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発達障害の子が併発しやすいチック・トゥレット症候群。その原因は?

この記事を書いた人:房前

肩をすくめる癖があったり、瞬きを多くする癖があったりと子供でも大人でも人は多くの癖を持っていますよね。

しかし、それは本当に癖なのでしょうか?

チック症は、4歳から11歳の間に発症することが多いです。

そして、そのチック症が慢性化するとトゥーレット症候群という診断名がつきます。

癖と思われトゥーレット症候群が生涯治らない人も多く存在します。

特に発達障害のお子さんは色々な行動をしてしまうので、トゥーレット症候群と気づかず放置されがちです。

ここでは、チックとはどういったものであるのか、詳しく知って頂きたいと思います。

 

チック・トゥレット症候群の種類

 
チック症は大きく2種類に分けることができます。

その中には「これって癖じゃなくて、チックなの!?」とびっくりするものもあります。まずは種類別にチック症について見てみましょう。
 

① 運動チック

運動チックは体のどこかが反応してしまうもので、肩をすくめたりなど、多くの人が癖と勘違いしやすい症状です。
 
運動チックはさらに2種類に分けられます。
 
・単純性運動チック
・複雑性運動チック

 
単純性運動チックは、まばたきや肩をすくめるといった、多くの人が癖と勘違いしてしまう行動が多いです。
 
複雑性運動チックは、物を蹴ったり、人の真似をしたり、飛びながら歩いたりと、一見ふざけていると見られがちです。

発達障害のお子さんにはこのチックが発症することが多く、多動と認識されチックと気がつかれない場合が多いのです。

 

② 音声チック

咳払いを代表とし、「あ~」「う~ん」など必要ない言葉を口癖のように言ってしまうことを言います。

音声チックも2種類に分けられます。
 
・単純性音声チック
・複雑性音声チック

 
単純性音声チックは、鼻を鳴らしたり咳払いをしたり、言葉よりも体の一部分を鳴らすような行動として表れます。
 
複雑性音声チックは、同じ言葉を繰り返したり、暴言や、わいせつな言葉を繰り返してしまうことを言います。

複雑性音声チックも発達障害のお子さんに多く見られ、学校で「悪口は言わない」と指導をされてチックと気づかれないパターンが多いです。

いくら注意をしても治らない場合は、本人の意思に反して症状が出てしまっている可能性が高いです。

 

チック・トゥレット症候群の原因

 
チック症はなぜ起きるのか気になりますが、残念ながら原因は解明されていません。

しかし、線状体という脳の異常と精神的な問題が絡み合った時に症状が出ると言われています。

脳の異常や精神的な問題は、自分ではコントロールできません。

特に発達障害の子はふざけてると見られてしまうこともあり、周りが思っている以上に本人は苦しんでいる可能性があります。

悪ふざけや癖と決めつけず、一度は専門家を受診してみてください。

 

発達障害のチック・トゥレット症候群は気づきにくい

 
チック症は専門家に受診しないとなかなか発見されづらく、癖や悪ふざけで終わらせてしまうことが多くあります。

ですが周りの人が思っている以上に、子ども自身は悩んだり、困ったりしています。

チック症では?と疑問に思ったら、専門医に相談してみましょう。

トゥーレット症候群と診断されても、投薬治療で改善されていきます。

癖で片付けず、早い段階でチックと気がついてあげてくださいね。

 

この記事の編集者
房前 みなみ / 発達障害コミュニケーション指導者
体を動かすのが大好き、誰とでも仲良くなれるタイプです。学生時代は陸上部に所属し、負けるのが大嫌い。とにかく強くなりたくて部活が終わった後も自主練!「勉強よりも部活!!」というタイプでした。なので、勉強にはかなり苦労しました…。でも、母が頼んでくれた家庭教師の先生のおかげで、成績を上げることができました。今度は私も同じように勉強で困っているお子さんのために「家庭教師のあすなろ」のスタッフとして、少しでも勉強を好きになってもらえるようなサポートを心がけています。

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