~あすなろ特別授業の第3弾は世界で活躍した日本代表スイマー!「~“自分に誇れる”自分になるために~」~

第3回:伊藤華英さん

親子で参加できる、あすなろ特別授業☆第3弾のスペシャル講師としてお招きしたのは、
北京・ロンドンオリンピックをはじめ、世界で活躍した日本代表スイマー伊藤華英さん。
怪我や挫折を味わいながら、自身の水泳人生をかけて、努力で夢を叶えたエピソードは必見です!!

生後6ヶ月で水泳を始め、2000年日本選手権に15歳で初出場

2001年世界選手権から女子背泳ぎ選手として活躍。メディアからも注目されアテネオリンピック出場確実と騒がれたが、選考会である日本選手権にて実力を発揮出来ずオリンピック出場を逃す

しかし水泳が心底好きという気持ちと、オリンピックにどうしても出たいという強い気持ちで厳しい練習を積み、2008年女子100m背泳ぎ日本記録を樹立。見事オリンピック代表を勝ち取った

その後、怪我により背泳ぎから自由形に転向。自由形に転向後も、日本代表選手として世界選手権・アジア大会での数々のメダルを獲得。2012年ロンドンオリンピック自由形の代表選手となる。その後、2012年10月の国体を最後に現役引退。

ピラティスの資格を取得し、現在は水泳とピラティスの素晴らしさを多くの人に伝えたいと活動中。また早稲田大学スポーツ研究科でトップアスリートの“メンタルタフネス”について研究中。

競泳の日本代表選手として世界で活躍し、数々のメダルを獲得した伊藤さんですが、輝かしい成績の裏側には、“怪我による苦しみ”や大きな“挫折”があったといいます。

それでもあきらめることなく、『絶対にオリンピックで活躍する!』という信念をもって、困難を乗り越え、みごと夢を叶えた伊藤さん。

そんな伊藤さんの経験が、お子さんに勇気と希望を与えるキッカケになればと思い、今回の特別授業を企画しました。

あすなろ代表 井上智嗣

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私の水泳人生の始まりは生後6ヶ月から。
当然、自分が泳げなかった頃の記憶がありません(笑)

小3ではじめて全国ジュニアオリンピック大会出場。中3で全国中学校水泳競技大会に個人で出場。高1で日本選手権という初の大舞台で6位。

・・・とここまで順調に結果を出してきたように見えますが、実は当時「絶対オリンピックに出てやる!」とか真剣に考えてなかったんです。

「全国大会、出れちゃった」「このままオリンピックも行けるかなぁ…」なんて自分自身のことなのに、なんとなく・ぼんやり考えていたんです。

「自分の水泳人生、けっこういけるんじゃないか」って甘く考えていた矢先、私は大きな挫折を味わうことになります・・・

2004年、アテネオリンピック出場が決まる日本選手権当日。

緊張感はあったものの、“絶対オリンピックに行きたい!!って思っている人たち
ばかりなんだろうな”・・・なんてどこか他人事のように感じていました

ライバルの中村礼子選手、寺川綾選手も出ているなか、
オリンピックには1位と2位の選手しか行けません。
コーチや周りの友達は「華英はぜったい行くよ」と期待をよせてくれていました。

そんななか私が出した結果は3位。代表落ちです。

このときの悔しさは、言葉が見つからないくらい。
結果が出せなかった、ということより“いかに自分が今まで中途半端にやってきたか”が身に染みてわかって、それが1番悔しかった。

オリンピックに、コーチや周りの友達に
何より自分に対して誠実な気持ちじゃなかった
ことを反省しました。

一生懸命やるから、勝ち負けがある。一生懸命やった先に、勝ったら、負けた人の気持ちがわかる。一生懸命やって負けたら、勝った人を素直に称えることができるんです。一生懸命やるから、自分に足りないことに気づいて、成長することができるんですよ。

2004年のアテネオリンピック代表落ちから4年。北京オリンピックの選考会当日。4年間1日も休まず厳しい練習をこなしてきて、「絶対に負けない!」強い気持ちもありました。

でも試合前の肝心なときに“恐怖”が襲ってきます。
「また負けたらどうしよう…」4年前のトラウマがよみがえってきたんです。

そんな精神状態のまま、準決勝3位。全然、自分のレースができませんでした。その日、
寮に戻って、私は今までにないくらい、こっぴどくコーチに叱られることになります。
「お前は俺の気持ちを踏みにじった。
お前も俺も、4年間何のためにがんばってきたと思ってるんだ!」

そのとき私は、コーチや周りの人も一緒に戦ってくれていること、そして自分の“オリンピック出場”の夢を、改めて胸に刻みました。この日は朝まで眠れず、何回も何回も決勝のイメージトレーニング。「これだけやってダメだったら私の水泳人生終わりにしよう」って本気で思いました。

そして翌日の決勝。やるだけやってやろうと思って、ギリギリまであがいたら、いつのまにか恐怖はなくなっていました。集中力と危機感をバランスよく保つことができて、決勝で1位を取ることができました。

ダメなときこそ、自分の夢や目標をもう一度確認しましょう。ダメなときほど自分を見直すチャンスだし、成長するチャンスです!それと、自分を応援してくれる周りの人たちのことも忘れないでください。私は夢を叶えるため、15歳で寮生活を始めました。親元を離れるのは寂しくて不安でしたが、それでも練習をがんばることができたのは、変わらない気持ちで接してくれた親の存在があったからです。結果をどうこう言わず、励ましてくれた両親には本当に感謝しています。

今、子どもたちの水泳を見ていて強く思うのは、
「目標をもって取り組んでほしい」ということです。

「あの子フォームがいいな」とか「水のキャッチがいいな」とか、見ていて将来有望だと思う子はけっこういます。でも、そんな子たちが伸び悩んでいく姿を、私はたくさん見てきています。

もちろんコーチや周りの環境もありますが、
伸びない1番の原因は「自分がどうしたいか決められなかった」「目標が立てられなかった」ことにあると思うんです。

がんばりたいと思うことがあったら、まずはゴールを
どこにするか・いつにするか決めて、1日1日を“なりたい
自分への準備”だと思って過ごしてほしい
と思います。

強い目標があれば、自分が調子がよくないときも、
それを糧にまたがんばることができますから。

私がコーチによく言われていたのが「階段を三段跳びすることはできないぞ」という言葉です。オリンピック出場という大きな目標を叶えるためには、「次の代表戦で●秒出す」とか、いくつかのステップを一つひとつクリアしなければいけません。大きな目標を達成するために、小さな成功を一つひとつ積む!地道な努力を続けることが大切です。

Q大会直前は緊張でいっぱいだったと思いますが、
“ここぞ!”という場面での心構えのポイントは?(Sくんのお父さん)

「楽しい楽しい楽しい…」
ポジティブな言葉を頭を埋め尽しましょう

最終的には「楽しもう!」「こんなチャンスないや!」「こんな緊張することってないだろうな」って前向きに楽しむのはどうでしょう?結果を気にし過ぎない。焦ったり、できなかったらどうしようとか考えない。私は多少無理やりでも「楽しい楽しい楽しい…」って言葉で頭を埋め尽くすとか(笑)やっていますよ。

Q伊藤さんがつらかったとき、1番の支えになってくれた
のは誰でしたか?(Mちゃんのお母さん)

いつも変わらない気持ちで、
自分を見守ってくれる存在が支えでした

辞めたいときはもちろんありました。でもそんなときにお母さんお父さんが、いつも変わらないキモチで応援してくれたことで本当に助けられたと思います。いいときも悪いときも「がんばったね」って言ってもらえたのが、ほっとする瞬間だったし、アスリートから普通の自分に戻れる時間でした。コーチもそうでしたが、自分のことを見守ってくれる人の存在が本当に心の支えだったと思います。

Qライバルや周りの環境にとらわれず、本番で“集中力”を発揮
 するために意識していたことは何ですか?(あすなろスタッフ山﨑)

本番の行動を、細か~く
シュミレーションしておきましょう!

私の場合は、常にシュミレーションをすることで集中力を高めていました。レース会場で、何分前からアップを始めて、こういうトレーニングをして・・・・ぜんぶ決めてました。そうすることで、自分のパフォーマンスに集中できる。大袈裟じゃなく、自分の行動を1分単位で決めていたんですよ。

例えば受験だったら「●分前に受験会場に入る」→「席に座って荷物を整理する」→「トイレに行く」→「本番●分前まで勉強する」…そういう細かいことを全部決めておくと、あとはやるだけだから試験に集中できます!決めてないと、当日タイムロスが生まれるんです。今トイレ行っておこうかな?って迷ったりとか(笑)。だからぜひ試験前にはシュミレーションをしてみてください。

Q僕は来年、受験なんですけど・・・
伊藤さんは受験と水泳の大会、どっちが緊張しましたか?(Yくん)

どっちも緊張します!だからこそ
自分に言い訳しないで、入念な準備を。

同じくらい緊張しますね(笑)だって、どっちも勝負だから。だから準備は入念にしたほうがいい。これ以上できません!って堂々と言えるくらいにね。一生懸命やったら結果が悪くても諦めがつきます。逆にどっかでダメだった自分が記憶にあると、それが悔いになって結果を受け止められないものです。“サボっちゃったし”とか“もっとできたな”とか。

今までコーチの言葉で1番響いたのが「人はだませても、自分はだませないよ」というひと言。がんばって勉強したことも、サボっちゃったことも、他の誰でもない、自分が1番わかってるよね?自分に言い訳しないようにやれば、次に進めます。自分に負けないようにがんばってね!

今回、僕も伊藤さんの特別授業に参加させてもらったのですが、伊藤さんの突き抜けた情熱と、
夢を叶えるまでのプロセスは、僕たち大人も学ばせてもらうことが多かったです。

参加された生徒さん・保護者の方からも、「努力の大切さ、目標の立て方がわかった!」
「参加してよかった!勇気がわいてきた」といった嬉しいコメントをいただき、
今回伊藤さんに講師をしていただいて本当に良かったと思っています。

僕たちはこれからも、こうした特別授業などを通して
お子さんの可能性を広げるキッカケ作りに取り組んでいきます。
一人でも多くのお子さんが、夢を叶えるための一歩を踏み出してくれたら嬉しいです。

あすなろグループ代表  井上智嗣

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