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中学生が授業についていけない原因と親御さんができるサポート

この記事の著者

曽根 大樹 / 家庭教師のあすなろ 事務責任者

「うちの子、最近授業がついていけないみたい…」
「テストの点数も下がる一方だし。。」
「これ以上勉が遅れたらヤバい」
こんなことでお悩みではありませんか?

中学生になると、授業のスピードや内容が一気に難しくなるので、つまずきを感じるお子さんも増えてきます。授業は毎日進んでいくので、ほんのちょっとしたほころびも、放っておくと、わからなくなる一方になってしまいます。

初めは「勉強って面倒だな」程度でも、あっという間に「勉強なんか大っ嫌い!!」になってしまう可能性も。
勉強の苦手意識が強まってしまうと、自分ひとりで取り戻すのは、本当に大変です。

そこでこの記事では、中学生のお子さんが授業についていけなくなる原因と、親御さんができる具体的なサポート方法をわかりやすく解説していきます。

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中学生になると授業についていけない子どもが増える理由とは?

お子さんに「小学校のときはできたのに…」と、思わず言ってしまうことはありませんか?中学生になった途端、授業についていけず勉強が苦手になってしまう子が増えるのには、以下のような理由があります。

学力差が大きくなる

中学生になると、小学校の「みんなで一緒に」から「個人のペースでの理解」に切り替わるので、理解できている子とわからないまま進んでしまう子の差は、あっという間に大きくなります。
学校は集団授業ですから、一人ひとりの理解度に合わせて授業を進めることは不可能ですし、先生も、勉強が遅れている子のカバーはしきれないのが現状です。

このような背景が中学生になると学力差が大きくなる原因と言えます。

教科書改訂による難易度アップ

最近の教科書は「思考力・判断力・表現力」を重視する内容に変わってきています。
そのため、昔よりも内容が難しくなり、応用的な問題も増えているのです。

「なんとなく覚えてる」「うん、まぁ分かったかな?」では通用せず、根本的な理解がないと、テストでは到底、解答できません。

中学生が授業についていけない大きな原因

どんな子でも、初めから授業についていけない訳ではありません。ちょっとしたことで曖昧な部分が増えてしまい、気が付いたら取り返しがつかなくなってしまっていることが多いです。
授業についていけなくなく原因は人それぞれですが、大抵の子は以下のような問題を抱えています。
お子さんが抱えている悩みはどんなことなのか、お子さんの様子を思い浮かべながら読んでみてください。

基礎が身についていない

最も多いのが、前の学年の内容を理解しきれていないケースです。
たとえば、数学で「文字式がわからない」のは、「分数の計算」があやふやなまま進んでしまったことが原因です。

特に数学と英語は勉強につながりがありますから、ちょっとでもわからなくなると、後は雪だるま式に「わからない」が大きくなってしまうのです。

授業の受け方・ノートの取り方がわからない

黒板を一生懸命に写しているけれど、内容が頭に入っていないという子もいますし、教科書をよく読んでない子も多いです。

『授業の受け方』『先生の話の聞き方』『ノートの取り方』『勉強のやり方』など、全部自己流でやってしまうと、小学校ならともかく、中学の勉強では通用しなくなります。

  • 先生の話が早すぎてついていけない
  • ノートをとることで精一杯
  • ポイントがわからず全部書いてしまう
  • 先生が何を言っているのか分からない所がある

こうした状態では、授業中に教科書の内容を理解しきるのは難しいですよね。

発達特性による理解の困難

お子さんにADHD(注意欠如・多動症)やLD(学習障害)などの特性がある場合、授業の理解や集中力に困難を感じてしまいます。

  • 数字を読み間違えてしまう
  • 説明を聞き取るのが苦手
  • 黒板を写すのに時間がかかる

(その間に授業はどんどん進んでしまう)

もし「努力しているのに理解が難しい」「勉強のことで落ち込んでるみたい」と感じる場合は、専門機関に相談してみるのも一つの方法です。
あまりにも分からない授業に出ているのは、苦痛以外の何物でもありません。

悩みを抱えているので授業に集中できない

勉強に集中できない背景には、心の不安やストレスが関係していることもあります。

  • 友達関係のトラブル(いじめなど)
  • 先生との相性が合わない
  • 家庭内のストレスや不安

こうした問題があると、「勉強しよう」「授業をしっかり聞いて点数アップを目指そう」など、前向きな気持ちを持つのが難しくなってしまいます。

授業についていけず勉強が苦手な中学生のための10個の解決策

「自分で解決してくれたら…」と思っても、授業についていけない子どもは、そもそも「何をどうすればいいかわからない」ことが多いです。
ここでは、授業についていけず勉強が苦手な子が少しずつ前向きに学べるようになるための具体策を10個ご紹介します。

どれも「やれたら理想」ではなく、親御さんが関わることで実現できることばかりです。見守りながら、声かけ、環境づくりを手伝ってあげてください。

毎日の学習目標を立てる

その日その日の「小さな目標」を立てて学習すると、勉強に対する漠然とした不安が和らぎます。
安心感とリラックスは、学習効率を高める鍵になります。

「今日は英単語を5個覚える」
「数学のワークを1ページやる」
「毎日5分簡単な計算問題を解く」

親御さんが「今日は何やる?決めてから始めようか」と促してあげるだけで、頭の整理ができるので、取りかかりやすくなります。
毎日、勉強を始める前には学習進度のチェックをさりげなくしてあげてください。

毎日の勉強時間を決め、ルーティンにする

時間を決めて習慣化すると、迷いが減り、集中しやすくなります。またルーティン化してしまうと「勉強するのイヤだなぁ」という重い気分を味合わなくてすみます。

「夕食の前に30分だけ」
「20時〜20時半は勉強タイム」
「朝イチで30分机に向かう」

最初は短くていいのです。「毎日やる」積み重ねが大きな自信につながるので、たとえ5分でもいいので習慣をつけてしまいましょう。

疑問点を質問できる人を見つける

わからないことをそのままにしてしまう子ほど、授業からどんどん離れていきます。

学校の先生、親、兄弟姉妹、家庭教師、オンライン指導など、「わからない」を言える、安心できる相手を確保しておいてください。

「これ、聞いてみたら?」「一緒に調べてみようか」と、親御さんが促してあげると、質問することへのハードルも下がるので、声かけしてあげてください。
質問できる習慣ができれば、授業中も気軽に先生にわからないことを聞けるようになります。

わからないことはその日のうちに解決する習慣をつける

わからないを放置してしまうと、もっとわからなくなってしまいます。その悪循環を断ち切り、「その日のうちに確認する習慣」をつけてしまいましょう。

学校から帰ってきたあと、親御さんが声掛けしてあげると習慣になりやすいです。

  • ノートを一緒に見て「どれが難しかった?」と聞く
  • 「間違えた問題もう一度やってみようか?」

この積み重ねがあれば、わからないことがたまりにくくなります。

勉強した内容を誰かに説明してみる

「人に教えること」は、実は最高の復習です。
説明してみると『理解があいまいな部分がある』ことを、自分で気づくことができるからです。

親御さんが「今日の勉強、どんなことやったの?教えて〜」と聞くだけでも効果抜群。その日の復習にもなるし、いいことずくめです。

学校から帰ったら親子で一緒に今日の授業の内容を確認していくと、理解が深まり、「わかるって楽しい」気持ちにもつながります。

自分に合った先生の授業を受ける

授業がわかりにくいと感じるとき、「誰に教わるか」で理解のしやすさは大きく変わります。

学校の先生は変えることができないので、そんな場合はYouTube動画で自分にとってわかりやすい先生をみつけましょう。

家庭教師や個別指導塾なら、「この人の説明、わかりやすい!」という先生に出会うまで、先生を固定するのはやめておくと良いです。

勉強の優先順位を決める

全部を完璧にやろうとすると、途中で投げ出したくなってしまいます。

  • テストが近い教科からやる
  • 苦手な単元だけを重点的にやる

親御さんは、「今日はこれだけやればOK!」という優先順位のつけ方を一緒に考えてあげると、子どもも動きやすくなります。

勉強しやすい環境を整える

テレビやスマホがそばにあると、つい気が散ってしまいます。
勉強中はスマホを預かる、静かな場所を用意するなど、集中しやすい環境づくりも大切です。

また、「勉強してえらいね」「がんばってるね」と、見守りの声かけで励ましてあげることを忘れずに。

成果を小さくても認める

「えらいね」「できたね」「続けてるのが凄すぎるよ!!」など、いつも褒めてあげてください。

勉強の成果はすぐに出るものではありません。
だからこそ、努力そのものを認める言葉が必要です。

親御さんの一言は、子どものモチベーションをグッと上げるきっかけになります。

ご褒美を用意する

勉強が嫌いな子ほど、「やればいいことがある」と思える仕組みがバツグンの効果を発揮します。

  • 勉強したら1時間だけゲーム
  • 1週間続いたら好きなお菓子を買ってあげる
  • 一か月でゲームソフト

など、勉強を達成感や楽しさで位置づけてあげると、やる気も継続しやすくなります。

授業についていけない中学生に親御さんができるサポート

授業についていけなくなった子はとても落ち込みます。毎日、何を言っているかわからない授業を聞いているのは不安しかないのに、自分ではどうしていいかわからない。
そんなお子さんを見ている親御さんだってツライですよね。

「どう声をかけたらいいのかわからない…」
「何をすればいいのか途方に暮れてしまう…」
という親御さんも多いです。

ですが、そんなときこそ、親御さんの出番です。
お子さんの気持ちを傷つけずに、前向きに学びに向かえるようになるためのサポート方法を丁寧に解説していきます。

どこでつまずいているのかを把握する

まず最初に、「何がわからなくなっているのか」を一緒に確認していきましょう。

授業についていけない理由は人それぞれです。

  • 「数学の図形が苦手」と思っていたら、実は「分数の計算」が曖昧だった
  • 「英語がつまらない」と感じていたのは、「単語が全然覚えられず自信をなくしていた」
  • 国語が難しいのは、そもそも漢字の意味を把握してなかった

といったように、本当のつまずきポイントは、表面の裏に隠れていることが多いんです。

親御さんはこんなサポートを!

  • テストの答案やノートを一緒に見てみる
  • 「どの問題が難しかった?」「ここはすぐにわかった?」と軽く聞いてみる
  • テストで間違った問題の解き直しは、必ず見守る

責める口調ではなく、寄り添う姿勢で声をかけることがとても大切です。

わかるところまで戻る

「今の授業がわからない」状態では、授業に出ていても理解できるはずがありません。そんなときは、思い切って“わかるところ”まで戻る勇気が必要です。

  • 中2の数学がわからない→中1の「正負の数」や「文字式」に戻ってみる
  • 英語の長文がつらい→まずは「be動詞」と「基本単語」を復習してみる

一度つまずいた単元が、今の苦手意識につながっているケースはとても多いです。
戻ってやり直すことで、「あ、これはわかる!」という手ごたえが生まれ、自信も少しずつ回復します。

サポートのポイント

  • 教科書や参考書を1学年分さかのぼって確認
  • 基礎ドリルなど、簡単な問題から始める
  • 1日10分でもOK。「できた!」を積み重ねていく

予習と復習の習慣をつける

「予習と復習なんて、できたら苦労しないわよ…」
そう思う方も多いかもしれませんが、コツをつかめば続けやすくなります。予習復習なしで勉強するのは、無謀とも言えます。

■ 復習の効果

  • 授業のあとに、ノートを5〜10分見返すだけでも記憶が定着しやすくなります。
  • 「どこがわかっていて、どこがあやふやか」が自分でわかるようになります。

■ 予習の効果

  • 教科書を読むだけでも「この単語見たことある!」という安心感で授業中も気持ちの余裕ができます。
  • 授業中、「あ、これ知ってる」と感じるだけで理解しやすくなる。

習慣化のコツ

  • 短くていいから毎日続ける(5分からでもOK)
  • 「夕飯の前にちょこっと復習」などタイミングを決める
  • 親御さんが一緒に5分だけ見る時間を作る

子どもは「誰かに見守られている」と感じるだけでも、やる気が出やすくなります。習慣化は大人でも難しいことです。初めは親御さんが予習復習の時間はついていてあげてください。

プロのサポートもあり!

「家ではなかなか教えられない」「親だとケンカになってしまう…」

親御さんは忙しくて、毎日欠かさずついてあげるのは、現実問題として難しい場合が多いです。
そんな場合は、外部の力を借りてしまいましょう。

  • 家庭教師(1対1で丁寧に指導)
  • 学習塾(集団の中で刺激を受ける)
  • オンラインの学習支援(自宅で気軽に学べる)

ポイントは、「お子さんに合った方法」を選ぶこと。
体験授業などを活用して、お子さん自身が「これならやれそう」と思える学習の仕方を見つけてあげてください。

無理に通わせるのではなく、あくまで「お子さんの味方を増やす」イメージで、親子で一緒に良い先生や学習方法を探してください。

授業についていけない…でも「今から」取り戻せます!

お子さんが「授業についていけない…」と悩んでいる姿を見るのは、親として本当につらいものです。

でも大丈夫!
実は、「ついていけない」は「ついていけるようになる」の入り口なんです。
今、苦手や不安を抱えているなら、それは「これから変われるサイン」だからです。

授業についていけないのは、本人の「やる気がないから」ではありません。
ちょっとしたつまずきや、方法がわからなかっただけ。

だからこそ、親御さんのあたたかい見守りや声かけが、子どもを立ち直らせる大きな力になります。
勉強のやり方を見直し、小さな「できた!」を積み重ねていけば、お子さんは必ず、「わかるって楽しい」「やってみよう」と前を向いてくれるはずです。
子どもは変われます。今からでも、いくらでも伸びます。
その一歩を踏み出す勇気を、親御さんがそっと後押ししてあげてください。

お子さんの勉強でお困りのお母さんへ

  • ゲームやYouTubeばっかりで全然勉強しない
  • 勉強のやり方がわかってない
  • テストではいつも平均点以下…
  • 塾に行っても、なかなか結果が出ない
  • 通信教材も三日坊主。どんどん溜まっちゃう
  • 不登校や発達障害で勉強が遅れている

そんなお子さんの状況なら『勉強が苦手』な子専門で35年の家庭教師あすなろの体験授業を受けてみませんか?

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【公式】instagram

instagramでも小中学生のお子さんの勉強方法&やる気アップに役立つ情報をどんどん配信しています。ぜひ遊びに来てくださいね!

この記事の著者

曽根 大樹 / 家庭教師のあすなろ 事務責任者

私自身、不登校になった期間があります。でも、あるキッカケのおかげで立ち直ることができ、学校に通うことができました。勉強にも苦労しました。とても厳しい部活で成績が悪いと練習に参加できないため、家に帰ってから必死に勉強しました。でも、疲れていて集中できない。勉強のやり方もわからない。気持ちばかりが空回り…。そんな状態を救ってくれたのが友達のお父さんでした。時間や勉強の仕方を少し工夫するだけで成績は伸ばせることを教えてくれました。ちょっとしたキッカケや工夫で状況は大きく変えられることを、自分の経験を活かして、一人でも多くのお子さんに伝えていきたいと思います。

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