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発達障害を抱える子がグングンやる気になる親の声がけとは?

この記事の著者

車 重徳 / 心理カウンセラー

もっと勉強して欲しい!でも「勉強しなさい!」と言っても反発されるだけ。さらに反抗期ということもあって「暴れちゃったらどうしよう」と不安に感じたり…。
このように、発達障害やグレーゾーンのお子さんへの声がけについてお悩みではありませんか?

子どもが勉強に取り組む魔法の声がけはあります!
今回の話では、発達障害を抱えるお子さんでもグングンやる気になるにはどうしたらいいのかをご紹介しますね。

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嫌々やっても勉強は定着しない

「勉強しなさい!」と口を酸っぱくして言い続ける親御さんがいます。

その結果、どうなっていますか?

子どもがしっかりと真剣に勉強に取り組んでいればバッチリです。そのまま、その声がけを続けて下さい。
しかし、「勉強しなさい!」と言った結果、反発されたり、反抗的になったり、子どもが暴れたりするケースがあります。

親子関係が良くない方向に進むのであれば「勉強しなさい!」という声がけは間違いかもしれません。
そもそも、人は「嫌々何かに取り組んでも良い結果は得られない」からです。

では、発達障害を抱える子どもやグレーゾーンの子どもに対して、親はどんな声がけをすれば良いのでしょうか。

親御さん自身はどう声がけしてもらいましたか?

子どもへの声がけといっても、子どもの年齢や状況によって変わってきますよね。
そこで思い出していただきたいのが「自分はどんな声かけをしてもらったらやる気になったのか」ということです。

いつ、どんな声がけをしてもらったら勉強に熱心に取り組むことができましたか?
その結果、志望校への合格を勝ち取った方もいるのではないでしょうか。

親御さんがやる気になった声がけを思い出し、まずは試してみてください。


嫌がっている子どもに、自主的に勉強をさせるにはどうしたらいいのか?

大人でも「やっても意味がない」と感じていることをやり続けるというのは苦痛ですよね。
子どもはきっと、その何倍も苦痛に感じているかもしれません。

子どもに自主的に勉強に向かわせるには

・勉強が楽しいという価値観を与える
・勉強した結果の未来を認識させる
・目標を作り、目標を達成する喜びを感じさせる

ことが大事になってきます。

では、どうしたら勉強する「目標」「目的」を決めることができるのでしょうか?

勉強する先にある喜びやメリットを教えてあげる

人は誰しも納得すれば動きます。それは子どもも一緒です。
お子さんも勉強するメリットが分かり、勉強した方がいいと納得できれば行動に移るはずです。

親のメリットではなく、お子さんのメリットです。
お子さんが感じることができるメリットを教えてあげてください。

一番理解しやすいメリットは「将来の仕事」です。
将来就きたい仕事があるならそのために勉強する、というのは理に適っています。
今、将来の夢がないのであればそれを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

厚生労働省のHPによると、世の中には23,000種類以上の職種があるそうです。
それだけ仕事の種類があれば、きっと発達障害があってもグレーゾーンであってもやる気にムラがあっても、楽しく充実できる仕事が見つかるはずです。

勉強をすることで将来就ける職業の選択肢が増えていきます。今は就きたい職業がなくても、将来見つかった時に就ける可能性が高まります。

親御さんと一緒になって話し合うことで、お子さんは勉強のメリットを理解しやすくなります。

その時のポイントとなるのが、親御さん自身が勉強することで得られたメリットを伝えてあげることです。勉強に対してポジティブなイメージを持たせることが重要です。

でも、その反対に、勉強しなかったことに対する「後悔」を伝えることは絶対にしないでください。
「子どもの頃にちゃんと勉強しなかったせいで好きな仕事につけなかったんだよ」とか「もっと勉強しておけばお金持ちになれたのに」など、ネガティブなイメージを持たせるようなことを伝えるのは、絶対にやめましょう。

その「後悔」を伝えても子どもには絶対に響かないですし、やる気は引き出せません。
さらにネガティブなイメージは定着しやすく、「好きな仕事につけない」「お金持ちじゃない」という事だけがお子さんの意識に植え付けられてしまいます。
勉強しなかったことによる「後悔」ではなく、勉強することで得られたメリットを伝えましょう。

定期的に声がけしてあげましょう

勉強するメリットが理解できたのなら、適度に声がけしてあげましょう。
大人もそうですが「将来こうなりたい!」「今年中に〇〇しよう!」と思っていても、日常の雑務に追われてなかなか前に進めないことってありますよね。

子どもも同じです。

今、目の前にあるゲームや漫画に気をとられて、将来どうなりたいのかが薄れていくことがほとんどだと思います。

お子さんの様子を見ながら適度に声がけをして、勉強のメリットを再度意識させてあげてください。
もし将来の夢がyoutuberならゲームの最中に「youtubeでゲームの紹介とかするの?」と言ってあげればいいのです。勉強に対して、常にポジティブなイメージを持たせてあげてください。

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この記事の著者

車 重徳 / 心理カウンセラー

学習塾にて不登校、発達障害や学習障害の子の学習指導不登校、発達障害や学習障害の子の高校を立ち上げ→同高校の運営および心理士・カウンセラーとして活動高校を運営しつつ、放課後デイサービスを9か所立ち上げ高校、放課後デイサービスを運営しつつ、児童発達支援を8か所立ち上げ

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