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発達障害の子の集中力を高める方法

この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

発達障害の子にとっては、中学校の定期テストはとてもハードルが高いものですよね。

中1生の最初のテストはなんとかなったとしても、2学期からは難易度が急にグンと上がってしまうので、勉強に集中できないと点数は取れなくなってしまいます。

とはいえ、テスト勉強のために机に向かっても、すぐにスマホやyoutube…。
「うちの子、ぜんぜん集中できない」とお悩みのお母さんは多いと思います。

今日は発達障害の子が、どうしたら集中できるのか、また勉強したことを簡単に定着させる方法についてご説明いたします。



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子どもの集中力って、どれくらい?

一般的に、子どもの集中力はどれくらいと言われているのでしょうか?

多くの子の集中力は、小学校低学年で15分。それが小学校の高学年になると30分と言われています。でもその30分も15分単位で集中力が切れるのです。

では、中学生の集中力はどうでしょうか?

中学生の集中力は、長くて45分と言われています。中学校の授業時間は50分なので、授業には集中できそうですよね。
とは言え、中学生も15分単位で集中力が切れてしまいます。

つまり、人は15分程度しか集中できない、ということ。

まずは15分だけ集中しよう!と思って勉強のスケジュールを立てていけばいいのです。



子どもが集中できるようになる方法

お子さん一人では「集中しよう!」と思っても、なかなか実行できません。
これを改善するには、リビングなどご家族がいる場所で勉強させるようにすることです。

そして勉強時間をあらかじめ決めておき「集中が切れたな」と感じたら、「ここだけ、やっちゃおうよ」などと声をかけてあげてください。

当然、親に見張られることに子どもは反感を持ちます。それを避けるためには、ご家族の方も読書をするなど、家族一緒にみんなで勉強してる、という形をとるのがベストです。

また集中力がすぐに切れる場合は、5分、もしくは10分ごとに勉強する科目を変えてください。さらに教科書を読んで内容を覚える時間と、問題を解くなどの時間は別々にとってあげてください。

この方法は気持ちを変えて集中するのにも役立ちますし、「ちゃんと覚えられたかな?」をチェックするにも役立ちます。



勉強の効果を上げるために、休憩を上手にとる

勉強する科目を5分10分ごとに変えるなら休憩はいらないんじゃない?と思ってしまいがちですが、勉強が1時間以上になるなら休憩は取りましょう。

一番いいのはストレッチやヨガなど、体を動かすことです。

なぜなら、ずっと座っていると血流が悪くなり脳に血液が循環しなくなります。
そうなってしまうと、ボーっとしてしまうからです。

さらに有効なのは、軽くストレッチした後のふくらばぎマッサージ。ふくらはぎはポンプの役割をするので、心臓まで血液を押し、体中に血液が循環するようになるんです。

ラジオ体操なら誰でもできるので、ご家族みんなでやってみてはいかがでしょうか?

また図書館などで身体を動かすことが難しい場合は、迷路、間違い探し、クロスワードパズルなどで遊びながら休憩するようにしましょう。
これらは、脳トレにとても役立ちます。



勉強した内容をカンタンに定着させる

お子さんが頑張ったら、テストで結果が出るようにしてあげたいですよね。
子どもに「勉強して良かった!」と思ってもらえるように、カンタンな記憶定着術もお伝えしておきます。

教科書の内容を覚えるなどインプットの際は、できるだけゲーム感覚で楽しく覚えさせることが重要。

なぜなら記憶とは、何かをひたすら暗記するよりも、歌やラップソングなどメロディやリズムをつけた方が定着しやすいからです。
『鳴くよウグイス、平安京』や『ABCの歌』で年号やアルファベットを覚えた方も多いのではないでしょうか?

お子さんが気に入りそうな【楽しく覚える語呂合わせ】を、ご家族みんなで「これは?」「こう言ったら?」と考えていくとコミュニケーションも取れますし、それだけで記憶に残るのでオススメしたい方法です。



スマホやゲームにさわらせないよう注意してあげながら、集中力を高めていこう

集中を一番妨げるのは、スマホやゲームにお子さんの手が伸びてしまうことです。

大好きなスマホやゲームに少しでも触ったら、少しの時間で終るはずありません。
そうなってしまうと、勉強スケジュールに支障が生じてしまいます。

「あんまり口うるさく言っても…」と思うかもしれませんが、お子さんだって勉強が早く終わるに越したことはありません。
できる限り、勉強時間を最大限有効に使えるようにしてあげてください。
時間を有効に使って勉強の効率を上げていけば、スマホを楽しむ時間も十分あるはずです。

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この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

体を動かすのが大好き、誰とでも仲良くなれるタイプです。学生時代は陸上部に所属し、負けるのが大嫌い。とにかく強くなりたくて部活が終わった後も自主練!「勉強よりも部活!!」というタイプでした。なので、勉強にはかなり苦労しました…。でも、母が頼んでくれた家庭教師の先生のおかげで、成績を上げることができました。今度は私も同じように勉強で困っているお子さんのために「家庭教師のあすなろ」のスタッフとして、少しでも勉強を好きになってもらえるようなサポートを心がけています。

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