・カードを使って効率化)
17:00〜18:00 夕食・お風呂・リフレッシュ
18:00〜19:00 弱点補強(その日の学習で気になった部分を再確認)
19:00〜20:30 英単語や漢字の復習・1日のまとめ・翌日の準備
20:30〜21:00 好きな音楽を聴く・ストレッチでリラックスして就寝へ

学習ポイント
●「午前:集中する系」「午後:応用や過去問」「夜:暗記・振り返り」の3段構成がバランスよくておすすめ。
●途中の休憩(15分〜30分)は、タイマーや音楽を使って切り替えるのが効果的。
●実際の生活スタイル(部活や塾)に合わせて、時間帯や内容は調整してOK!

よくある質問(Q&A形式)

高校受験を前にすると、誰しも不安や疑問がたくさん湧いてきます。
「これってうちの子だけ?」「他の子はどうしてるの?」と感じる悩みのヒントが見つかるよう、よく聞かれる質問にひとつひとつ丁寧に答えていきます。
※もう少し、丁寧に答えてあげてください

Q. 中3の夏からでも間に合いますか?

A. はい、間に合います!
ただし、ここからは「時間の使い方」と「集中力」が大切になってきます。
夏休みは勉強に集中しやすい貴重な時期。1日5〜8時間を目安に、基礎の総復習と過去問演習をバランスよく進めていきましょう。
焦らず、「今やるべきこと」に集中すれば、まだまだ巻き返せますよ。

Q. 平日はどのくらい勉強すればいい?

A. 中学3年生であれば、1日3時間前後がひとつの目安です。
学校の宿題をこなしたうえで、受験対策の勉強時間も確保したいところです。たとえば「宿題1時間+復習1時間+受験勉強1時間」といったバランスがおすすめ。部活や習いごとがある場合は、スキマ時間や朝学習も活用してみてください。

Q. 家で集中できないときはどうすれば?
A. 勉強する場所や時間を変えてみるのが効果的です。
たとえば図書館や塾の自習室など、静かで周りが勉強している環境に身を置くと、自然と集中しやすくなります。また、「朝の30分だけ勉強してみる」など、時間帯を変えるのもおすすめ。お気に入りの文房具や、軽めのBGMを使うのも気分転換になります。

Q. 成績が伸びなくて不安…どうすれば?

A. 成績が上がるまでには、どうしても“時差”があります。
「がんばってるのに結果が出ない…」という時期は誰にでもあります。でも、正しいやり方で続けていれば、必ず実力はついてきます。
おすすめなのは、過去問や模試を使って「できなかった問題の分析→解き直し→再挑戦」のサイクルをつくること。努力の“方向”が合っていれば、結果はあとからついてきます。焦らず、着実に続けていきましょう。

親御さんへの一言メッセージ

受験は、お子さんだけでなく親御さんにとっても大きな挑戦です。
「もっとやらせたほうがいいのかな」「このままで大丈夫?」と不安になることもあると思います。
でも、お子さんが一歩ずつ前に進もうとしている今、そばで見守ってあげること、声をかけてあげることが何よりの支えになります。

焦らなくて大丈夫です。完璧じゃなくても大丈夫。
「今日もがんばってるね」と言葉をかけてあげるだけで、お子さんの心は軽くなり、この大変な受験期を乗り越える糧になるのです。

受験生のキミへ 励ましの言葉

🌟合格は、「毎日の小さな一歩」が連れてくる。

🌱昨日よりちょっと前に進めたら、それはもう“成長”です。

💪「できるかどうか」じゃない。「やるかどうか」だ!

♪今からやれば 今からだって 間に合うんだ 立ち上がれ
志望校下げずに偏差値上げろよ♪ 第73世武内宿禰 竹内睦泰

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この記事の著者

柳 聡明 / 家庭教師のあすなろ 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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