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発達障害がある子のケアレスミスの原因と効果的な対策法

この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

発達障害やグレーゾーンの子どもの勉強において気になることはたくさんあると思います。
その気になることの1つが、ケアレスミスではないでしょうか。

特に、テストでのケアレスミスはとても気になるところです。
高校入試であれば、そのケアレスミスで合格できかどうかの決め手になるということもあるでしょう。

どうしたら、ケアレスミスを減らせるようになるのでしょうか?
そこで、これから発達障害やグレーゾーンの子どものケアレスミスをなくす方法についてご紹介しますね。


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発達障害のケアレスミスはなぜ起こるのか?

そもそもの問題としてケアレスミスはどうやって発生するのでしょうか。

ケアレスミスの原因は大きく分けると下記になります。

・文章の読み間違い
・数値や単位の勘違い
・検算の仕方の間違い

多くの方がケアレスミスを繰り返す子どもに対して「見直し」をさせていると思いますが、見直しをさせて改善しましたか。改善しているのであれば、きっとこのページを読んではいないでしょう。

では、なぜ「見直し」をさせても間違いが直らないのでしょうか。


発達障害の子のケアレスミスが改善しない理由とその対策

ケアレスミスを繰り返す子に対して見直しをさせても、なかなか改善されないのはなぜでしょうか?

その理由は、次の3点です。

1.字が小さい/汚い
2.思い込みが激しい
3.やり方を変えない

1.字が小さい/汚い

ケアレスミスでよくあるのが、自分の書いた字を間違って認識してしまうことです。例えば、数学で本来解ける力があるのに、途中計算式で自分の書いた字を見誤ってしまい、数値が途中でずれてしまうケースです。
字が小さかったり汚かったりすると、採点する人も見間違って不正解にされてしまうことも多いです。特に入試は1点2点を争うものなので、本当は解けているのにバツをつけられるのは非常にもったいないことです。
保護者の方から見てお子さんの字が小さい、読みにくいということであれば、普段からきれいに書くクセをつけるようにしましょう。

2.思い込みが激しい

ケアレスミスの多いのは、自分の解答に過信してしまう子や問題を解いて満足してしまう子に多いようです。
例えば、カンタンな計算を暗算してしまうケースです。合っている前提で進めてしまったせいで、解ける問題も間違ってしまうことがあります。カンタンな問題は確実に点を取らないと差が開いてしまいます。途中計算式をしっかり書く習慣をつけることが大事です。
また、見直しの際にも注意が必要です。見直しをしたとしても、解答に過信している子は合っている前提で見直しをしているケースが多いです。見直しは、間違っていると疑いながらチェックすることが重要です。

3.やり方を変えない

テストの検算や見直しのやり方を変えていなかったり、ケアレスミスに関して「まぁいっか!」と反省していなかったり、同じケアレスミスを繰り返している可能性があります。
こういう場合は、まずはケアレスミスとしっかり向き合うことが大切です。
自分がどのようなミスをする傾向になるのか、どのようにミスをしてしまったのかをノートにまとめることが非常に有効です。

そして、そのミスをしないようにするにはどうしたらいいのかを考え、これまでの行動を大きく変えることが大切です。行動を変えてみてその結果どうだったのかを振り返り、次の行動に役立てていきましょう。


発達障害のケアレスミスは、少しずつ改善していくことができます

ポイントとしては
・普段からきれいな字を書く習慣をつける
・途中計算式もしっかり書く
・見直しの時は、間違っている前提でチェックする
・ケアレスミスに関して反省と対策をその都度行なう

となります。

お子さんの特性や性格によるものも大きいのでいきなりは一気に改善されないかもしれませんが、普段から意識を高めることと習慣を身につけることが大切です。

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この記事の著者

房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者

体を動かすのが大好き、誰とでも仲良くなれるタイプです。学生時代は陸上部に所属し、負けるのが大嫌い。とにかく強くなりたくて部活が終わった後も自主練!「勉強よりも部活!!」というタイプでした。なので、勉強にはかなり苦労しました…。でも、母が頼んでくれた家庭教師の先生のおかげで、成績を上げることができました。今度は私も同じように勉強で困っているお子さんのために「家庭教師のあすなろ」のスタッフとして、少しでも勉強を好きになってもらえるようなサポートを心がけています。

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