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不登校の子が散歩し出した場合の3つの注意点

この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

不登校になってしまうと、お子さんは一日のほとんどを家の中で過ごします。「ずっと家の中に閉じこもっているなんて…」と心配しても、家から出ない子がほとんど。

お子さんとしては、友人に会いたくない等の理由があるのですが、思春期の子どもが家の中で外の空気も吸わないなんてことは不健康過ぎますよね。何より、室内にいたのでは思考が空回りし、良い方向へ向くことはありません。

ですからお子さんが「散歩に行ってくる」と言い出したら、それは事態が好転しだしたということ。これをきっかけに、お子さんは少しずつアクティブになってくれるはずです。

今日は、散歩という第一歩をお子さんが歩き出した場合の、注意点を3つご説明します。



不登校の子が散歩し出した場合の3つの注意点

今まで動こうとしなかった子が動き出すと、親御さんは慌ててしまうもの。ですが散歩は、回復へのきっかけになる出来事ですから、そのチャンスを潰さないよう、注意点をあらかじめ知っておいてください。


散歩し出した場合の注意点①:時間を気にしない

お子さんは夜に突然、「散歩に行く」と言うかもしれません。そんな場合、「そう、行ってらっしゃい」とすんなり出してあげられるでしょうか?

多くの親御さんが、お子さんのことを心配するあまり「明日の朝にしたら?」「こんな時間に出かけるの!?」などと言ってしまう場合があります。

ですがお子さんは、『今』だから行く気になったのです。明日の朝になったら気持ちは変わってしまいます。

日本は治安のいい国ですから、あまり心配せず、お子さんの好きに行動させてあげてください。誰も歩いていない道を歩くのは、お子さんも冒険をしているようでワクワクするはずです。



散歩し出した場合の注意点②:一人にしてあげる

せっかくお子さんが自分で行動し出したのに、「お父さんも一緒ならいいよ」などと言うのは、絶対にやめましょう。

親御さんが心配する気持ちも分かりますが、お子さんはこれから自分で自分の心を癒し、立ち上がらなければなりません。そういう場合に必要なのは、何より『自分軸で考え、行動する』ことです。

一人で散歩に行くという行動は、その第一歩です。お子さんのせっかくの勇気を潰さないであげてください。



散歩し出した場合の注意点③:強要しない

お子さんが行動しだすと親御さんはすごく嬉しいですよね。そのため、数日、お子さんが散歩に出かけると、行かない日は不安に感じてしまいます。

不安な気持ちになるのは当然なのですが、その気持ちを表に出して「今日は行かないの?」「散歩に行けばいいのに」などと言うのは、やめましょう。

誰でも経験があることですが、人から言われると、急に気持ちが萎えてしまうことってありますよね。
お子さんも自分で決めて行動したいのであって、人から言われたのでは、気持ちが動きません。

何より、今まで学校にああしろ、こうしろとうるさく言われてきたのですから、学校のような、望まない行動を強要するような行為は厳禁です。



不登校の子の気持ちを散歩に向けるには?

お子さんが自分から散歩に行くと言ってくれたらいいのですが、すべての子が散歩する訳でもありません。

少しでも外に出て欲しいと望む場合は、以下の方法を試してみてください。

・適度な声掛け
「散歩にでも行かない?」「公園で花火しない?」など、気軽に出かけられる場所へお子さんを誘ってみましょう。一人で行動するのをためらっている子も多くいるので、お子さんが動かない場合は声をかけてみましょう。


・親御さんが散歩を始める
まずは親御さんが散歩の習慣をつくり、「隣町まで歩いてラーメン食べてきた!」「川の流れる音って、すごくホッとする」など、散歩の魅力をさりげなくお子さんに教えてあげましょう。


・買い物を頼む
家にいるのですから積極的に家事を手伝わせるべきだと思いますが、一番初めは買い物に行ってもらいましょう。散歩にもなりますし、スーパーで食材を選べるようになることは、人生において大切なスキルです。ぜひこの機会に、買い物スキルを身につけさせてあげましょう。



自分から散歩に出かけることで、お子さんの世界は変わります!

不登校の子にとって、散歩は大きなチャンスです。でも思春期の子どもの気持ちは、ささいな事で傷ついてしまいます。
お子さんが自分のペースで好きに行動できるよう、周囲の大人は最大限、配慮してあげましょう。

外を一人であてもなく歩くことは、お子さんにとって小さな一人旅の始まりでもあります。心配のあまり、あれこれ口を出したくなる気持ちはわかりますが、どうか、お子さんの気持を尊重してあげてください。

不登校のことは、お子さん自身が一番、気に病んでいます。一人でぶらぶら歩きながら、お子さんもあれこれ心の整理をしています。そんなお子さんの成長を、のんびり見守ってあげてくださいね。

この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

体を動かすのが大好き、誰とでも仲良くなれるタイプです。学生時代は陸上部に所属し、負けるのが大嫌い。とにかく強くなりたくて部活が終わった後も自主練!「勉強よりも部活!!」というタイプでした。なので、勉強にはかなり苦労しました…。でも、母が頼んでくれた家庭教師の先生のおかげで、成績を上げることができました。今度は私も同じように勉強で困っているお子さんのために「家庭教師のあすなろ」のスタッフとして、少しでも勉強を好きになってもらえるようなサポートを心がけています。

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