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不登校の「回復期」。親の3つの行動の留意点

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

不登校の子は、いつまでも不登校でいる訳ではありません。
「学校に行ってみようかな…?」と気持ちが動き始め、少しずつ登校するようになる時期を『回復期』と言います。

お子さんが登校を始めたら、「あと少しで完全復帰だ」という嬉しい気持ちと「ここで失敗したら、どうしよう」と焦る気持ちが出てきますよね。

実は、この回復期は不登校のお子さんにとってはとても大切な時期。
そんなデリケートな時期は、お子さんにどう対応したらいいのか、また親御さんに気をつけて欲しい行動についてお伝えします。



親の3つの行動の留意点

①:焦らない

回復期に入ると「明日はもっと学校で過ごして欲しい」「相談室だけじゃなくて、教室にも行って欲しい」と、親御さんの期待が高まりますよね。でもそれは、あくまでも大人の都合で、お子さんのペースではありません。

周りの大人から見たら簡単に思えることでも、お子さんは精一杯の力を振りしぼって不登校というレッテルと戦っているのです。それを周囲から焦らされ、自分のペースを崩されたらやる気もなくなりますし、心の負担は大きなものになります。
親御さんが焦る気持ちは分かりますが、お子さんの気持ちやペースを何よりも尊重してあげてください。



②:つき添う時は、前でも後でもなく、横に

つき添って登校するときは、お子さんの横にいてあげてください。
もし保護者の方が前を歩いていれば、お子さんは無理に連れて行かれていると感じるかもしれません。後であれば、焦らせられていると感じるかもしれません。

ここで大切なのは、お子さんのペースに合わせてあげること。お子さんと足並みをそろえ、お子さんと一緒に進んで行くことで、ようやく安心して学校に向かえるのです。立ち位置ひとつ違うだけでも、お子さんの捉え方が大きく変わってくることを覚えておいてください。



③:復帰プログラムを一緒に考え、どうしたいか聞く

言葉にしないだけで、お子さんにはお子さんなりの復帰計画があります。「○○日の○○の授業には行こう」「○○日までに友達に声を掛けてみよう」回復期に入ると、お子さんの心の中でも少しずつ前へ進もうと変化しています。だからこそ、お子さんと一緒に復帰プログラムを考えて欲しいのです。

その時のポイントとしては、お子さんの考え・意見を引き出すようにリードしてあげてください。大人の考えに誘導するのは禁物です。復帰に時間がかかるとしても、お子さんが決めたことを尊重するよう心がけてください。



不登校の回復期における最大の留意点は、『焦らない』

回復期に入ると、「もう少しで再登校できる!」と焦る気持ちの方が前へ出てしまいます。しかし、回復期で一番してはいけないのは『焦る』ことです。

お子さんが学校へ行きだしても、休む日もあると思います。でも、それは当たり前のこと。二歩進んで一歩下がりながら、お子さんは前へ進んでいます。焦らず少しずつ、お子さんのペースで回復期を過ごしていってください。なによりも頑張っているのはお子さん自身ということを、いつも忘れないであげてくださいね。

この記事の著者

柳 聡明 / 不登校訪問専門員

とにかくサッカー漬けの毎日。8歳からサッカーを始め大学でもサッカー部に所属していました。高校は県でも有数の進学校にスポーツ推薦で入学。なので、授業についていくのにも必死。最初の定期テストでは赤点も3つ…。この成績が続くと部活もクビに…。なんとかしなければと、登下校の時間やスキマ時間を使って、勉強と部活の両立の方法を考え乗り越えてきました。こうした自分の経験も活かして、勉強で困っているお子さんを一人でも多くサポートしていきたいと思います。

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