子どもが勉強しない理由と親御さんの声かけで勉強を習慣化する方法

「うちの子は勉強が嫌いで…」
「テストの点数が最低なのに、ぜんぜん勉強しない」
「机に向かってると思ったらゲームしてる…」
こんなことでお悩みではありませんか?
困ったことに、点数が悪い子ほど勉強するのが大っ嫌い。
点数が悪いのは勉強しない結果なので当然と言えば当然ですが、ではなぜ、お子さんは勉強したくないのでしょうか?
そこでこの記事では、子どもが勉強しない理由と親御さんの声かけで勉強を習慣化する方法を分かりやすく解説していきます。
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子どもが勉強しない理由
①:勉強がわからない
中学生になると、小学生の頃に比べて授業のスピードも速くなり、1日の学習量も増えます。つまり、1度つまずいてしまうと、それを取り戻すためには相当なパワーで勉強しないと追いつきません。
そのため一度つまずいてしまうと、わからないがどんどん膨らんでしまいます。
せっかく机に向かっても勉強がわからなければ、やることもなく退屈。その結果、勉強しなくなってしまいます。
②:勉強の成功体験がない
どんな子でも、中学入学したての頃は「よーし、頑張るぞ!」と気持ちを新たに張り切って勉強するものです。
なのに、勉強しても点数がアップしない、今度こそ!と思って長時間やっても点数が下がる一方…。
こんな空しい体験ばかり繰り替えしていると、子どもは「どうせやってもムダだし」と初めから諦めてしまうようになります。
また、わからないなりに頑張ったとしても、間違っていたり点数が悪かったりすれば、学校でも家でも怒られてしまうこともあります。
このような報われない経験が、お子さんを勉強に向かわせない原因になります。
③:周囲の環境に楽しいことが増えた
中学生になると、とたんに世界が広がります。
小学生の時とは違い、行ける場所も増え、部活で仲間ができたり、思春期で恋愛に興味を持ったりと、どんどん大人の階段を上ります。
そうなると、勉強よりも楽しいこと、やりたいことが増えますよね。時間を自分の思い通りに使うようになるため、勉強には気持ちが向かなくなります。
④:スマホやゲームなど遊べるものがたくさんある
現代は子供の周りにスマホやゲームなど気を引く楽しいものが多くあるため、つい手が伸びてしまって勉強に集中できず、勉強の時間が無くなってしまうお子さんが多いです。
⑤:反抗期だから「勉強しなさい」といわれるとやりたくない
中学生は多感な時期で、ついつい親御さんに反抗的な態度を取ってしまいがちです。思春期特有の反抗期から、勉強しなさいと言われれば言われるほどやる気を失ってしまうのです。
⑥:部活や人間関係、通学スタイルなど環境の変化に疲れている
中学校に進学すると新しい人間関係や、部活動など小学校よりもコミュニティが広がることで精神的に疲れてしまうケースが多くあるようです。慣れない環境からくる疲れから勉強に集中できなかったりします。
⑦:勉強のやり方がわからず、始められない
「何から手をつければいいの?」「この教科書どうやって使うの?」など、勉強の進め方がわからないために手が止まってしまうことがあります。
とりあえず机には座ってみて教科書を開いてみても、やり方がわからないのです。自己流の勉強のやり方では、テストで点数で解答できるよう効率的に勉強することはできません。
⑧:勉強する意味や目的が見えていない
「なぜ勉強するのか?」が本人の中ではっきりしていないと、モチベーションが湧きません。将来の夢や目標が見えないと、「今、勉強する意味がない」と感じてしまいます。
国語の長文や難しい計算問題が「将来の役に立たない」と子どもが感じてしまうのは当然なので、親御さんはお子さんが納得するまで、じっくり話し合いの機会を設けてあげてください。
親子で勉強を頑張る意志統一するチャンスです!
このままの状況だとどうなってしまうのか?
どんどん勉強についていけなくなり、勉強の自信がなくなる
小学校の勉強とは違い、中学校の勉強の内容は難しく、授業のペースも早いのでどんどん授業についていけなくなってしまいます。そうなると必然的に成績は下がっていき、お子さんも勉強への自信がなくなり、最終的には勉強への意欲もなくなってしまう可能性があります。お子さんが勉強嫌いになってしまう前に、自発的に勉強に取り組むことができるようになることが必要不可欠です。
大事な高校受験に手遅れになってしまう
勉強嫌いのまま中学3年生になってしまうと、今後の人生の進路を決めるうえで重要な高校受験に手遅れになってしまう可能性があります。
誰でも未来に対して先の見えない不安を感じていると思いますが、行きたい高校に行けないと、その漠然とした不安感がますます大きくなってしまいます。
結果的に将来の選択肢が狭まってしまう
成績が思わしくないと進学先が限られてしまうので、自分のやりたいことや夢をあきらめなければならない状況に追い込まれることもあります。
大人になってみれば、「勉強だけで人生を追い込まれることなんてない」と感じることもできますが、将来に向かって進む10代のうちは、なかなかそうは思えません。怖いのは勉強ができないことで「自分はダメ」と思ってしまう、自分の思考の動きです。そのような方向に思考を動かさないためにも、成績アップする意味は十分あるのです。
勉強しない子どもをやる気にさせる方法
方法その①:スモールステップで成功体験を積ませる
さっき覚えたばかりの漢字を親御さんの目の前で書いてもらう。カンタンな計算を暗算で答えてもらう。
このような小さな成功体験を、家でたくさん経験させてあげてください。
やり方はカンタン。ちょっと宿題をのぞき込んで、正解している問題をリビングで出題してあげればいいのです。
間違ったとしても、途中までの過程をうんと褒めてあげてください。
このような成功体験を日々積んでいけば、子どもはやる気になれます。そしてプラスの声掛けで、どんどん伸びていきます。
さらに小さな成功体験を積んでいくと自信もつき、次のチャレンジも自分で探すようになります。
方法その②:友達と一緒に勉強させる
中学生になると部活が本格的に始まり、仲間意識が芽生えます。そして家族よりも自分の仲間との時間を大切にするようになります。
これを利用して、勉強も友だちや仲間たちと一緒にやるよう勧めてあげましょう。
友だちと一緒に勉強すれば、分からないところを教えてもらうこともできます。またお子さんも、誰かに教えてあげることもあるでしょう。人に教えてあげるのは、自分が理解しているかの確認になりますし、これ以上の復習はありません。
遊んでしまう時間もあると思いますが、仲間との勉強の習慣が身につけば、勉強する時間を確保する習慣や、教科書をひらく習慣もつきます。
なにはともあれ、まずは勉強する習慣を身につけてしまうことが先決です。
方法その③:塾や家庭教師に頼る
どんな子でも、勉強ができるようになりたいと思っています。授業が分からないより、分かるほうが断然おもしろいことも知っています。
でも自分ひとりでは、勉強しようにも何を勉強したらいいのか、どのように勉強したらいいのか分からないのです。
このような状態になっている子はとても多いので、勉強のやり方を覚え、机に向かう習慣が身につくまで、塾や家庭教師に頼ってしまいましょう。
気の合う講師や家庭教師と出会うことで、「初めて勉強をおもしろいと思った!」と目を輝かせて勉強に取り組み出す子も多くいます。
親御さんの工夫と声かけで、子どもの勉強を習慣化する方法
「うちの子、全然勉強しない…」と悩むことも多いですが、実は子どものやる気のスイッチは、ちょっとした声かけや工夫で入れることができるんです!
勉強に対する意欲が安定しない年頃だからこそ、日々の声かけや関わり方が子どものやる気を左右します。
子どもの勉強習慣が身につく具体的なサポートを紹介しておきますので、できるだけ早いうちに勉強の習慣がつくよう、お子さんの個性にあわせて工夫してみてください。
① 「勉強しなさい」ではなく、「今日はどこまでやる?」と聞く
「勉強しなさい」という命令口調の声かけは、特に反抗期の中学生には逆効果になってしまうことは、親御さんも子ども時代を思い出せばわかるのではないでしょうか?
ですから、その代わりに、「今日はどこまでやってみる?」と問いかけてみましょう。
子ども自身に考えさせ、目標設定の意識を育てることができるので、ぜひやってみてください。
声かけ例
「今日のワーク、何ページ進められそう?」
「テストまであと何日あるけど、どこをやっておくと安心かな?」
② 勉強するタイミングを「一日の習慣」に組み込む
「ごはんの後は机に向かう」「夜9時までは勉強タイム」など、毎日のルーティンに勉強を組み込んでしまうと、習慣化に役立ちます。
ひとつだけ注意点があって、その場合は無理に長時間のスケジュールにするのではなく、毎日継続できる、短時間のリズムを作れるよう意識すること。
お子さんに「勉強イヤだなぁ」という気分を味合わせないようにすると、ひとりでも机に向かえるようになります。
「ごはんを食べたら30分休憩して、そのあとに机に向かう」
「テレビは9時からだから、それまでに15分だけでも勉強してみる」
「朝イチ10分でいいので、今日の予習をしてしまう」
③ 毎日の努力を「小さなことでも」しっかり認めてあげる
勉強の内容や結果に関わらず、「机に向かった」「教科書を開いた」といった小さな行動をしっかり褒めてあげましょう。
「すごいね」「がんばったね」のような肯定的な言葉を習慣にすると、子どもの自信を積み上げることができます。子どもの自己肯定感を高めてあげることが、モチベーションもアップの秘訣です。
褒めるポイント
「さっきのまとめ、きれいに書けてるね!」
「昨日よりも集中してたね、すごいね!」
「机に向かっただけでもエライ!」
④ できていない部分より、「できた部分」を一緒に確認する
お子さんのことを心配するあまり、つい「ここ間違ってるよ」「また忘れてる」といった指摘をしたくなりますよね。
ですけど、まずは、「できたところ」「成長したところ」に注目してあげてましょう。
例えば、テストの点が悪かったとしても、
「この漢字はちゃんと書けてたね」
「ここまで解けたのは前より成長してるね」
といったポジティブな捉え方をしてあげれば、お子さんの「またやってみよう!」という前向きな気持ちを育てることができます。
⑤ 子どもの気持ちを否定せず、共感する
「なんでやらないの?」「真面目にやりなさい」と言いたくなるときこそ、まずはお子さんの気持ちを想像し、受け止めてあげられるよう心がけてください。
たとえば、
「やる気出ないよね、疲れてるのかな?」
「今日はちょっとしんどい日かもね。でも5分だけやってみようか」
このように、まずは子どもに共感してあげることが重要なのです。そうすると子どもは「親だけは自分の味方」と思えることができるので、安心することができます。
⑥ 親自身も「勉強に前向きな姿勢」を見せる
子どもは親の姿をよく見ています。親御さんがスマホばかり見ていて、イライラしながら「勉強しなさい」と言っているだけでは、子どもだって前向きにはなれません。
少しの時間でよいので、
一緒に机に向かって読書をする
家計簿や仕事の資料整理をする
新聞をじっくり読む
など、「大人も学んでいる姿勢」を見せることで、自然と学ぶ雰囲気が家庭に生まれます。
親御さんへ
家庭学習の習慣は、親子でつくるものです。
声かけや接し方のちょっとした工夫で、たとえお子さんがもう中学生だとしても、やる気を引き出す大きなきっかけになります。
最初はうまくいかなくて当たり前なんです。焦らず、子どもに寄り添いながらサポートを続けていけば、きっと良い結果が生まれます。
勉強しない子をやる気にさせるには、環境を整え、毎日褒めてあげること!
誰だって褒められたら悪い気はしないですよね。子どもは褒められ、認められることでグングン成長していきます。
ですから小さな成功体験を積み重ねながら、お子さんをうんと褒めてあげてください。そうしてあげると、お子さんは少しずつ自信を持ち、自分から勉強しようと思うようになります。
新しい習慣を作る場合、初めのとっかかりに誰でも苦労するものです。そんな場合は友だちや塾などのチカラを借りて、乗り越えさせてあげましょう。勉強に向かえる環境があれば、お子さんの気持ちも変わってきます。
「勉強しなさい!」と怒っても、お子さんも親御さんもイヤな気持ちになってしまうだけ。それよりも、お子さんにぴったり合った勉強できる方法を、お子さんと一緒に試行錯誤しながら探してくださいね。
お子さんの勉強のやる気がなくてお困りのお母さんへ
家庭教師のあすなろは『勉強が苦手』な子専門の家庭教師として今年で35年。
「わかった!」「できた!」の喜びをもっと感じてもらうために、児童心理学(アドラー心理学)を取り入れた指導をしています。
その結果、多くのお子さんが勉強に対する【ニガテ意識】がなくなり自信を持って勉強ができるようになっています。
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