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【社会の索引-落窪物語】

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落窪物語
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落窪物語

『落窪物語』とは、10世紀末頃に成立したとされる中古日本の物語です。全4巻から成ります。また作者は不明で、漢籍の引用があり、露骨な表現や下卑た笑いもみられることから、当時の男性下級貴族であろうと言われています。源順、源相方などが候補に挙がっていて、巻四は清少納言が書き加えたとする説までありますが、いずれも確定に至っていないそうです。題名の「落窪」は、主人公の薄倖な姫君が置かれた部屋の名前に由来。美しい容貌を持つ主人公の落窪姫君が、その名の通り寝殿の隅にある、畳の落ち窪んだ陋屋に住まわされて、継母からのいじめにあうという、シンデレラとも似通った構図を持つ継子いじめ物語です。この『落窪物語』は『源氏物語』に先立つ中古の物語で、『枕草子』にも言及があるそうです。恩讐のけじめをはっきりさせているやや単純な筋ながらも、継子いじめの筋を軸に、当時の貴族社会を写実的に描写した物語として評価されています。